(以下、ネタバレあり)
「独断で暴走するバカに登山の資格はない
他人に 迷惑をかけず―― 」
大学山岳部の仲間の遺体を下すため窮地に陥ったムヨンとムテクを救助し、二人の無謀を責めたホンギル隊長が、後年、遭難死したムヨンとムテク(ともう一人ホジュン)の遺体を「ヒューマン遠征隊」を組織し回収に向かった現場で、かつて二人に向けた叱責を自身が地で行きかける。
そこに存在しているだけで命を削られる8000m級の山に挑む以上、亡くなっても遺体を連れ帰ってもらえるなんて虫のいいことを考えてはいけない。
ムヨンもムテクもホンギル隊長も「間違っていた」かもしれませんが、実に人間らしい。
(ヒューマン遠征隊の想いを汲み翻意し、ボロボロの隊の下山を促す嫁ちゃんも)
映画レビューサイトなんかを見ていると、二次的な面で本作を腐しまくっている方も居ますが、この作品で肝腎なの、そこ?
『批判する人に価値はない。
観客席から行動した人間を指してどうすれば良かったとか、
どんな風につまづき失敗したのかと指摘するだけの人に価値はない。
埃と血と汗にまみれて努力した競技場に立つ人に名誉は与えられるのだ。』
(セオドア・ルーズベルト:政治家、第26代アメリカ合衆国大統領)
現代であれだけの熱量で動ける人※が、果たしてどれだけ居るでしょうか。
(※管理人自身も含めて。
「 山では、すべての仮面がはがれる(その人の地が出る)のです 」
(インタビューを受けるホンギル隊長の台詞)
国内3000m級山岳ですら、ちょっと天候が荒れそうとか指先を切った程度の怪我でケツをまくって下山したくなる管理人ですから、もし彼らと同じ目に遭ったら醜い姿を晒しまくってそう )
「 【BBB】では、全ての仮面がはがれる(その人の地が出る)のです 」
(管理人の台詞)
画づくりも
世界第三位の高峰カンチェンジュンガの壁でのビバークでホンギル隊長が垣間見る、美しすぎるとモルゲンロート。
登攀シーンやアクシデントシーン、雪焼けや凍傷を負った肌や指の描写もすごくリアルで、やの山岳物を大きく凌いでいます。
いい映画でした。マイ雪山ギアとっかえひっかえ抱きながら観てました(笑)
(コロナのお陰でまだ一回も使ってないギアもあるのよ 早くコロナよ去れ!& よ来い!)
今後もし管理人が山で遭難することがあったとして、
「今 この瞬間 会いたいのは誰だ?」
(劇中日本語字幕より抜粋)
家族ですね。這ってでも帰ってこようと思います。
しかし確保されてるとはいえ、クレバスに落下したペーペー時代のムテクに対するジョ-クは、、管理人だったらマジギレするな。。
(今 この瞬間 あなたは押したいか?)
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