学校帰りの光景。コウシロウはバイトの制服のまま行ってたようですねぇ


「なんだお前?汚いなぁ…」
「うわヤッバ。何でだろう?スライディングの練習しながら帰ってきただけなのに」
「それが答えだろ。何やってんだお前」


コウシロウとタイチは、インドア系とアクティブ系で性格が真逆

シェアハウスする事になり数日経ったものの、お互い忙しくて仲良くなる機会さえ未だなく、今のところただの知人。ただのクラスメイト


家賃の為に他の友達とイベントに賞金狩りに行ったり、集めた食材で二人分のご飯を作り置きしたり、それなりに協力してるけど、完全なるソロプレイ

ギリギリでいつも生きているので、一日中喋らないなんて日も普通にある


そんな彼等が心を通わせ、心身ともに健康的なシェアハウスライフを送れるようになる事こそ、今回の目標なのであーる


とはいえ、もう本当にキツい

基本この地獄みたいなコンディション。これでもシャワー直後なので幾らかマシな方

悪い時だと、4つ赤バーでバイトor学校に行かないといけない日も/(^o^)\


あまりのひもじさにタイチも泣いております

「スライディングの練習なんかしてねえよ…!
連日時間に追われてシンプルに風呂に入る時間がねえんだよ!
接客業のお前が臭かったらダメだろうと、寝る前のシャワーをいつも譲ってるんだよ俺は!」


で、8時丁度に起きて学校に行くので、どうしても帰って来る時には汚れてるんですよね

ティーンらしからぬ大人なタイチは涙と共に負の感情も綺麗さっぱり洗い流し、友達がいないコウシロウをダンスパーティーに誘った


「明日は休みだから、遊びに行こう。一日くらい、何も考えず遊ぼうぜ」
「僕もか…?わかった」
「ああ。それと、火を使えるようになったんだな。エッグトースト美味しいよ」
「サラダを作りまくって腕を上げたからな」


レベル1でコンロを使うとほぼ100%で火事を起こすので、入れ替えに金がかかる。今は1シムオリオンも無駄にできないので、危険を考慮してレベル2からのコンロ解禁にしたのである


そして迎えたダンスパーティー当日

どちらもタイチの友達。ミコさんの娘と、どことなくコウシロウに姿形が似ているシャア

騒ぎ出す周りの後ろで所在なさげに突っ立っているコウシロウの背中を押すタイチ


「ほら、お前も踊れ」
「いや、僕は見てるだけでいい…踊れないし」
「嘘つけ。昨日の夜、お前が盆踊りの練習してるの見たぞ」
「盆踊りじゃねえよ!動画見ながらヒップホップダンスの練習してたんだよ!」



「ふふ。コウシロウ君て案外可愛いのね」
「いや…というか、本当に踊っていいの?僕の踊りは聞いての通り、盆踊りだけど」



「適当でいいんだよ。俺なんかただの足踏みさ」
「それは振り切り過ぎだろ。でも、そうか…そういうものか」


何かを悟ったコウシロウ、途端に最前線に躍り出て盆踊りを披露

「あいつ人の事言えないくらい振り切ったな」
「流石の俺もDJの目の前で盆踊りは無理よ」
「歌舞いてるわねぇ」


ダンスパーティーはお金がかからないのでオススメですね( ◠‿◠ )

楽しいゲージも久しぶりにMAXになって大満足。パーティーもそろそろ終盤に差し掛かった頃、コウシロウは膀胱が限界域に到達


「おう、トイレか?」
「うん。ここに来る前、緊張して烏龍茶を飲み過ぎたみたいだ…僕に構わず踊り続けてくれ」



「な?あいつ面白いだろ」
「ああ。思ってたより気さくな奴だったんだな。また今度四人で海行こうぜ」
「レストランにしましょうよ。デザート食べに」


その頃コウシロウは、実は腹も減っていた

しかし、場の空気。懐の事情…そして何より三人に気を遣い、便所飯をしていた

便器に向かい、おもむろに取り出したのはポケットに常備しているマッシュルーム

「…ダンス…悪くないな…」ムシャッ

マッシュルームは収穫が早く、そこら辺に生えている。しかもタダ。もはやこれだけで有能。勿論タイチも常備しており、ご飯食べてる時間がない時や、出先で腹が減った時にマッシュルームをかじっている

ダンスパーティーが終わった頃には体力も限界。二人とも帰って直ぐに寝た


ーー翌朝ーー


「今日は俺が作ったからサラダな」
「ああ」
「さっきからニヤニヤして、いい夢でも見たか?」
「別に」


【いい友達】に昇格!
交流さえもてれば、意外と直ぐに親友になりそうだなぁ( ´▽`)



「なぁタイチ。今度余裕ができたら、コンポ買おう」
「馬鹿かお前。娯楽ならバイオリン弾いとけ。先ずはシャワーの新調だろ。あとベット」



「ならバイオリン売って、コンポ買う」
「お前この前【もう将来バイオリニストになるわ】って言ってただろ」
「じゃあお前がダンサーになる為にコンポ買おう」
「もう黙れお前」




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