イスタンブール旅行⑤ 魅惑のアヤソフィア

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皆さんが大変な時期に旅行紹介の記事は不謹慎と言う意見もある事は承知していますが、こんな時だからこそ楽しい情報が欲しいと言う声も頂きましたので、旅行した際の紀行記事を投稿させて頂きます。

ホテルをチェックアウト

カーテンを開けると、眼下には今日も多くの船が行き交う海峡の光景がありました。
ボスポラス大橋の姿も見えます。
今日はイスタンブール最終日、夜出発の便で日本に戻ります。
ホテルからは14時までにチェックアウトすればOKと言われていてとても勿体無かったのですが、街を見て回りたかったので早々にホテルを出発する事にします。
荷物を空港まで運んでくれるサービスがあると思ったのですが、上手く行かずに 断念、街で荷物を預けるのに四苦八苦してしまいました。

アヤソフィアへ

どうにか荷物を預けて、まず向かったのは旧市街の「アヤソフィア」です。
アヤソフィアはスルタンアフメット地区にあり、数あるイスタンブールの名所の中でももっとも人気のある施設です。
元々はキリスト教の聖堂として建てられ、その後オスマン・トルコの時代にはイスラム教のモスクとして使用されてたと言う稀な経緯を持つ歴史的建造物です。
現在は宗教施設では無く博物館と言う事になっています。

ミュージアムパスが実力を発揮

本当はもっと早い日にアヤソフィアを見たかったのですが、休館日に当たってしまいまさかの最終日となってしまいました。
アヤソフィアは11月から4月までの期間は月曜日が休館と言う事でした。
イスタンブールの施設は結構頻繁に休館日や営業時間が変わったりするので、現地でスケジュールを確認するのが一番だと思います。
チケット売場の前には既にかなりの行列が出来ていたのですが、ミュージアムパスを持っていたので行列の横をすいすいと進んであっさり入口に到着しました。
入口の前でX線の検査を受け、遂にアヤソフィアへと入る事ができました。

壮麗な大空間

アヤソフィアは遠くからみても大きな建物ですが、実際に近くに行くとやはりそのスケールの大きさをひしひしと感じます。
建物の中に入ると天井まで吹き抜けた巨大な空間が拡がっています、。
メインの壁面は改修工事の最中で、足場が掛かっていて全容は見えませんでしたが、それでもスケールの大きさに驚くばかりです。
昔の人は一体どうやってこの建物を造りあげたのだろうと不思議になると共に、建築技術の高さに圧倒されます。
現在の建物の原型が建てられたのは実に6世紀の事だと言うから驚きです。
上を見上げると天井には繊細な図柄が施されていて息を呑みます。
本当に素晴らしい建造物と言うしかありません。

2階もあります

フロアの角にある階段を昇って2階(!?)のフロアに上がる事もできます。
2階と言いましたが実際には普通の建物の何階分もの高さがあり、階段を昇るのも結構大変だったりします。
やっとの事で上の階に上がるとそこから下の大フロアを見下ろす事ができ、また違った後継を見る事ができます。
天井を見ると、やはり下のフロアよりも天井の絵がグンと迫ってくる感じで迫力があります。
壁には有名な金色の壁画もありました。

壁画を塗りつぶしたりと当時は色々あったようですが、それでもキリスト教徒が使っていた施設を破壊せずに改修して使うと言う発想に、懐の深さ、器の大きさの様なものを感じます。

ブルーモスクも見えます。

上階フロアの窓からはブルーモスクを見る事もできます。
アヤソフィアの中から見えるブルーモスクと言うのも、幻想的で美しい光景です。
世界的にも有名な両施設が向かい合う様に建っているこの場所は、さすがに特別な場所に思えてきます。

アヤソフィアの猫

下のフロアには、イスラム教の施設に見られる階段状の設備もあります。
その階段の近くには可愛い猫が住みついていました。
猫さんは皆なに代わる代わる撫でられています。

人に慣れているからか、写真を撮られても動じません。
猫を無理につまみ出さない辺りにトルコの人の温かさを感じます。

イスタンブール考古学博物館

アヤソフィアにすっかり魅了された後、今度はイスタンブール考古学博物館へと向かいました。
スルタンアフメット広場とは反対側に道を進んでいくと公園があり、その先に考古学博物館があります。
こちらもアヤソフィアから充分に徒歩でも行けるくらいの距離にあります。
イスタンブール考古学博物館もミュージアムパスがあればそのまま入場できます。
建物の入口の横には余りに強そうな(?)ライオンの石像が置かれていました。

考古学博物館の展示物は素人目にもレベルが高く、気になる展示品が数多くあります。
きっと宇宙人がいたに違いない(?)、謎の石像もありました。

トルコ・イスラム美術博物館

考古学博物館を出て再びスルタンアフメット広場へと戻ります。
ミュージアムパスで入れる施設をもう1つと言う事で、トルコ・イスラム美術博物館に入る事にしました。
余り前知識が無いまま入場してしまったのですが、こちらの博物館も展示品はとても充実していて非常に見応えがありました。
また博物館の敷地が借コロシアム(スタジアム)だった場所の一角にあると言う事で、発掘された跡がそのまま展示されていて圧巻でした。

このコロシアムで戦車(馬で引く戦車です)のレースをしていたそうです。
博物館の2階からはブルーモスクが見えていて、丁度2階にいた時にアザーンの調べが 流れていました。
異国情緒たっぷりの時間です。

オベリスク

トルコ・イスラム美術博物館を出ると目の前に巨大な石塔が建っています。
ヒッポドローム(競技場)跡地のテオドシウスのオベリスクです。
オベリスクの両側の道はまさに昔のコロシアムのレースで戦車が走っていた場所なのだそうです。
想像力を掻き立てられる景色でした。

船のレストラン

お腹が空いてきたのでトラム(路面電車)に乗って、エミノニュで鯖サンドを食べる 事にしました。
ガラタ橋の直ぐ側にある綺麗に装飾した船のレストランが前から気になっていたので、そこに入る事にします。
実はこのレストラン、船側はキッチンで客席は陸の上と言うツッコミを入れたくなる配置のお店です。
客席の上にはテントの屋根が掛かっています。
いかにも観光客向けな感じですが、テントの中は人がいっぱいです。
相席で空いていた席に座り、鯖サンドを頼みます。

オマーンの夫婦

同じテーブルに居合わせたオマーンから来た御夫婦と、片言の言葉で話しながら仲良くなりました。
何と新婚旅行でイスタンブールに来たのだそうです。
写真を見せられないのが残念ですが、奥さまはとっても顔が小さくキュートな方でした。
旦那さんの自慢気な顔も納得です。
料理も旦那さんに御馳走になってしまいました。
お礼を伝え、写真を撮って分かれます。
本当にお人形さんみたいな奥様でしたよ。

空港へ

レストランを出てバザールのお店を見ていると、飛行機の出発時間が近づいてきました。
買い物を済ませて一路空港へと向かう事にしました。
預けておいた荷物も無事回収し、飛行機に搭乗します。
行きは飛行機でまなり辛い目に会いましたが、帰りはCAさん達に御面倒を掛ける事も無く無事に帰り着く事ができました。
今回はイスタンブール・アタチュルク国際空港からのフライトでした。
実は2019年10月に新空港のイスタンブール空港がグランドオープンを果たしており、国際線の発着は順次新しい空港へと移行しています。
その為、空港のレポートはまた次の機会にしたいと思います。

まとめ

イスタンブールは美しく、料理は美味しく、人も親切な素敵な街です。
物価がとても安い上に、買いたいものが山ほど見つかる買い物天国でもあります。
トルコの情報は日本にいると危険なニュースしか入ってきませんが、現地は穏やかで治安が良く、はっきりいって観光地なら女性が1人で歩いていても殆ど問題が無いほどです。
もちろん無茶はしないで欲しいですし自己責任でお願いしますが、とても穏やかな時間が流れています。
是非御自身の目で確かめて下さい。
イスタンブールは本当に素敵な街ですよ。
今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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