魔人の鉞

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コロナウイルスは6週間でも片付かない!!

2020-04-07 21:34:14 | 新型コロナ

2020年4月6日(月曜日)掲載の東京都医師会HPに、「もしも6週間みんなで頑張れたら」と題した尾﨑会長から都民へのメッセージが掲載されました。

『新型コロナウイルス感染症に、もしも今この瞬間から、東京で誰一人も新しく感染しなかったら、2週間後には、ほとんど新しい患者さんは増えなくなり、その2週間後には、ほとんどの患者さんが治っていて、その2週間後には、街にウイルスを持った患者さんがいなくなります。』 

とあります。6週間耐えればという尾﨑会長の熱意はよくわかります。しかし、「6週間頑張ればコロナウイルスがいなくなる」かのような言い方はまったく非科学的です。たとえば6週間で感染拡大があるていど止まったとしても、それは非感染者がたくさん残った状態でいったん落ち着いただけのこと。第2波が必ずやってきて、非感染者が感染して再び大混乱に陥ることになります。

相手はウイルスです。素人が考えても、完全に根絶するためには数十年かかるでしょう。治療薬やワクチンが開発されるまで、どんなに早くても1~2年かかります。6週間で解決するわけがありません。まして安倍パンプキンの言うような、4週間で何とかなるはずがありません。非科学的な希望は失望に変わるだけで、有害無益です。あくまでも科学的な根拠を明確にし、現実的な対策を行うことこそが真実の希望を生み出すはずです。

三密は避けるべきですが、それだけで市中感染を防げるのでしょうか。接触もしていない飲食店従業員に感染した例があるのです。感染経路不明者がどんどん増えています。満員電車は相変わらず運行していますが、感染拡大との関連は全然明らかになっていません。三密ばかり強調することは、かえって他のケースへの警戒を緩める可能性があります。

緊急事態宣言はあくまで爆発的感染を防止するための方策です。自粛だけでウイルスが絶滅することはあり得ない。言ってみれば竹ヤリ戦術でしかありません。かなり多くの人が感染してしまうまで、ウイルスが停止することはないはずです。長い戦いを覚悟するべき。しかし今のところ、子供や若年層の死亡率が低いことは救いです。いたずらに危機感をあおり、低年齢層とその保護者に過重な負担を強いるべきではないと私は思います。子どもから高齢者への感染が心配なら、子どもと同居する高齢者を隔離してもいいのではないですか? 非感染かもしれなくても、インセンティブを与えて隔離すればよい。孫や子にうつさない、うつされないためですから、家族のためにそれが嫌だという高齢者は稀でしょう。

法律で強制しなくても、やればできる。できないのはやる気がないだけです。そうではありませんか、安倍パンプキンさん? 緊急事態宣言を発令したのですから、いろいろな手立てが可能ではないのですか? それでなくて、何のための緊急事態宣言なのですか?

 

 

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