運転免許試験は、視力検査などの適性試験と学科試験を受けることになった。この時点では、私の視力は近眼なのでメガネ等と免許証をもらえば書かれるらしい。この当時は、私は両目は近眼のみで問題はなかったが、後に左目が見えなくなるという大惨事が起きるのだが・・・。

 

当日の持ち物は、本籍の記載された住民票と証明写真1枚と

教習所の卒業証明書と手数料が必要だった。

 

適性検査も含めて、8時までには運転免許センターに到着していないといけない。試験を受けるためには、運転免許申請書の記入や写真の貼り付け・試験料金を含めて受験所の窓口に提出する。そのあと、9時から視力検査を受ける。とくに近眼というだけで問題なく、判子をもらって受験票をもらいに行く。

 

 

学科試験開始時間は、9時30分から始まり、だいたい50分間の試験だった。学科試験が終わると、数時間後に合格発表されるのだ。私は学科試験の内容を見て、いささか慌てていた。

 

 

自分が必死にやっていた問題集や過去問はほとんど通用せず、ほとんどが教科書からの出題であったのだ。

しかも、引っ掛け問題もあった。例えば、ビールを少量なら、車を運転してもよいなどと、馬鹿にされているような問題もあった。取り敢えずは、全問回答をしたけれど、引っ掛け問題が多々あり心配な箇所もあった。

 

 

試験が終わり、翔と会い試験はどうだったか聴いてみた。翔は書けないところもあったという。

この日は受験者が多かったので結果が出るのが遅くなっていた。

合格発表は、12時近くなると黒板に合格者の受験番号が表示され始めた。私の番号は!と必死で見つめていたが、なんと!私の番号はなかったのである。あ!やっぱり、引っ掛け問題で躓いたことがわかった。何だ! やつぱり、教科書をしっかり勉強すれば良かったのだと大反省した。

 

翔の受験番号もなかった。お互いに試験に落ちてしまった!情けない!あれだけ勉強したのに~!

いや! 悩んでいる暇はない!再試験の手続きを取らなければ運転免許証はもらえない!

 

次回、合格するためには教科書をよく復習しようと思い、次回の試験は必ず合格できるように運転免許センターを翔とあとにした。

 

さて! 次回はどうなるだろうか?