あきはママ~薬剤師の子育て奮闘記~

4歳の女の子と26週5日で産まれた874gの男の子、そして今お腹にもう一人。ブログは第二子のことがメインです。妊娠中期、出血。切迫早産→慢性早剥羊水過少症候群(caos)。

NICUレポ25〜初カンガルー〜

こんにちは☀️

 

あきはママです。

 

せいちゃん生後1ヶ月2週(修正33週1日)

 

 

5/5まで厳しい 

昨夜症状が一気に悪化したせいちゃん。

GWでお休みにもかかわらず、朝から担当のドクターが来て、状態を確認してくれました。

 

そして、

「お母さん、昨日お話していたけれど、せいちゃん一気に悪くなってしまったから、

5/5の添い寝、かなり厳しいと思う。

もしお父さんとお母さんさえよければ、こっちは調整するから添い寝明日にしようか。」

 

そうか。。

 

そうやんね、せいちゃん。。。

 

これだけしんどそうやもんね。。。

 

今日、またおはようって お目目開いてくれるだけで嬉しいよ。

 

1日1日一生懸命生きてくれて、ありがとう。

 

 

お姉ちゃんも呼ぶかどうか

今日は昼からカンガルーケアの予定です。

 

そこで迷ったのが

 

“お姉ちゃんもカンガルーケア中に呼ぶべきかどうか”

 

呼ぶか呼ばないか、、意見が二極化

 

□ 呼ばない

ママが長期入院から帰ってきたと思ったら、今度はママもパパも頻繁な病院通いで相当寂しい思いをさせている。

そのママパパを取っている存在がママの胸の中にいるということで、ジェラシーが大爆発するかもしれない。

呼ばない方がお姉ちゃんのショックは回避できる

 

□ 呼ぶ

お姉ちゃんの中でせいちゃんは保育器の中にいる小さな存在。

このままだと、弟という感覚が無いまま終わっちゃうんじゃないか。

ママの胸の中で抱かれていることで、赤ちゃん、自分の弟だという認識を持ってもらえるんじゃないか

 

悩ましい。。。

 

結局、

夫婦で話あった結果は

 

お姉ちゃんも呼ぶ

 

でした。

 

正直、2歳のときの思い出って、自覚して忘れないようにしておくのは難しい。

こうしてせいちゃんの病室に通ったこと自体も、覚えていない可能性が高い。

だから “抱っこしてもらっているせいちゃんを見た” という映像記憶より ”ママパパに構ってもらえなかった“ という無自覚の感情記憶だけが残る方が恐ろしいな、とは十分考えた。

 

それでも、、少し感情を乱されたとしても、

それが家族が増えるってことじゃないかな。

下の子が病院にいるとかに関わらず、

長子が必ず通らないといけない試練みたいな。。

 

ショックを受けたという記憶が多少残っても仕方ない。

それでも、その中にも、お姉ちゃんのことだから何か温かいものを感じ取ってくれると思うから。

 

弟なんだよ。

お姉ちゃんになったんだよ。

 

そう感じて欲しいな。 

 

 

カンガルー本番

本番前になっても、せいちゃんは相変わらず、ぐったり気味。

SPO2も40〜60くらいで低い。。。

 

こんな状態で本当にカンガルーして大丈夫?

と思ったけど、昨日のドクターの言葉を信じて。。

 

少し移動で疲れるかもしれないけど、

その分胸の上でたくさんギュッとして癒してあげれたら。。。

 

担当のドクターと、看護師さんが2人、3人がかりでママまでの動線を入念に確認。

このとき、点滴4本、気管挿管チューブ、十二指腸チューブと胃内チューブ、それに心拍測定器にパルスオキシメーター×2。

せいちゃんにはMAXで色々な管がついている状態でした。

 

全てを不備なく引き連れてやってくるためのシュミレーションが完成。

 

母は椅子に座ってただただ、我が子が運ばれてくるのをドキドキ待ちます。

 

そして

 

完璧なチームワークのもと、せいちゃんが胸の中へと運ばれてきました。

 

腕に抱っこしたときとはまた違い、直接せいちゃんの肌が感じられる。

 

せいちゃんが少しモゾモゾ動けば、そのまま伝わってくる。

 

あったかい。。。

 

胸の上でうつぶせになっていて、直接せいちゃんのお顔は見えないので、看護師さんが鏡をくださりました。

 

薄っすら目を開けてじっとしているせいちゃん。

 

ママを感じてくれているのかな。。

 

心配していた大移動によるせいちゃんへのダメージも無かったため、

ここで満を侍してお姉ちゃんの登場です。

 

 

カンガルーケアを見たお姉ちゃんの反応

万が一、ぐずって泣き叫ぶなどといった状態になったときのためにおばあちゃんと私の妹が付き添いで待機。

 

意気揚々と昨日ぶりの病室にやってきたお姉ちゃん

 

しかし、昨日と圧倒的に異なる景色が。

 

保育器の中にいた赤ちゃんが、ママの胸の上にいる。

 

最初は「え???」

 

といった感じ。

 

でも、特に深い疑問も抱かず、まずはすんなり受け入れた模様。

 

『せいちゃんだよー』

と言うと、

 

「せいちゃん、よしよし」

と、なでなでしてくれたりしました。

 

最初からご機嫌ナナメじゃなくて、良かったとホッとしました。

 

ただ、せいちゃんへの興味はすぐに失ってしまったのか、

壁に貼ってある写真のひとつひとつに誰が写っているかを言う遊びに切り替わりました。

 

それもひとしきり終わると、またママのほうに帰ってきたのですが、

依然ママの上にせいちゃんがいるのを見て

だんだん雲行きが怪しく。

 

「〇〇ちゃんも抱っこー」

 

と言い出しました。

 

やっぱり。

 

結局カンガルーしているせいちゃんの下(足の方)にお姉ちゃん。

 

ママ大渋滞。笑

 

こうなることはある程度予想できていたので、みんあでフォロー。

 

更に雲行きが怪しくなる前に、さらっと終了することにしました。

 

最後にせいちゃんにぎゅーっとしたお姉ちゃん。


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今日は何を感じたかな。

 

お姉ちゃんが忘れちゃう前に、お話できるようになったら教えて欲しいな。

 

 

母乳チャレンジ

お姉ちゃんが帰った後、保育器に戻る前に、ママの母乳を直接吸うチャレンジを実行。

 

でも、せいちゃんはやはり少しぐったりめな様子。。

 

いけるかな??

 

と不安いっぱいだったのですが、

 

担当ドクターが、「せっかくだし、ここはなんとか吸ってもらおう」

 

と、せいちゃんのお口におっぱいを含ませます。

 

しかしせいちゃんが吸う素振りはなかなか見れず、口におっぱいが収まらなくて、先生大苦戦。

 

そしてそんな中、しっかり絞り切ったはずの私のおっぱいが、ここぞとばかりに張り切って母乳がじゃんじゃん溢れてきます

そらー、私のおっぱいからしたら、今を心待ちにしていたはずです。

今出さずにいつ出す!?と言わんばかりのハリ具合に

 

「せいちゃんが溺れる!」笑

 

と、先生今度は必死に私の搾乳。

(先生も2歳くらいのお子さんがいらっしゃるのでおっぱいの扱いは慣れていらっしゃいました。)

 

再度せいちゃんのお口を持っていくが、なかなかやっぱり吸うまではいかず。。

 

結局、舌でペロペロと舐めてくれた止まりでした。

 

まだ粘ろうとしてくださったんですが、

 

私から『もう大丈夫です。』

と、お礼を言って終わりにしてもらいました。

 

先生汗だくで戦ってくれて。。。。

せいちゃんもおっぱいを少しなめてくれて。

 

それで十分満足でした。

 

保育器に帰っていくせいちゃんを見送りながら、

 

抱っこさせてくれてありがとう

 

と心の中で語りかけ、

 

そして、NICUのスタッフさんたちの後ろ姿にも、何回も

 

ありがとうございます

 

と唱えました。