其の四
((トリガーバー)は其の四参照)
トリガーバースプリングはマルイGBBグロックのそれと比較し、かなり張力が高いものが使われています。
このため、マルイのどのGBBグロックよりもAAP-01のトリガープルは重く、引きブレが生じやすくなってしまっています。
(其の三で触れた「グロッキー(ボヤッキー)」なトリガーとはこの点)
AAP-01の「母国」台湾のパワーレギュレーションはよりずっと高いので、不用意に引いてしまい事故を起こさないため?
幸いなことに、形状的にも有効長的にもマルイGBBグロック18C
のトリガーバーSPが流用できそうなので、マルイGBBグロックと引き比べてプルの重さにした方は換えるのもいいでしょう。
(マルイのパーツリスト掲載ページ)
スライド(ボルト)ストップレバーはアンビで左右連動しますが、実際に機能するのは左側だけで、外から見えない部分が約1.9cm後ろに延長されており、黄色の部分が直にボルトをキャッチします。
マガジンキャッチボタンはオール樹脂製で、マガジンをウケる(それ受ける違い)爪部分に金属のインサートは入っていません。
摩耗したらプラリペア
で補修できるとは思いますがメンドいので、優しく扱っておくに越したことはないでしょう。
アッパー側ハラワタ。
AAP-01のバレルユニットは見かけの通りでショートリコイルしたりはせず、アッパーレシ-バーにネジ二本で固定されている「固定バレル」です。
バレルグループ不動となると、同じく固定式バレルのマルイGBBデザートイーグル.50AE
のように安定した弾道を期待したくなりますが(管理人も期待して買った)、そうは問屋が卸さず実態は。。詳しくはまた後日
AAP-01のブローバックエンジン。
既にあちこちで書かれているように、構造上マルイG18C同様の「D型ピストンカップ」が採用されています。
シリンダーはマルイG18Cより1mmほど短くなっています。
ガス流入口はマルイGBBグロックよりも「おちょぼ口」。
LayLax 東京マルイGLOCKシリーズ/ガスルートシールパッキン・エアロ
同様、径を絞ることでガス流速を上げる意図だと思われます。
ボルトユニットは総金属製(たぶん亜鉛合金)で艶消し黒色塗装仕上げ。
レシーバー内部の亜鉛パーツは黒メッキあるいは焼き付け塗装だったのに、なぜかボルトだけは普通の(焼き付けでない)艶消し黒塗装で、箱出しで角が少し剥げていました。
(亜鉛合金用ガンブルー液で補修可)
上部には「Dカップ」(それDカップ違い)を採用せざるを得なかった理由である、リコイルスプリングガイド(樹脂製)が組み込まれています。
ボルトグループ重量はこの状態で103gと、一般的なGBBハンドガンのスライドグループと同じくらいの重さがあります。
リコイルSPはごらんの通り細く貧弱で、引いたボルトをそっと戻すと(それ戻す違い)不完全閉鎖を起こします。
(引いてパッとを離せば大丈夫)
AAP-01のボルトは一般的なGBBと違い、いわゆる「フィールドストリッピング」に相当する手順
だけでは外せません。
外すときは、
まずリアサイトの集光ファイバーを後ろに抜きます。
(嵌まっているだけなので、爪楊枝で前から押してやれば抜けます)
次に3mm六角レンチで、リアサイトを留めている二本のネジを外します。
前側のネジは集光ファイバーを抜かなくても外せますが、後ろのネジはファイバーに干渉してしまうので、面倒でもファイバーは外しましょう。
これでボルトが後ろに抜けます。
リアサイトネジを受ける部分には金属のインサートが入っており、ネジ山を舐める心配はありません
オプショントップレールを
取り付けるアッパーレシーバーのネジポートには、
インサートは入っていないので、光学機器の取り付け強度を担保したい方には、
リアサイトを外して付け替えるリアマウントがお勧め
其の六
この記事を読んで、何かしら得るものが
あったという方は、
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