ドコモ口座の提携銀行35行の一覧まとめ!口座を停止しない理由は?

株式会社NTTドコモは10日、電子決済サービス「ドコモ口座」の不正チャージ問題について、記者会見を行いました。

同日実施された記者会見では、同社副社長の丸山誠治氏、常務執行役員マーケティングプラットフォーム本部長の前田義晃氏、ウォレットビジネス部長の田原務氏が登壇しました。

ドコモ口座を利用して銀行から預金から引き出される深刻な事態について、NTTドコモは提携する35行の銀行全ての「口座新規登録」を10日から停止しています。

記憶に新しい、セブン&アイ・ホールディングスによる「セブンペイ」の不正利用事件を彷彿とさせる、今回の報道。

報道の気になるところで「ドコモ口座が提携している銀行35行の名前」「ドコモ口座を停止しない理由」が挙げられています。

本記事では、上記2点にフォーカスして解説いたします。

ドコモ口座の提携銀行35行の一覧まとめ

早速、解説いたします。

ドコモ口座が提携している銀行は以下の通りです。

1.みずほ銀行
2.三井住友銀行
3.ゆうちょ銀行
4.イオン銀行
5.伊予銀行
6.池田泉州銀行
7.愛媛銀行
8.大分銀行
9.大垣共立銀行
10.紀陽銀行
11.京都銀行
12.滋賀銀行
13.静岡銀行
14.七十七銀行
15.十六銀行
16.スルガ銀行
17.仙台銀行
18.ソニー銀行
19.但馬銀行
20.第三銀行
21.千葉銀行
22.千葉興業銀行
23.中国銀行
24.東邦銀行
25.鳥取銀行
26.南都銀行
27.西日本シティ銀行
28.八十二銀行
29.肥後銀行
30.百十四銀行
31.広島銀行
32.福岡銀行
33.北洋銀行
34.みちのく銀行
35.琉球銀行

このうち、10日現在で被害が確認されている銀行は、上表の赤線の銀行です。まだまだ余談を許さない状況となっています。

まずは、上記に該当する銀行口座をお持ちの方は「早めの通帳記帳を実施し、被害に遭っていないかどうか確認すること」を強くお勧めします。

 

ドコモ口座を停止しない理由は?

ドコモ口座ですが「新規登録の停止のみ」で「ドコモ口座の全面利用停止」に至っていないことに疑問を抱いた方も多いのではないでしょうか。

これらの背景として、NTTドコモは「ドコモ口座のユーザー利用者数が多いので、利用を停止するはできかねる」と釈明しています。

正直、この発言には会社の体質に関わる疑念を感じてしまいました。顧客の安全より、利益を追求する姿勢が言葉から汲み取れます。

コロナ禍で大変な状況なのはどの会社においても同じですが、同社サービスがセブンペイと同じような末路にならないことを祈るばかりです。

 

標題についての世間の声

本件の一番のポイントは「ドコモ口座と連携して本人確認さえ取れれば、対象銀行より預金を引き出せる」点にあります。

ドコモ口座が一連の犯罪の橋渡しになっていたことは間違いないのですが、NTTドコモのサービス全てに関わっている訳ではないので、情報受信には注意が必要です。

とはいえ、アカウントのみで金銭譲受が可能な金融アプリを運営していたことは、NTTドコモより非を謝罪しています。

 

まとめ

本記事では、NTTドコモのドコモ口座騒動について言及いたしました。

日本のキャッシュレス決済について脆弱性が露呈してしまった今回の報道により、日本人のキャッシュレス決済離れが加速化する恐れがあります。

本来、金銭の受け渡しに対する利便性を追求した素晴らしいシステムなのですが、今回のような報道を聞いてしまうと、正直ためらいが生じます。

一刻も早い対策を講じて、より良い製品に近付けていただきたいですね。