築古大家の不動産DIY日記

築古大家の過去の経験談中心に書いています

空室が埋まらないのは誰のせい

空室が埋まらないのは誰のせい不動産賃貸で避けて通れないのは空室問題です。ウチは借り上げの家賃保証でやっているので全く心配ない、というのであれば本当の運がいいです。レオパレス21大東建託など大手の賃貸住宅ハウスメーカーは、軒並み家賃の減額交渉をしていたようで、交渉がまとまらなければ、家賃保証契約を打ち切ることまでやっていたようです。

 

都心の新築または中古の築浅物件であれば、賃貸の人気も高く入居付けには困らないかもしれません。ただし、賃貸物件の需要以上に供給があるようで、供給過多となり家賃の減額やフリーレントをつける、または広告料の増額など金銭的負担が増えるかもしれません。

 

賃貸管理を委託しているのだから、管理を受託している不動産業者がしっかりと賃貸募集をしていないから決まらないとも考えてしまいます。賃貸管理費は賃貸入居が決まり、大家さんに家賃が入るようになって、その家賃から5%前後が管理費として計上されます。

 

賃貸管理を請け負っている不動産業者は、空室のままで入居が決まらなければ、管理費が入らなくて困ってしまうのでないでしょうか。実は空室は不動産業者にとって大した問題ではありません。

 

入退去があれば、その際に原状回復リフォームをして、また入居があれば仲介手数料や広告料が入ります。リフォームをすればマージンで利益をあげ、入居では仲介手数料と広告料で利益を上げています。

 

不動産業者にとって、空室はビジネスチャンスでもあるのです。賃貸契約にならなければ仲介手数料や広告料が入りませんが、入居が続けば賃貸管理費を、更新時には更新手数料で利益を上げています。

 

不動産業者にとっては入居が続いても、空室になってもどちらでも利益をあげ、損失が出るようなことほとんどありません。ただし、大家さんにとって空室になってしまうと家賃が入らなくなり、リフォーム費用を負担して、次の入居時には家賃を下げ広告料を支払うことになります。

 

大家さんとしてリフォームをして広告料を出すのだから、決まるのは当然であり、空室なのは不動産業者がしっかり募集していないからだと思います。これはある意味では当たっています。賃貸管理を委託している場合、その不動産業者が元付となって賃貸募集をする場合と、その不動産業者だけで賃貸募集する場合があります。

 

不動産業者は賃貸管理で管理費をとっているのであれば、賃貸募集に力を入れる必要はありません。賃貸管理がメインでなければ、賃貸仲介に力を入れているかもしれません。賃貸仲介をメインにしている不動産業者で最前線の営業担当が物件を紹介しているのか。

 

賃貸仲介の営業担当が、積極的にお客さんに紹介したくなるような物件や条件があるのか。大家さん自身が、できる限りの条件を整えて賃貸募集依頼をかけているのか。この条件とは、物件のリフォームをして、適正家賃または割安だと思われる家賃で募集依頼をすることです。

 

さらに大家さんが不動産業者に担当ボーナスをつけるようにすると、会社の方針はどうであれ個人として営業担当が頑張ってくれたりします。大家さんは物件をリフォームして不動産業者に賃貸募集依頼をして、不動産業者の営業担当がお客さんに紹介した時に決まりやすく条件を整えることをしなければなりません。空室で困るのは大家さん自身で、不動産業者ではありません。

 

 

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