気が付けば8月も残り僅か、今週は、最後の週末となる。
残暑がまだまだ続き、厳しい釣りが予想されたが、土日連休でマイボート釣行を決行。
釣物には、大きに迷った。
なにしろ前回の釣行では完全坊主を食らっている。



最近は、海の状態も戻り、青物の釣果もチラホラと聞かれるようになってきた。
そこでリスクは高いがアジを釣ってそれを餌に泳がせ釣りを中心にコマセ釣りや中深場にも挑戦してみようという欲張りな計画をたてた。

餌の確保が難しい
8月最後の週末とあって、ポパイマリンも大盛況。
申し込みが直前になってしまったこともあって下架順が3番目。
「9時半頃に来てください」という事なので普段より遅く自宅を出発。
約束時刻に船を下ろして、出船。
まずは餌となるアジを狙う。
どの辺に行けばよいかわからずとりあえず勝山方面へ船を走らせるとヒアガリ根付近に東丸が浮かんでいる。他にも数隻のカートップボート見える。
そこで、ヒアガリ根周辺をぐるぐる回って反応を探ってみるといくつかアジらしき反応が映しだされる。
しかし、大型魚に狙われているのか魚群の塊は、直ぐに移動してしまう。
狙いを定めてサビキ仕掛けを投入するとすぐにアタリ。
強い引きであがってきたのはエソ。6本仕掛けの内、5本が食いちぎられてしまった。
最初の一投目で仕掛けを失う羽目に。
気を取り直して新しい仕掛けを付けて魚群を探して投入するを繰り返すがなかなかうまくいかない。
イワシの群れほどアジの群れは大きくなく、動きも速いのでショットガン釣法では、効率が悪い。
小一時間ねばり何とかアジ4匹と小イサキを1匹確保。
あとは泳がせ釣りしながら確保することにして、ポイントへ向かうことにした。

台風のうねり?潮の動きが悪い
ポイントに選んだのは、定番の定置網沖。2本竿を出してコマセと泳がせを同時に行う。
時刻はすでに11時近く、天気はピーカンで気温が高く非常につらい。
潮色はものすごく澄んでいる。
そして、潮の動きは、とても速い。
風の影響もあり、上潮がすっ飛んでいるのは、よくある事だが底潮まで早く1ノットくらいある。
船はすぐにポイントを外れてしまう為、一投毎に旋回しなくてはならない。
とても竿を2本も操る状況ではないのでコマセ釣りに絞ることにしたが、食ってくるのはサバばかり。
炎天下の中の釣りで、操船に苦戦しながらということもあり気力体力を奪われ、翌日に期待して15時には、沖上がりとなった。

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保田漁港も満杯で停泊に苦労させられたが、何とか船を止めて車を取りにポパイへ戻り、おど屋で晩酌のつまみを購入。
今回は、元名海岸の駐車場で車中泊することにした。
駐車場に到着する頃には、今まで姿を隠していた富士山が美しい姿を見せてくれた。

館山まで遠征
元名海岸の駐車場で一夜を過ごし、二日目は館山まで遠征。
少し寝坊して出船は6時。
ベタ凪の中を快調に飛ばし、20分ほどで到着。
横瀬から開始。
前日ほどではないがやはり底潮が早く流れている。
そして、ものすごい澄潮。
仕掛けを回収する際に船べりまで戻した5m先のビシやそこからさらに10m先の針まで見える。


反応も乏しく、どうも釣れる気がしない。
潮の流れが速いので広くポイント探る泳がせ釣りや中深場の方が有利と見て、釣物を変更することに。
まずは泳がせ釣りで青物を狙おうと生簀を開けると何と前日釣った餌用の小鯵が全滅している!!
この時点で泳がせ釣りの夢は潰えた。

好調な中深場
気を取り直して中深場に狙いを定めることに。
タックルバックの中に半ばゴミ同然に放置されていた仕掛けを再利用し、二本針仕掛けを作成。
ハリスの太さも針のサイズもわからない。
中針は、ヒラメ用に以前作成した孫針の付いたものをそのまま使用するといういい加減なものだ。

館山湾内の実績ポイントに移動し水深80m前後から開始。
仕掛けを投入すると0.5ノットくらいで船が流されていく。
エンジンを切って風任せに船を流しながらポイントを探っていく。
すると一投目からゴツゴツとアタリ。巻き上げると小型のオニカサゴが付いている。
海面直前でバレテしまったが、幸先の良いスタートが切れた。
以降は、流し直しをする度にアタリがあり、小型のオニカサゴやウッカリカサゴが釣れてくる。
段々と風が強くなり船が流れる速度が速くなって来て、この釣り方もそろそろ終了が近づき始めたときに大きなアタリ。
アワセを入れるとこれまでにない重量感が伝わってくる。
巻き上げの際も何度かドラグを止めて抵抗する。
水深は170mほどの駆け上がり付近から浮上したのは、43㎝,1.48㎏の良型のウッカリカサゴ。

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ヒラメ用の仕掛けを使った中針に死んでしまった小鯵を付けて投入していたが、それに食らいついてきた。

続いて同じ水深ではやり大きなアタリ。
抵抗しながらあがってきたのは、なんとワニゴチ。

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こんな深い場所にしかもサバの切り身に食ってくるとは、驚きだ。
昼近くまで2時間半釣り続けて、ウッカリカサゴ3匹(最大1.48㎏)、オニカサゴ2匹、ワニゴチ(48㎝)を釣り上げ上々の釣果となった。

最後に保田の神様がほほ笑んだ
今日の沖上りは、15時という約束になっている。
風も強まって中深場釣りも難しくなってきたので最後は、保田沖に戻りコマセ釣りで終了することにした。
前日のひどい状況が頭をよぎったが、もう他に餌もなくなってやれる釣りがない。
早く上がりたい気持ちもあったが、ポパイは大勢のお客の相手で大忙し。
約束前に上がりたいと言って迷惑をかけるわけにもいかないので最後のひと踏ん張りに挑む。
13時には保田沖に戻って仕掛けをフカセ釣り用に変えて釣り開始。
やはり前日よりは海の状態は、改善している。
といっても潮は、普段よりかなり早いし、風もだいぶ出てきた。

前日に購入したオキアミは、腐りかけてすごい異臭を放ち、付けエサ用のオキアミを探すも半分溶けてしまったようなものしかない。
クチャクチャのオキアミを付けて仕掛けを投入。
船がすぐに流れてしまうので操船には苦戦しながらも何とか仕掛を安定させることができている。
うるさいくらいいたサバは、今日は食ってこない。
操船が難しく、なかなか狙ったポイントに流すことができなかったが、ようやく駆け上がり付近に船が差し掛かった途端に竿先が引き込まれた。
ゆるゆるのドラグが出て行かないので最初は、またサバ?と疑ったが重量感が違う。
そのうちに抵抗しだし、時折、激しく突っ込みを入れる。
「引きからして青物か?恐らくイナダでは」と予想してやり取りをしてく。
ハリスは4号なので強い突っ込みには特に注意しながら距離を詰める。
船が流され操船しながらの苦戦のやり取りを続け、ようやくビシを掴んでハリスを手繰ると横に流れるように魚が浮上してきた。
マダイだ!!
プカーと浮き上がった本命を無事にタモ入れに成功。最後の最後に本命をゲット。

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長さは60㎝だが重量は3.48㎏もあった。
有終の美を飾って炎天下の二日間の釣りは終了。大満足の釣行となった。


今回の釣行は、秋のシーズンを前に調査釣行を兼ねいろいろな釣りを行うことが目的の一つであった。
目的は果たせたのではないか。
潮が済んでいたのは、黒潮が流れ込んでいた為で水温上昇が原因ではないかと予想する。
しかし、海の中も季節の変化が始まっていてすでにマダイも回復してきている。

青物の気配はあるもののまだ、オキアミには興味を示さないのか。
小鯵やイワシが接岸しているためだろう。
ジギングの方が有利かもしれない。

中深場は、潮が流れれば面白い。
オニカサゴは小型ばかりだが、攻め方次第では良型も出るかも。

台風が来て潮が入れ替われば本格的な秋シーズンの始まりとなるのではないか。
今後に期待したい。

釣りのデータ
年月日:2020年8月29~30日
場所・釣り船:内房保田海岸からマイボート
天気・水温:晴れ、若~中潮、水温??度、澄み
釣り方:コマセ釣り
エサ:オキアミ
タックル:竿=DaiwaリーディングXA55-225IV、リール=Daiwaレオブリッツ300J
仕掛け:ビシ80号、ハリ4号10m、針10号
釣果:マダイ60㎝(3.48㎏)

釣り方:中深場
エサ:サバの切り身、小鯵
タックル:竿=DaiwaリーディングXA55-225IV、リール=Daiwaレオブリッツ300J
仕掛け:オモリ80号、余りものヒラメ用仕掛けを再利用したもの詳細は不明
釣果:オニカサゴ25~30㎝2匹、ウッカリカサゴ~43㎝(~1.48㎏)3匹、ワニゴチ48㎝(0.645㎏)

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