ジーンズの裾を折り返すロールアップには様々なやり方がある事をご存知でしょうか?
ロールアップは丈調整の役割もありますが、その種類によって印象を大きく変える事ができます。
今まで苦手だった方も、イメージの合う方法が見つかるかもしれません。10年ほど前までジーンズは腰パンで裾を擦りながら歩いていましたが、今では20本以上所有するジーンズはどれもほぼ毎日ロールアップして穿いています。そんな私、ramshirubaがオススメするロールアップを写真多目でまとめてみました。
Wolnerine 1000mile/A.P.C petitnewstandard
レギュラーロール
同じ方向に何度か折り返してロールアップする最も一般的な方法です。レングスの長さ調整の役割が大きく、くるぶしから足首あたりを目安にする事が多いようです。
ただ個人的にはあまりこのロールアップはしません。レプリカジーンズなど、生地のしっかりしたものだと、ロールアップした部分がかなり厚くなって子供っぽくなってしまいますので…。
軽めのジーンズやチノなど、厚みが出にくいモノの方が合わせやすく、折り返す幅は2~3センチ程度、折り返すのは2回くらいが目安といわれています。
Redwing 101 postman/A.P.C petitnewstandard
出来るだけ厚みを出さずに、幅も細めにするのがポイントですね。
ワンロール
裾を一回だけ折り返すロールアップです。ポイントはやはり折り返す幅でしょうか。細ければシックに、太ければカジュアルな印象になります。
細めのワンロールは、私もよくするロールアップです。厚みが出ないので違和感も少ないですね。丈感もあまり変わらないので、ロールアップに抵抗がある方にもオススメです。白っぽい裏地が見える事でブーツとの馴染みが良くなる気がします。こなれ感ってやつです。
Redwing 8111 ironranger/A.P.C petitnewstandard
夏はジャストなレングスのジーンズをロールアップして、足首を見せて涼しげに履く事もできますし、万能なロールアップです。
Redwing 101 postman/A.P.C petitnewstandard
思い切りカジュアルに着崩したい場合は太めのワンロールもアリ。
ワイルドなワーク感が出るのでヴィンテージ系のアジが出た靴を合わせたくなります。エンジニアブーツなど、存在感のあるブーツもいいかもしれません。トップスをシャツなどのキレイめなアイテムにすればバランスがとれそうですが、個人的にはかなり難易度高め。着こなせるイメージが湧きません…笑
Pepejeans workboots/Fullcount 1109xx
ワンハーフ(ダブルターンナップ)
最近よくやるのがワンハーフと呼ばれるロールアップ。一度大きめに折り返した裾をもう一度折り返すイメージ。
元の裾が見えるように折り返すのがポイント。
普通に二回折り返すのに比べ丈を一気に短くできるので、ガラッと印象が変わります。元のレングスにも依りますが、お気に入りのブーツ全体が見えるようになって、ブーツ自体の存在感が増します。
Redwing 9014 beckman/Denime 66xx type
裾のアタリが見える事と、ロールアップに厚みがある事で、どちらかというとワイルドなイメージ。ワークブーツを履けばバッチリはまります。
Redwing 8111 ironranger/Denime 66xx type
ピンロール
裾を絞り込むようにロールアップするピンロール。ストレート~ワイドなパンツにこのロールアップをする事で、裾だけが絞られた独特なシルエットになります。淡色のジーンズと合わせるとスポーティでカジュアルに仕上がります。
Redwing 101 postman/Levis Vintage clothing 47501xx
カバーソックスのような短い丈の靴下を履いて足首を見せると涼しげでスマートな印象。
同じ角度で通常のワンロールと比較すると違いは明確です。
左:レギュラーロール 右:ピンロール
ただ、ブーツとの相性は良くない気がします。定番はローカットスニーカーでしょうか。ヴィンテージ系の革靴でもいい感じかも。
まず絞りたい幅を決め、指で横方向に折り込みます。シワが目立たないように内側で折り込むのがポイントです。
折り込まれた部分を包むように縦方向へロールアップします。3回ほどロールすれば解けにくくなるので目安にして下さい。
おわりに
ロールアップの幅は細ければシックに、太ければカジュアルに仕上がります。
個人的には細めのワンロールか、ワンハーフで穿く事が多いです。細めで厚みも少なくするのがロールアップをナチュラルにするコツかと。勿論ジーンズの穿き方にルールなんてありませんし、ロールアップのやり方も自由です。是非ご自身の感性に合った方法を見つけて頂ければ。
ただし、同じ箇所をロールアップの為に折り続けていると、ダメージが蓄積されて破れる事もありますのでご注意を。
それでは、また。