燃料タンク内の空気圧調整バルブの作成・取り付け
社外品の燃料タンクに純正の燃料キャップを使用したところ、空気が入らずに燃料供給が停止してしまうトラブルが発生
そこで、空気の取り入れ用バルブを取り付ける事にした。
また、取り入れ口を兼ねて、気化したガソリンをチャコールキャニスターに送る事を試みる。
バルブ製作の材料は、草刈機の壊れたキャブレターから部品を外して流用
(画像中矢印の部品)
使用する部品を取り外した状態
二つの部品を合体させて作る。
キタコのホースクリップも購入
右側の部品が入る穴を、左側の部品に開ける。
右側の部品の下部にも穴を開け、空気の通り道を作る。
部品をL型に組み合わせる。
エポキシ系接着剤で、空気が漏れない様に接着
エポキシパテで頭頂部の形を作る。
(硬化してから、紙やすりで成型)
参考までにこの工具、細かいパーツの作成(特に半田付け)にとても便利
タンクと同色で塗装して、バルブの完成
バルブの根元に取り付けるゴム製のOリングも購入
自作したバルブに使用する部材
M5のワッシャは、M6のバルブに合わせタッピング
100均で買ったコードフックを加工して、ホースを固定する部品を作る。
ホースが通るトンネルを作り余分をカットし、全体としても大きすぎるので削って小さくしてみた。
バルブを取り付ける穴をタンクに開ける。
5.5mmのドリルで穴を開け、タップでM6のネジ山を切った。
ワッシャーとチューブ取り付け金具を、エポキシ系接着剤で貼り付け塗装する。
当初はコックを裏側からナットで固定する予定だった。
しかしワッシャとタンクのタッピングのみでソコソコ強固に固定出来たので、ナットは使用しなかった。
バルブとホースを取り付けて完成
ホースの先端は、車体にあるチャコールキャニスターと接続する。
本来なら、外部から見えない部分にバルブを付ける方がスマートだと思う。
(純正タンクは裏側からパイプを刺し込み、タンク上部の空気を出し入れしている)
しかし私の目指すスタイルは、「昔のバイク」なので、敢えて不格好な方法を採用してみた。
「昔だったら、こんな変なパーツをタンクに付けちゃってるバイクもありそうだな」との、個人的な偏見であるw
小さなパーツなれどメカっぽさが演出出来て、私としては大満足の出来栄え。