セルフトークの奥にある感情を受容すれば劣等感は解消できる。
前々回に劣等感の深堀りについての記事を書いた。
今回はその補足内容。
劣等感が生まれる理由。
劣等感は解消しない限り延々と湧き上がってくる。
頑張っても頑張っても満足できない、幸福感を得られない原因はそこにある。
まず、必ず確認して欲しいことは、
「幼少期に親はあなたの感情を理解しようとしていたか?」
ということだ。
ここが欠けていると何かしらの劣等感が形成されていると思ってもらってよい。
例をあげると、
- 転んでスリ傷が出来てしまって泣いていた時に何をやっているの!と叱られた。
- 泣いたときに男らしくないくよくよするなと言われた。
- 悪いこと、いたずらした時になんでそんなことをするの!と怒られた。
その行動に対して子の感情を無視し対処であったり親自身の感情をぶつけられた経験はなかったか?ということを思い出してみて欲しい。
ここでは「感情」に着目しよう。
子は親に感情を理解、共有されることで感情を処理(受容)することが出来る。
だが、感情を理解された経験が希薄な場合、未受容として感情をうまく処理出来ないまま大人になってしまう。
親に十分に理解(受容、共感)してもらっている経験があれば、劣等を感じることはあっても処理(受容)することが出来る。
自己受容をしてみる
劣等感を解消する鍵は感情の受容である。
本来、あなたが子供の頃に親がすべき受容をしてもらえなかったのであれば、自分でする若しくは他人(専門カウンセラー、コーチなど)にしてもらうしかない。
ここでは自分で出来る自己受容方法を書いてみる。
セルフトークの観察、受容
セルフトークとは、例えば
会社で上司に理不尽に叱られた時に
「そんな言い方無いんじゃないのか?」と思ったこともセルフトークだし
仕事終わりに
「やっと終わったぁ~あぁ腹減ったなぁ今日はラーメンでも食べたいなぁ」
と思ったこともセルフトークだ。
これを意識して観察してみる。
セルフトークに乗っている感情は何か?を観察しそれをそのまま受容する。
気をつけてもらいたいことは、その感情を加工、修正せずそのまま受容すれば良いだけということ。
マイナスな感情を抱いたから自分はダメな奴だとかポジティブ感情だから良いなどまだ思わなくても良い。
それは条件付きの受容に繋がるのでNGだ。
例)
会社で上司に理不尽に叱られた時に
「そんな言い方無いんじゃないのか?」というセルフトークがあった。
そこに乗っている感情は何か?考えてみる。
怒り、焦り、情けないなど人によって様々だと思う。
それをそのまま受容する。
「そうか自分は怒っているのか」
「自分は情けない気持ちになっているんだ」
という感情をそのまま受け取る。
幼少期に親にしてもらえなかった受容を自分でするのだ。
人によっては自分を外から客観的に見てみる方がやりやすいかもしれない。
まずは1日1セルフトークだけで良いので観察、感情の受容をしてみて欲しい。
受容度合いが上がるにつれ劣等感も薄くなっていくはずだ。
著者の今日のセルフトーク観察、感情受容
仕事がうまくはかどらず
「あぁ自分ダメなヤツだー」
感情:ちょっと焦っているなぁ
受容:まぁいいかそういう自分も居ても良いんだぞ。
著者の今日のHAPPY世界観積み上げ
- 久しぶりにうまい棒を食べた。やっぱサラミ味でしょw
- 今日も良く寝た。
- 頑張らないほうがうまくいく感覚がわかってきた。
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