また、月に1回、班ごとに華道・茶道を習う授業もあった。

華道は、池坊流らしい。

先生がひとつずつ葉や花を活けていくのを見ながら、自分も先生にできるだけ近づけられるように真似ていく。

 

 

華道は先生の活けていくように自分も真似てみようとしたけれど、私にはあまり向いていないようだった。華道もセンスが必要だと思う。数人の生徒たちは華道に触れるのは初心者だったが、先生に良くできたわねと褒められていた。

 

 

 

茶道はお抹茶にお饅頭がついているので、楽しみのひとつでもあった。裏千家の茶道らしい。

お作法を始めに習う。畳の部屋の入り方などのお作法を一通り習うのだが、茶道の方が私には向いていたように思う。

 

 

お茶を点てて、客人に振舞うお作法も先生に詳しく教えて頂き、一度だけだが、お茶を点てて茶筅でかき混ぜて、頃合いを見て客人にお抹茶の入ったお茶碗を差し出すという役目もやらせて頂けたので

とても感動したのを覚えている。