香水と心のこり | アオイロの恋

アオイロの恋

唯一無二のダイヤモンド、中澤卓也君の魅力を語ります。

 

 こんな柄の浴衣見たことない(笑)。
 でも似合ってる!!



歌ごころ#031『香水』瑛人
これは卓也君の「おうちlive vol.6」で初めて聴いた曲だった。


誰にでも一度は似たような経験がありそうな歌詞。そのせいか聴いていても共感出来るようで素直になれない・・みたいな、やや複雑な気持ちにさせられる。

 

最初、卓也君とはちょっとイメージが違う気がして違和感があったけど、なぜだか耳から離れない。正確に言えば耳が離さない感じ?

あれ・・って思ってるうちに、私の中でいつの間にか卓也君の曲になってた。こういうことって、ある。


なので、いっそのこと卓也君が実体験を歌ってると妄想して聴いてみることにする。いちファンとはいえ、やはり好きな相手のことだから胸が痛むけどそれがまた良い(Мか?笑)。


忘れられない香りがテーマの曲だけあって、香水以外にも海とかタバコとか「匂い」を連想させるようなツールが出て来る。よく知ってると思っていた人の、自分の知らない仕草なんかを見てショックを受けるということはよくあると思う。それは官能的な部分とつながってる気もする。


香水、レモンサワー、タバコ、苦い味、kiss ・・
彼の声が誘う、リアルと妄想が入り混じった世界に抱きすくめられる。

これだからやめられない。


前述した「おうちlive vol.6」がとても印象に残っていて、その時は『香水』の次に披露されたのが絢香さんの『三日月』だったから、最近はこの二曲が頻繁に脳内でリピートされている、もちろん卓也君の声で。

 

 

 

 

 


8月1日放送の『人生、歌がある』。
トリビュートは細川たかしさん。

期待してはいたけれど、卓也君がうたったのはなんと、細川さんのデビュー曲にして大ヒットした名曲「心のこり」(しかもベイビー・ブーのコーラス付という贅沢さ!)。何度繰り返して見ても、思わず「待ってました!!」と声をかけたくなってしまう。大好きな曲でもあるから最高に嬉しかった。

 

イントロのドラムを聴いただけでもう心躍る感じが止まらない。その上歌い出しが一度聞いたら忘れられない「わたしバカよね~」なのだから洒脱にもほどがある(笑)。何十年経っても新鮮さを失わない名曲は最初から最後まで隙が無いなあと、この曲を聴く度に思う。多少うろ覚えでも、一度口ずさめば軽快なメロディに導かれるようにするすると歌詞が出て来るから本当に不思議だ。


卓也君の「心のこり」は、力まず程好くライトな感じがとっても良かった。ひとりきりだったらもっと濃くうたったのかも知れないけど(私の想像ですが)、他の人の声(コーラス)を聴きながら楽しそうにうたう卓也君を見ていると幸せな気持ちになるから、とても満足だった。


私の認識では、細川たかしさんの歌世界は、演歌・歌謡曲のスタンダードであり同時に革新でもある。というか、本来は革新こそが演歌・歌謡曲だったのかも知れない。それに御本人もお話されていたけど、バラエティとの共演という点でも新しくて明るくて自由で、今思えばいかにも70年代半ば的気風に溢れていたのだ。


同じくトリビュートでは、福田こうへいさんの「津軽じょんから」が素晴らしかった。この曲はテンポ感が意外に速く、たたみ掛けるように歌われる歌詞によって立ち上がる荒波と吹きすさぶ雪景色が圧巻だ。

 

「さだめ川」の市川由紀乃さんも、しっとりと儚い大人の色気が匂い立つよう。私の印象ではこの楽曲の演奏が特に美しく、イントロから始まるストリングスの響きがたゆたうように歌心に寄り添い流れてゆく。


今回、久しぶりに生バンドによる演奏だったけれど、由紀乃さんの「さだめ川」に限らず、この番組は演奏者がちゃんと歌手の方を見て伴奏をしてくれているのがよく分かる。恥ずかしながら私も卓也君が司会をするようになるまで気付かなかった事なのだが、こういう部分を見ていても、歌い手の魅力を引き出し、出来る限り良い歌を視聴者に届けようという番組のポリシーが十二分に伝わって来る。最初の曲についての紹介だけでなく、歌い終わったあとにもそれぞれ歌唱についてのトークがあるのも丁寧で感じが良い。


彩青(りゅうせい)さんの「津軽三味線ひとり旅」。

トリビュートでも師匠の「佐渡の恋歌」を披露していたけれど、この新曲、こぶしの難所もいっぱいあるし、最後まで声を張って歌わないといけないから大変だと思う。しかし見事な歌唱には手に汗握る快感があった。彩青というお名前は本名なんですね。ちょっと羨ましい。


最後は細川たかしさんの「二〇二〇 イヨマンテの夜」。余裕のある声量と安定したピッチ。民謡という、伝統歌唱の奥深さと革新を追及してきたベテラン歌手の、至芸ともいうべき圧倒的な歌唱だった。


トリビュート以外でも、クミコさんの願いを込めた「一本の鉛筆」。美空ひばりさんのカヴァーだが、生で聴いたならさぞかし素晴らしいだろうなあと思った。


井上芳雄さんの尾崎豊「I LOVE YOU」。この曲はもうラブソングのスタンダードなのだなと、今更だけどそう感じる。尾崎豊がもしも存命だったなら、これほど他の人にカヴァーされることもなかっただろうから、本当に歌の運命というのは分からないものだとしみじみ思う。尾崎を意識した(たぶん)衣装のTシャツが眩しかった。


今月のマンスリーの天童よしみさん。5週もあるということで楽しみ。出来ればデビュー曲の「風が吹く」を歌ってほしいけれど、実現するだろうか。

 


他にも素晴らしい歌とパフォーマンスが満載だったのだけど、今週はこのへんで・・




(最後まで読んでくださった方、ありがとうございます!)