フェデラーから学ぶテニスで苦手な人が多いバックボレー3つのコツ! | 北海道のジュニアテニスコーチがテクニックと教育と最新イベントを語るブログ

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北海道在住のテニスコーチが、ジュニア指導のテクニックや、最新イベントを語ります。フォアや・バックハンド・トスが苦手な人はプロの技術を分析して解説!テニス関連の高校進学や日々の勉強との両立、部活に悩むママさん必見です。

バックボレーの重要な部分は、タイミングを覚える必要があります。
 

このタイミングも、

  1. ボールを「狙う」ためのラケットの振り出しのタイミング。
  2. ボールを「飛ばす」ための「踏み込み」のタイミング。


振り出しのタイミングで、自分が思った所にボールを狙えるようになり、踏み込むことでボールに飛距離の調整ができるようになります。

タイミングが合わないから、自分の狙ったところよりボールの「コースがズレて」しまいます。

 

踏み込むタイミングが合わないから「当たりが悪く」なります。

1.左手で引いて右手で打ちに行くイメージ

バックボレーは、タイミングが重要なため、振り出しのタイミングを「わかりやすく」するためなのです。


左手で引くことによって、グリップを握る右手に「余分な力を」入れる必要がなくなります。

このグリップを握る右手に力が入っていない状態で、ボールを打つ瞬間まで待つことによって、細かな振り出しのタイミングが「合わせやす」くなります。

ラケットを右手優先で引くことは、ラケットを持っている「右手に力が入りやすく」なる為、右手に力の入った状態からボールを打ちにいくと「振り遅れやすくなる」のです。

右手がリラックスした状態は、力が抜けているため腕を「正確に動かしやすくなる」からです。

2.ラケットの動きは「ハの字」

腕の使い方は、ボールにスライス回転をかけるために、右手と左手をカタカナの「ハの字」のように動かします。


現在のラケットは、素材の良さもありラケットの反発性が良く、ボールが簡単に飛ばしやすいようになっています。(ホント飛び過ぎ~と思うくらいです)

そのため、腕の動きは「どちらかと言うとボールを切るような」イメージになります。


「ハの字」にするスイングで難しいところ
・ボールの軌道より上からラケットが出てくること。
・ボールを切る動作なので、ラケットの真ん中に当てるのが難しい。
・タイミングがズレていると芯に当たらなく、鈍い(ガシャと)変な当たりがする。

 

そのため、しっかり芯を捉えるためには、振り出しの(絶妙な)タイミングがとても重要なのです。(だからラケットは左手優先で引く)

ボールに回転を加えることは、飛び過ぎるボールのパワーを分散(回転に)させることで、ボールの飛距離を抑えてくれます。

しかも、スライス回転のボールは、相手には打ちにくい(ボールが変化するから)球筋となり、相手のラケットの芯を外しやすくさせられます。

3.押しを加える踏み込みのタイミング

ボレーは、腕と足のタイミングで(セットで)覚えると打つタイミングを取ることが簡単になります。
 

踏み込むことによって、ボールに「押し出すパワー」がプラスされてボールは飛ばしやすくなります。
 


上の画像①で、ラケットのセットと後ろ側(左足)に重心を残す。

②~④で、スイングと踏み込み(体重移動)をセットで行う。

⑤で、フィニッシュと前足(右足)に重心移動させる。

ボレーでは、ボールにパワーを加えるのは、足の踏み込みで(腕力じゃなく)行う必要があります。

踏み込みでパワーを加えることが「短いスイング」でボールを飛ばしてくれるのです。
(後ろまでラケットを引かない為に)

ボレーは「腕のスイングで」ボールを飛ばすクセをつけてしまうと、大振り(ラケットを引き過ぎちゃう)になり、打点がズレやすくなり、ボレーが「不安定に」なってしまうのです。

まとめ

  • ラケットは、左手を主動で引くようにする。
  • スイングは、回転をかけるためにハの字。
  • ボールへのパワーは踏み込みで行う。
  • 腕と足をセットでタイミングを覚える。