第35話 「全然酔ってないよ」って言うやつは確実に酔っ払ってるっていうのは、もはや常識である
こんにちは
毎年
3月11日になると
テレビであの時の映像が流れるけど
うまく編集してあるやつで
あの日は生中継で
ヘリから叫ぶリポーターと
津波に飲み込まれていく
家、車、人人人
ただただ
恐怖の映像だった
僕の親友は
ちょうど首都高を走っていた時
突然ハンドルがとられ
頭に衝撃があり
ビックリして路肩に停車すると
左前方の街で火があがり
ドンッ!という音とともに右前方のコンビナートが爆発し
直感的に
「戦争が始まった」
と思ったそうだ
あとから
コンビナートの爆発は千葉で
頭への衝撃は、地震の揺れで車ごとバウンドし
天井に頭をぶつけたのだとわかったと言っていた
都内に仕事に行っていた妻は
17時くらいに連絡がつき
「今、家に向かってる」
とのことだったが
帰ってきたのは
夜中の3時頃だった
震源地が宮城の方だと知り
岩手の盛岡に住むバンドの先輩にスグ連絡したが
なかなかつながらず
夜やっと返ってきたメールには
「街に何一つ明かりがない、まるで世界の終わりみたいだ」
そう書いてあった
福島に住む知り合いは
新婚でマイホームを購入したばかりだったのに
借金だけを背負い
街から出された
その後
戻って来てもよいとなったが
生まれたばかりの子供を抱え
危険だと言われていた街に帰る勇気はなく
もちろん、そんな街の家が売れるわけもなく
借金だけが残っているそうだ
僕は鈍感
というところから
この話になったのだが
自分のことに関しては鈍感のままでいい
というか
それはたぶん、今さら治らないから
でも
人のことに関しては敏感でありたいな
と思ってるし
うちの子供達も、そういう人間になってほしいなと
心から思う
何回かにわたって3.11当日のことを書きましたが
こういうことを書くと
間違いなく賛否両論分かれます
あくまで
当時の僕のことであり
ありのままを書かせていただきました
不快に感じた方がいらっしゃったら申し訳ございません
それでは
本日も
はじまります
ぴーす
5月31日(日)
今日は必要な家具やらなんやらの価格を調べに
もし荷物が多くなった時のために長男連れて
リサイクルショップやディスカウントストアや100均めぐり
といっても
まだ免許のない僕は
運動がてら、ひたすら歩く
癌という病に侵されてから
歩くという楽しさを知った気がする
めんどくさがりの僕からすれば
大進歩と言って良いだろう
明日6月1日から営業再開の店が多い中
今日は日曜日ということもあり
フライングスタートしてる店もチラホラある
たとえばここ
1日早くオープンしたはいいものの
外を歩く人々は
まさか今日から店が営業してるとは思っていないため
客入りがイマイチだったのかもしれない
何か手を打たなければ、と
急いで
店内から貼ったのか
営 業 中
ならぬ
営 中 業 !!!!!
んー
わかるよ
わかる範囲!!
でもちゃんと外から確認しようね
一瞬
中華に見えちゃったよ
依存症
近所の商店街なんて
歩き慣れてるはずなのだが
のんびり歩いていると
小さな発見があったり
何度見てもほのぼのする光景があったりする
もう10年以上前から気になっている
僕の大好きな看板を紹介しようと思う
できれば
僕だけの癒しにしておきたかったのだが
こんな世の中だ
みなさんにもぜひ癒されてほしいと思い
ここにUPするが
店の許可は得ていないので
重要機密事項としてお願いしたい
その看板とは、、、、
これだ!!
おわかりいただけたであろうか、、、
明らかに酒であろう一升瓶を持つ男
ほろ酔いなのか
なんとも幸せそうな顔をしている
が
しかし
彼の上には
「酒やめてぇなぁ」
なんとも衝撃的なセリフではないか
彼なりのジョークなのだろうか
それとも顔で笑い心で泣き
彼の本心なのであろうか
アルコール依存症なのかもしれない
心配と不安
うっすらと狂気すら感じるのは僕だけだろうか
何度見てもたまらない看板である
彼の笑顔と「酒やめてぇなぁ」のインパクトが強すぎて
見過ごしがちだが
ホルモン焼きとカラオケ
っていう組み合わせも独特である
ホルモン焼きながら
酒とカラオケ、、、、
全然、集中できる気がしないのは
これもまた
僕だけなのだろうか、、、、
以上
現場から
中林がお伝えいたしました
つづく