今回の記事は
老後は持ち家と賃貸どっちが得か?
と言う記事になります。
記事の内容になりますが、老後の生活を迎えるにあたり持ち家と賃貸のどちらが得なのかに関して考えていきます。
老後の生活をするにあたり、極力、お金はかけたくないものなので、賃貸料がかからない持ち家がお得のような気がしますが
実際に持ち家を持つと、維持費や固定資産税などの費用が重くのしかかることになります。
それでは、賃貸の方が賃貸料はかかるものの、ご近所トラブルなどがあれば引っ越しが自由にできるメリットあり、賃貸の方が良いのかと言うとそうでもありません。
歳を取ってくれば、引っ越し費用もバカになりませんし、高齢になれば、引っ越し先を探すことも困難になります。
上記を踏まえ、老後の生活を楽しく送る為には、
持ち家がいいのか?
賃貸がいいのか?
に関して記載していきます。
詳細は以降に記載します
以降目次です。
前回までの記事は、
老後の年金はどのように増やすことができるのか
と言う記事になります。
記事の内容になりますが、老後破綻を起こさない為に老後の収入源である公的年金をどのように増やしていけるのかを考える必要があります。
ただ、単純に何もせず(掛け金も増やさず)「年金額を増やしたい」と考えると、年金の繰下げ支給を行うくらいしか方法はありません。
要するに、65歳から受給できる年金を70歳や75歳などに切り下げることで年金額を増やすことが可能です。
70歳まで繰下げれば、将来受給できる年金額が42%増額し受給できることになります。
また、75歳まで繰下げれば、84%増額となります。
とても、素晴らしい制度と思われますが、年金の受給年齢を5年や10年引き下げれば、その間の収入源をどうするか考える必要があり、正直現実的ではありません。
それでは、老後の年金を増額させるためには、どのような方法があるのかを
自営業の方の第1号被保険者
会社員や公務員の方の第2号被保険者
専業主婦の方の第3号被保険者
ごとに、どのような方法で年金額を増やすことができるかを記載しています。
将来の年金額の増やし方に興味を持たれました下記の記事を確認してみて下さい。
また、前回までの記事も気になるものがあれば、こちらもよろしくお願いします。
前回の記事
持ち家の方のメリットとデメリットは?
持ち家のメリットは?
持ち家を購入する上でのメリットになりますが、住宅ローンの返済が完了していれば、維持費や固定資産税がかかりますが、賃貸料はかかりません。
また、持ち家ですので、持ち家の資産価値が高ければ、高値で売却することもできます。
持ち家を、高値で売却ができるのであれば「リバースモーゲージ」も使用可能です。
リバースモーゲージを簡単に記載すると、
高齢者の自宅(不動産)を担保に一括又は、年金の形で融資を受けることができます。
その為、財産を残したくない方(子供がいない方)には、向いている制度になります。
また、持ち家の方は、賃貸がかからない以外の持ち家のメリットは自分の好みの間取りができる為、老後は、バリアフリーなどのリフォームをすることが可能になります。
また、賃貸のように引っ越しをすることもないので、引っ越し代はかからないなどのメリットがあります。
持ち家のデメリットは?
実際のところ持ち家では、住宅ローンが完済していればいいですが、完済できていなければ、会社退職後も住宅ローンの返済が必要です。
住宅ローンの返済は、退職金などで一括返済も可能ですが、昨今では、5人に1人が退職金をもらうことができません。
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また、退職金に関しても年々と平均の退職金額も減少している状況であり、楽観視できるような状態ではありません。
また、住宅ローンの返済が完済していたとしても持ち家の方は
毎年の固定資産税
マンションの方は、管理費や修繕積立金
一戸建ての方は住宅の維持費(リフォーム代)
などの費用が掛かることになります。
また、持ち家を売却しようとしても、思った値段で売却ができないなどのリスクもあります。
さらに、ご近所トラブルなどがあっても、持ち家の場合は、簡単に引っ越しも出来ません。
地震や火事などで持ち家に損害があった場合は、実費での修理となり、金額面でも大変な費用が掛かります。
また、火災保険や地震保険などに加入することにより、自然災害などのリスクは、回避できたとしても、保険料がかかるので金銭面でも負担がかかります。
賃貸の方のメリットとデメリットは?
賃貸のメリットは?
賃貸のメリットは、ずばり、引っ越しが簡単にできると言うことではないでしょうか。
ご近所トラブルなどが起きた場合、持ち家の場合は、引っ越しをしたくても直ぐに引っ越しも出来ません。
また、持ち家と違い、住宅ローンなどに縛られることもありません。
賃貸料は、勤めている会社で福利厚生を受けることもできるので、賃貸料も抑えることができます。
賃貸の場合は、賃貸料の更新などがありますが、固定資産税の支払いもありませんし、設備の交換や修理費用は掛からず、賃貸料以外の出費は抑えられます。
賃貸のデメリットは?
持ち家ではないので、一生、賃貸料がかかることになります。
また、借家になるので、家の作りを変更(リフォーム)することはできませんし、壊してしまったりしてしまえば、修理費などを支払うことになります。
住んでいる住宅は、賃貸ですので、一生、その家に住めるわけではないので、いつかは、引っ越しをしなければいけなくなります。
引っ越し代もバカにはなりませんし、敷金礼金なども考慮する必要があります。
さらに、高齢になれば、契約の更新ができなくなるリスクもあり、また、引っ越し先を探したとしても受け入れ先がないリスクが発生します。
持ち家と違い固定資産税は発生しませんが、更新料が発生する必要もあり、不動産屋さんや大家さんと交渉をする必要があります。
老後の生活にはどちらが得なのか
これは、私の私見にはなりますが、持ち家でも賃貸でもそこに住む方のライフプランによりけりですのでどちらが良いとは言えません。
それぞれのメリットやデメリットがありますので、持ち家がいいのか、賃貸がいいのかは今後の生活プランを考えて計画をしてみて下さい。
持ち家は、老後までに住宅ローンの返済が完了していれば、住宅への費用は抑えることができますが、毎年固定資産税を引かれることになります。
また、自然災害に備え、火災保険や地震保険の加入も必要になり、維持費(リフォーム代)でもお金がかかることになります。
賃貸に関しては、引っ越しがいつでもでき、修繕費や修理費などはかかりませんので維持費はかかりません。
しかし、賃貸料は一生かかりますし、会社勤めの時は、会社の福利厚生で家賃補助があったとしても退社した場合は、福利厚生はありません。
老後は、引っ越しをする体力も厳しいですし、引っ越し費用もバカになりません。
また、高齢者の方では、更新を拒まれ住むことができない、また、保証人になってくれる方がいないので賃貸を貸してくれないなどなどの問題もあります。
老後は、どのようなライフプランとなるかは、それぞれになりますので、自分は、どちらが良いのかを考え
持ち家にするか
賃貸にするか
を考えてみてはどうでしょうか。
今回の新型コロナウイルスの感染拡大などのリスクを考えると、持ち家は、非常に危険なのかもしれません。
給料の減額やボーナスのカットなどがいつ起きるかもしれません。
そのことを考えると、資産を持つということは非常リスクを背負うことになります。
しかし、無茶苦茶な住宅ローンをくまず、老後までに住宅ローンを完済することができていれば、持ち家も非常に有意義なものと思われます。
なので将来のリスクを踏まえどのようにしていくかは考えるべきと考えます。
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最後に:持ち家と賃貸どっちが得か?
どうでしたか?
持ち家と賃貸どっちが得か?
に関して記載しました。
持ち家か賃貸のどちらが得かは、それぞれの考え方によると思います。
持ち家と言う資産を持ちたいと言うのであれば、購入を勧めますし、資産を持つリスクを背負いたくないと言うのであれば、購入をしなければよいと考えています。
どちらも思うのですが
持ち家の方は、必ず、定年退職をするまでには、住宅ローンは完済しておかないと非常にリスクを背負ことになります。
賃貸の方は、若い時はいいのですが、高齢になると、賃貸の更新を行ってくれない、次に住む家が見つからないなどの問題もあります。
また、家賃は、一生ついて回ってきます。
なので、持ち家、賃貸のメリットとデメリットを十分に検討し、自分の老後は、どうしていくべきか検討してみて下さい。
くれぐれも、老後に向けては、無駄な出費は抑えて行きたいものです。
皆さんは、どのように思いましたか?
コメントがあれば、よろしくお願いします。
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