塗装作業、無駄に汚さないためのコツ

こんにちは!KEN塗装の八木田謙二です。

今回は塗装作業で無駄に汚さないためのコツについて

私の考えを綴ります。

 

まず、塗装をすると汚れるのは当たり前!汚れてナンボ

とお考えの方はスルーして下さい。

私が思うに、塗装作業で汚すことに慣れてしまうと

確実に周囲の物も汚していく可能性が高くなる傾向にあると思います。

その理由は、軍手・作業着に塗料が付着したときに

仕事着の嵩張りまで計算できていればいいのですが
足場で必死に移動したりしているとそこまで意識する事は難しくなります。
そのついてしまった塗料が周囲に汚染を拡げていく悪い循環が起こります。
そういったこともあり、私は極力汚さない、汚した自分の場所は把握して

ついたらすぐ拭き取り乾かすようにしています。

 

また、軍手が汚れたまま道具に触れるとすれば

ローラーと刷毛とスプレー程度にして、
他の道具は綺麗な手袋で扱うようにしています。
あまりよその職人さんでこういった事を意識している方には

巡り合いません。(仕方ありません!)

 

凄い場合ですと、手伝いで行ったときなのですが

そこの職人さんが塗料を段取ってくれて
渡された缶の中にローラーの持ち手の部分が

塗料でドップリ浸かっていて「これでお願いします」と

満面の笑顔で頼まれたときはヒェーと思いました。

一応、相手に見えないところで浸かった部分をサッと拭いてから

作業しましたが…。

朝1番で自分の手を汚してしまうのにはさすがに抵抗を感じました。
この"持つ所を汚してしまう"というのは良いことではないと考えています。
その理由は、本来、塗装の際には毛の部分のみ塗料が含まれていれば
後は必要な圧力を接地させた箇所に掛け引いてくればよいからです。

 

こういったことは色々な考え方があると思いますが、

とにかく速く・生産性を上げるのみという考え方を軸にしてるところでは

全く持ってお相手にして頂けません…。
(私が汚れるのが嫌なわけではないのです)

 

塗装業に入って5年位の頃に、

とある職人さんが
「塗るのに持ち手やトジが汚い職人は仕事も汚い!」

とおっしゃっていましたが、

今考えるとそういう事も言えるなと思う時がございます。

 

まぁ、なんだかんだでコストを抑えないと仕事を受注出来ない、

職人の生活を守らなければいけないということで

そういう仕事をしなければならないというのも理解できますので

否定はもちろんいたしません。
そういう場合は、私もみんなで一緒に笑顔で仕事をする事を

第一にするようにしております。

 

話を戻しますが、

汚さないコツは豆に掃除する、意識を変える、普段から綺麗にしておく

という事です。

吹き付けやローラーを扱って仕事をすることで

塗料の跳ねっ返りを浴びるのは仕方ありませんが、
ちょっとの気遣いで汚れなくていいところは汚れなくなる

という事をお伝えしました。
今回も最後までお付き合い頂きありがとうございます。

それではまた!👋