投資を、科学する。|Dollars Lab.

米国株インデックスS&P500に連動した投資信託に重きを置き、資産1億円を形成することを目指すブログ。投資の歴史を科学的に検証し、データに基づいた投資法を提供する。

あなたのお金について、あなた以上に本気で考える人はいない。

 

世の中にはいかにも「私は金融に詳しいですよ!」といった肩書の人たちがとても多く存在します。
銀行員や生命保険販売員、不動産業者など。


お金の知識なんて全然ない自分から見た彼らは、適切なアドバイスをくれる心優しい善人に見えてしまうかもしれません。

 

しかし、一瞬立ち止まって考えなくてはなりません。
彼らは何らかの金融商品を売っているのだということを。

そして、その金融商品がいずれかの形で売れることによって、彼ら自身の生活が成り立っているのだと。

 

この世の中には投資に関する数々の名著が存在します。


そしてそのどれもが、

「お金を増やそうと思ったらアドバイザーを雇ってはいけない」

と最初のページかその次あたりのページか、念を押すために最後のページにも書いています。太字で。

 

投資における最大の敵は、コストなのです。
自称金融に詳しい人間達は我々にコストという重荷を背負わせて、自分たちだけその甘い蜜を吸っていることを理解しなければなりません。

 

たとえあなたがそうした金融に詳しい職業に就いたとしても、相手のお金を自分のお金と同じくらい大事には考えられないでしょう?

 

 ほぼ全ての金融商品は米国株インデックスの利回りに勝てない

 

以下に、ある程度身近だと思われる金融商品の利回り一覧を掲載します。

 

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もちろんこの表はあくまでも一般的もしくは平均的な利回りを示したものです。

 

特にFX等では瞬間的にであれば、米国株インデックスの想定利回りであるところの6.0~7.0%を超えることも可能ではあります。

 

しかし、例えばFXで10.0%の利回りを実現できたとして、それを20年30年続けることがどれほどまでに困難なことか想像してみてください。

ある瞬間だけは米国株インデックスに勝つことがあったとしても、長期的な目で見た場合にその勝率は恐ろしく低いものになってしまうのです。

 

上記の表には元本保証が謳われている商品もあります。

元本保証の性質自体はとても素晴らしいことです。

しかし、元本保証が意味を成してくるのはリスク資産を必要としない老齢期に突入した時ではないでしょうか。

 

我々は米国株インデックス長期保有の有用性を知っています。

その知識がある今、いくら元本保証が謳われていようと、低い利回りでその商品を手にする意味があるでしょうか。

 

お金の使い方はもちろん個人の自由です。

私があなたのお金の使い方に口を出す権利はありません。

 

だからこそ、「あなたのお金について、あなた以上に本気で考える人はいない」のです。

他人のお金の使い方に口を出す権利がどうこうなどというのは言い訳に過ぎません。

極論を言ってしまえば、「自分のお金じゃないから儲かろうが損をしようがどっちでもいい」訳です。

 

だからこそ、自分で知識を吸収し、自分の意志で市場に投資し、周りが何と言おうとそこから退却しないことが大事なのです。

 

 ローン?奨学金?そんなものは借金の言い方を変えただけの体の良い言い訳だ

 

マイホームを持つのが夢だったり、良い大学に入りたくても貧しかったり、人間のライフステージにはお金の問題がつきまといます。

そんな悩みを解決してくれるのが、ローンや奨学金という素晴らしい制度……などと考えてはいないでしょうか。

 

ローンも奨学金も周りがみんな組んでるし、むしろ組まない自分は異端なのではないかと疎外感を感じたりしてはいませんか?

 

もしあなたが今、なんの負債も背負っていないならとても幸運です。

ローンも奨学金も、要は借金でしかないのですから。

 

借金は自己責任の部分も大いにあると思います。だからこそ、そういった負債を抱えてしまったのなら、間違いなく返済はするべきです。

 

しかし、私はとても恐怖を感じます。

お金の知識など微塵もない18歳の子供にほとんど自動的あるいは強制的に奨学金ローンを負わせることを。

 

奨学金を受けないと大学に通えないならそもそも進学するべきでは無い、なんて話をするつもりはありませんが、この奨学金という制度には道徳性のかけらもありません。

 

 まとめ

 

米国株インデックスの優位性を理解し、投資資金を確保するために借金を避ける。

たったこれだけのことで、少なくとも豊かでない人生を回避することができます。

 

その二点を守れたら、そこからはあなた次第です。

自分のお金のことは自分が一番本気になれます。

 

サッカーの理想のフォーメーションを妄想している時やゲームの最強装備を考えている時が実は一番のめり込んでいるように、ポートフォリオのアセットアロケーションを考えている時が一番真剣だったりするものです。

 

 

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