こんにちは、ノエムです。
皆さまは、幸せを味わうことに罪悪感を感じたことはありませんか?
幸せになりたいのに、どこかで幸せになることを怖がっている自分がいませんか?
子供の頃を思い返してみてください。
あなたのお母様はいつも笑っていましたか? 幸せそうでしたか? あなたの成功や幸せを心から喜んでくれましたか?
それとも、あなたが楽しそうにしていると不機嫌でしたか?
楽しむことにお金を使うとき、恋人と身体を重ねるとき、なぜか罪悪感を感じてしまう。
そんなことはありませんか?
幸せを手に入れようとするときに、逃げたくなってしまう。
無意識の中に、それはいけないことだ、という刷り込みがあるからです。
それを刷り込んだ人は、あなたを育てた人です。
なぜそんな刷り込みをされたのでしょうか?
あなたを育てた人に、葛藤があったからです。
あなたが自分の劣等感を刺激すると辛くなるから、
あなたが自分を見捨ててしまったら生きていけないから、
あなたが幸せになると、自分の価値が下がって惨めになるから、
あなたに罪悪感を植え付けて、自分を守ったのです。
母親は、なぜ、息子よりも娘に対して、要求が多く、支配的・操作的になるのでしょうか?
やはり、同性であることで、自分の理想の姿を投影しやすいからです。
自分には出来なかったこと、しなかったことを、割と簡単に娘に要求します。
娘の人生を使って、自分の欲求不満を解消しようとします。
娘と自分を一体化させてしまうのです。
しかし、自分の中で抑圧している部分を娘の中に見つけると、自分と同様に抑圧します。
例えば、自由を抑圧している母親は、娘が自由にすることを許せません。
また、見捨てられる不安を抱えている母親は、娘を自分に依存させます。
自分をいつまでも頼って、自分から離れられないようにします。
そのような母親は、配偶者との関係がすでに破綻しています。
夫が自分を見捨てても、娘は自分を見捨ててはならないという信念なのです。
心の優しい娘は母親を見捨てられなくなり、母と娘の共依存の関係が出来上がります。
劣等感の強い母親は、自分の価値を高める道具として子供を利用します。
しかし、子供が理想に近づこうとすると、急にそれが許せなくなります。
たとえば、「女の若さ」に価値を置いている母親は、娘の眩しい若さに嫉妬します。
「立派な夫」 を持つことが女の幸せだと思っている母親は、娘が立派な夫を得ることに嫉妬します。
母親は、娘の幸せにケチをつけたり、上からものを言って、優位性を保とうとします。
子供には、いつまでも自分より下の存在でいて欲しいのです。
娘が成長して大人になった時に、母親が刷り込んだ罪悪感が強力に効いてきます。
幸せになろうとすると、母親がそばに居なくても、母親の不機嫌な顔が無意識のなかに浮かび、急に、幸せになってはいけないような罪悪感にさいなまれます。
そうなるのが怖くて、母親が気に入るような人、モノを、無意識に選んでしまいます。
自分の意志で決断行動できないとき、人はエネルギーをなくします。
自分が弱弱しくなり、自信を持てず、人間関係も上手に築けなくなります。
そして、自分の本当の欲求を表に出すことは悪いことという刷り込みがあるので、素直に出すことができず、どう処理してよいのかわからず悩み苦しみます。
母親の機嫌、母親の顔色、母親がどう思うか、
それは、あなたの人生の外にあります。
簡単なことではありませんが、自己境界を作るしかありません。
母は母。
私は私。
まずは、このことに気付いて欲しいです。
そして、原因と責任のすべてを親に持っていくのも良いやり方ではありません。
親は変わってくれないことを前提に、自分の中を変えてい必要があります。
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