現役言語聴覚士と理学療法士による京都ぶらぶら日記(常盤訪問リハビリテーション スタッフブログ)

京都市にある訪問リハビリテーション所属の言語聴覚士・理学療法士が日々思う事や、皆さまのお役に立つ情報を発信するブログ。

大富豪ビルゲイツも自閉症だったって本当!?言語発達について基礎から学ぼう!その⑨ and 『突撃!隣の晩ご飯』シリーズ

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突撃!隣の晩ご飯シリーズ!
今夜の夕食は『親子丼』と『にんじんとピーマンのゴマ味噌和え』
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皆さん、お元気ですか??





今日はパッとしないお天気でしたねー(`・ω・´)




さて

今日のブログは、、






子どもの言語発達障害について学ぼう!第9回です!!








毎日コロナウイルスの話題で持ちきりですが。。








切り替えていきましょう(*・ω・)ノ








今回は






『言語発達障害の評価・診断』について






の続きになります!








さっそく、はじめていきますね(^^)/







言語障害の評価・診断を行うにあたっては、





ことばの




理解面、表出面のレベルを把握して、





同年齢の子ども達と比較し、遅れの有無を判定します。




そして、




遅れのある場合には、その原因を調べることが必要となっていきます。





評価・診断は、両親や周りの方々からの、



情報収集と直接的な検査によって、行います。








今回は、直接的な言語発達検査について。。




まずは言葉の理解面と表出面に分けて評価を行います。




そして、語彙力・統語力・質問−応答行動などの発達レベルを判定します。



また、


言語発達の基盤としての物の操作能力、色や形の弁別などについても評価を行います!






言語能力の評価に、物の操作や色、形などの認識も必要になってくるんですねー( ・∇・)





具体的な検査法としては、



『S−S法』、『LCスケール』『ITPA診断検査』などが挙げられます。






ここまでは、基本的な検査。



これ以外にも、



さらに詳しい問題を見つける為の『掘り下げ検査』というものがあるんです!!





この『掘り下げ検査』というのはですね。。




ある程度の基準を超えた子どもに行うことができます。






その基準とは、



生活年齢が5歳以上、知的発達も境界線以上、一応日常のコミュニケーションが可能。




えっ、これなら検査の必要ってあるの??




って思いますよね。





ここで引っかかるのが、最後の『一応コミュニケーションが可能』という所。




どんな問題が挙がってくるかというと、





①なんとなく話にまとまりが無く、
 最後には何を言っているのかわからない。 





②こちらの質問に対しての応答がちぐはぐ。





③単語や短い文章でしゃべる。




④就学してからも平仮名が覚えられない。




⑤数字の学習が進まない。




など。。





掘り下げ検査には、様々な種類があり、




その子どもの問題にあった検査を選んで行います。





以上が言語発達検査となります。






これらの検査で得られた情報から、その子どもの言語特徴を整理し、言語発達レベルを判定します。





そして生活年齢と比べて、遅れや歪みの有無を判定します。





遅れや歪みがある場合は、その要因を挙げて、総合的に判断することになります。





これがいわゆる『診断』になるんですね!






ただ、小児の場合には、発達過程にあるので、最終的な診断を下すことが難しい場合が多いです。




なので、今日の検査結果は、




現在における暫定的な診断と受け止めて、




慎重に訓練や指導を進めていくことが大切であると思います。





どうでしたか、皆さん(・∀・)





子どもは日々成長するものであり、


今はここまでは出来る、とはわかっても



今後ここまでしか出来ない、とは決めれないってことなんですね。




だって子ども達は、日々成長・発達してますから!





だから私たちは、これからも希望を持って、




お父さんお母さん達と一緒に、




子ども達の成長を見守っていけたらと思っています(・∀・)






以上で今回のブログは終わりたいと思います!





次回は。。。



発達障害の特性に応じた訓練・指導・助言について』



書いていきたいと思います。





また不定期になってしまうのですが、




次回も読んでもらえたら幸いです!









寒暖の差が激しい時期ですので、皆さまご自愛くださいませ(・∀・)






今後も、日々感じた事や、皆さまのお役に立てるような情報を記事に出来たらと思います(^^)

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