今回は、自分で作る年金、自分年金に関して記載します。
そして、聞きなれない言葉かもしれませんが「カウチポテトポートフォリオ」と言う運用方法に関して、記載します。
1. 自分年金とは?
自分年金とは、簡単に言うと、自分で運用する年金です。
運用方法は、主に投資信託、株式、外貨、国債、保険などで運用します。
投資信託などの商品は、預金などと違い、投資ですので、損をするリスクがあります。
それを理解しながら実施することをお進めします。
1.1 リスク(損をする)に関して理解する
損をするリスクを排除するのならば、国債や預金、元本保証の保険を購入することをお勧めします。
しかし、元本が保証されている商品は、正直、運用利率は良くありません。
物価上昇率などを考慮すると、本当に利益は出ているのかは、疑問に残ります。
300万円で、0.05%の運用利率(税引き前の国債の最低金利)で考えると、
年間1,500円のプラス
になります。
非常に少ない金額です。
しかし、2019年度の消費者物価指数(0.5%)を考えれば、もらった預金以上の物価が上昇することになり、銀行等の預金が全く利益にならないことがわかります。
要するに、去年まで1,000円で買えたものが今年は、1,005円でないと買えない状況を考えて下さい。
なので、銀行などの利子では、物価上昇率を考えると、損をしていくだけと言うことがわかります。
消費物価指数(0.5%)を考慮しても銀行で1,000円預金したからと言って、5円の利息は付かないですよね。
正直、何もしていないよりかはましかもしれませんが。
銀行などに預金をしていても、所詮は、こんなものなのです。
しかし、今回の自分年金は、老後の為の資金運用です。
すぐに、使用する資金でもありませんので、ある程度のリスクを背負って実施してもよいのかと思います。
新型コロナの話は置いておきますが、
S&P500に関してみれば、基準価額の上下はありますが、運用利率が5~9%と言う驚異の数値をたたき出していますので、将来の資産運用には最適かもしれません。
日経平均はと言うと、アベノミクスで上昇はしていますが、S&P500と比べると、魅力に欠けてしまうのも事実です。
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2. それでは、なにを購入すればよいのか?
では、自分年金を運用するにあたり、何を購入するかです。
先ほど、記載したS&P500関連の投資信託にすべて資産をつぎ込んでもよいですが、今回のような、新型コロナのようなリスクがいつ発動するか分かりません。
なので、S&P500のみで運用していた方は、ものすごい、含み損をしているものと思われます。
iDeCoやつみたてNISAで老後資産を作っていた方も、びっくりするくらいの負債を抱えているのではないでしょうか。
私も、会社の持ち株制制度や企業年金の運用利率など、今は見たくはありません。
洒落にならない、含み損のはずです。
それでは、どうすれば、リスクを減らせるか。
減らせる運用はないのかと言うことになります。
そこで、カウチポテトポートフォリオ:Couch Potato Portfolio と言う考え方がありますので、
2.1 カウチポテトポートフォリオとは
米国のコラムニストであるスコット・バーンズ氏が提唱している資産運用法です。
まさしく外人的な発想ですが、「ソファ(カウチ)に寝転んで(ジャガイモのように)長時間を過ごす人」のことを指します。
要するに、怠け者です。
そんな人でも安全に運用できる方法になります。
簡単に記載すると、
資産の半分を株
残りの資金で国債
を購入する運用方法です。
国債を債券にしても問題ありません。
購入する株に関しても、日本、先進国、新興国関連で50%、
日本債券、外国物債券、国債などで、50%などにする分散投資をすることをお勧めします。
2.2 元本を保証するものではありません
カウチポテトポートフォリオの運用は、損をするリスクを抑えるものであり、元本を保証する物ではありません。
カウチポテトポートフォリオの運用で代表的なところはと言うと、我々の年金を管理しているGPIF:年金積立金管理運用独立行政法人です。
こちらは、5年に1度見直しを実施していますが、2020/3/31時点で下記のように変更すると発表がありました。
変更前
国内株式:25%
外国株式:25%
国内債券:35%
外国債券:15%
変更後
国内株式:25%
外国株式:25%
国内債券:25% ◎
外国債券:25% ◎
今回の変更は、株式の比率は変えず、配当金の高い、外国債券の比率を上げ、国内債券の比率を下げたというところでしょうか。
しかし、今回の新型コロナショックでは、GPIFも信じられないほどの含み損を出しているのも事実です。
黒字の時は、さほどニュースにもなりませんが、含み損を出すとそれ見たことかのようなたたきっぷりです。
今現在の価格で売却しているわけでもないので、そこまで言われる筋合いがあるのかとも思います。
今後は、今回のポートフォーリオを変更したことにより、年金の運用がどうなるのかは見ものです。
念のため、新型コロナでの年金の運用結果に関する記事を記載していますので確認してみて下さい。
◎新型コロナでの大打撃を受けた時の運用結果
3. 最後に:分散投資は、絶対的なのか?
どうでしたか?
これは、私の持論ですが、老後の資産は、国民年金、厚生年金以外にも、検討は必要です。
企業年金や確定拠出年金、持ち株、財形年金、一般財形など実施して自分年金を構築している方もいます。
さらに、自分で運用する自分年金でさらなる老後資産を増やすことを検討してみて下さい。
今後は、年金がどのようになるかもわかりません。
年金の財源が減り、いつ年金が減額、受給する年が変更になるかもわかりません。
その時のために、自分の老後は自分で守るくらいのリスクを考えておく必要があります。
将来、「あの時、貯蓄しておけば!」など後悔はしたくないものです。なので、今のうちに実施していきたいです。
今回、紹介したカウチポテトポートフォリオが絶対とは思いません。
なぜか、投資の神様 バフェット氏は、投資信託などは買ってはダメと言っています。
要するに、分散投資などは進めていない方なのです。
では、分散投資は、ダメなのかと言うとそうでもありません。
分散投資は、リスクを軽減させているものです。
バフェット氏は、100年後もその会社が存続している会社を買うと言っています。
絶対的な自身なのでしょうか。
私も、そのような銘柄を見つけてやると思い、色々、見てきましたが、そのような銘柄はいまでも、発見できていませんし、今後も見つけられるか自信はありません。
私には、そのような、千里眼は、持ち合わせていませんし、そこまで、株式相場で生きていこうとも考えていません。
莫大な資産も欲しいですが、老後の些細な生活が送れる資産でよいので、そこを目指して資産運用をしていきたいです。
なので、私は、分散投資で生きていこうと思っています。
皆さんは、どのようにお考えでしょうか?
ご意見があれば、聞かせてください。
記事:
はっぴー@happyoldage
趣味で始めたFPの資格取得からブログを書き始めました。
記事の内容に関しては、うそを記述しているつもりはありませんがこれはなどの話があれば、コメントをください。
皆さんの幸せのお手伝いができれば幸いです。
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