JRも第三セクターも2,440円で乗り放題!?あきたホリデーパスは7月16日から発売されます。

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国内旅行

第三セクターも含めたフリーパス

秋田では秋田県内のJR路線と第三セクターの鉄道路線が1日乗り放題となる「あきたホリデーパス」が、2020年7月16日から9月27日まで発売されます。
JR路線だけでは無く第三セクターの鉄道路線も乗り放題という所が”ミソ”で、なかなか魅力的な周遊きっぷとなっています。
秋田県というと首都圏から遠いイメージを持つ人もいるかも知れませんが、実は秋田新幹線を使えば東京からも1本で行けます。
きりたんぽ比内地鶏稲庭うどんなど美味しいものもたくさんあります。
他の観光地ほどに有名では無い分、今夏旅行先には最適かも知れません。
そこで今回はこのあきたホリデーパスを紹介します。

経済的な打撃を受ける秋田県

秋田県は県内では新型コロナウィルスの感染者が余り多く出ていないにも関わらず、首都圏などからの来県者がぱったりと途絶えて、観光業・宿泊業は深刻な打撃を受けています。
もちろん県としても厳しい状況を放ったらかしにしている訳ではありません。
大きく冷え込んだ県内の観光回復を支援する為に、秋田県では6月3日から県民向けにプレミアム付き飲食・宿泊券を販売するなどの施策を実施してきました。

プレミアム付き宿泊券

秋田県の発行するプレミアム付き宿泊券・飲食券は秋田県が6月3日より県内在住者向けに始めた地域経済の支援施策です。
第1弾が6月3日~6月12日、第2弾が6月22日~7月3日に実施されています。プレミアム付き宿泊券は、販売価格2,500円に対して額面5,000円の宿泊券を購入できるというものです。
宿泊券を半額の価格で購入できるということになります。
プレミアム付き宿泊券は1人最大5枚まで購入することが可能で、総発行数は第1弾、第2弾と併せて40万枚となっています。
プレミアム付き宿泊券については2021年2月28日まで利用可能です。

プレミアム付き飲食券

プレミアム付き飲食券は、額面1,000円の飲食券が4枚付いたシート(4,000円相当)を2,800円で購入することができます。
秋田県内の対象店舗で飲食代の支払いに使うことができます。
飲食券は1人最大3シート(12,000円相当)まで購入することができ、総発行数は533万枚となっています。
6月10日から発売され、秋田県在住の人であれば9月15日まで申し込むことができます。
プレミアム付き飲食券は2020年9月30日まで利用可能です。

あきたホリデーパス

プレミアム付き宿泊券・飲食券は秋田県在住者しか利用できませんが、全国の人がお得できるのが今回紹介する「あきたホリデーパス」です。
JR東日本(東日本旅客鉄道)は冬季期間の企画乗車券として発売していた「あきたホリデーパス」を、2020年については夏にも発売することを明らかにしました。
あきたホリデーパスは、秋田県内を走るJR東日本路線や第三セクター鉄道などの普通列車と快速列車について、普通車の自由席が1日乗り放題となるチケットです。
新幹線を含む特急や急行列車と、全車指定快速の「リゾートしらかみ」に乗車する場合には特急券、急行券、指定席券などが別途必要になります。
発売金額は大人料金が2,440円となっています(こども料金は1,220円)。
JR東日本の会員制クラブ「大人の休日倶楽部」の会員であれば1,880円で購入できます。
対象エリア内のJRみどりの窓口指定席券売機びゅうプラザで購入することができます。

●パス名称 あきたホリデーパス
●発売期間 2020年7月16日〜2020年9月27日
●利用期間 2020年7月23日〜2020年9月27日の土休日
※2020年8月8日〜2020年8月16日間は毎日
●販売金額 2,440円(こども1,220円)

対象区間

あきたホリデーパスが利用できる対象線区は次のとおりです。

JR東日本
●奥羽本線 院内~大曲~秋田~東能代~大館間
●田沢湖線 田沢湖~大曲間
●羽越本線 象潟~秋田間
●男鹿線 全線
●五能線 東能代~能代間
●花輪線 湯瀬温泉~大館間

由利高原鉄道
●鳥海山ろく線 全線

※鳥海山を望む子吉川沿いを走っている路線です。

秋田内陸縦貫鉄道
●秋田内陸線 全線

※里山の中を走るようなのどかな田園風景が楽しめる路線です。

秋田駅から大館駅まではJRの奥羽本線を使って片道だけで1,980円掛かります。
秋田駅から田沢湖駅まででも片道1,690円です。
これだけでもあきたホリデーパス2,440円という金額がお得だということが分かると思います。
秋田内陸縦貫鉄道も鷹巣駅から角館駅までを乗ると片道1,700円掛かるのでやはりかなりお得と言えます。

まとめ

あきたホリデーパスはJR東日本が中心となって、JRだけでは無く秋田全体を盛り立てて行こうという思いを持って開発されているフリーパスです。
普段中々乗る機会の無い、地方の第三セクターの鉄道に乗って見るというのは、鉄道マニアで無くても興味深いスタイルになるのでは無いでしょうか。
秋田県に興味のある人は是非検討してみて下さい。
今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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