今週のNHK 「逆転人生」の主人公は 元キリンビールのサラリーマンの
湯澤さん。
私はこの番組が大好きでよく見るのですが、今回ご覧になった方も多いのではないでしょうか?
お父さんに反発し、実家の事業から距離をとって来た湯澤さん。
決して継ぐことはないと キリンビールでの仕事に全力投球の毎日でしたが、
お父さんが70歳手前で亡くなって、社長を継がざるを得なくなります。
葬儀の席で 都市銀行の担当者から「会社を継いでいただけるんですよね」
「そうでなければお母さんにやっていただくことになりますが」と
ほとんど逃げられない状況を作られてしまいます。
この場面、私自身の事業承継と同じ経緯。
違っているのは個人保証をせざるを得ない借金の金額です。
私のケースでも8億と 目がくらむような金額だったんですが、
湯澤さんの場合のそれは40億と 完済には80年かかるっていう金額だったんです。
今回のストーリーは あまりにもどん底で普通の人ならくじけてしまいそうな中
踏みとどまって借金を完済。 その過程で経営者としてのして成長した湯澤さんの経験談ということなんですが、
その壮絶な借金返済のための人生と そこを切り抜けて掴み取った 感謝や 働く意味
社員の幸せ 地元への貢献といった言葉が素直に語られて やっぱり人が大事っていうその言葉が疑えない真実として迫ってくる中身でした。
実は何年か前に この事を書いた本を読んでいて その時はそんなに強く感じなかったのですが
やっぱり映像が伝えるイメージってすごいですよね。
早速本棚から出して 一気に読んでしまいました。
荒れた会社、逃げ出したくなる自分との戦い、利益最優先 返済最優先の結果
吹き出した問題点 そして人が全て、理念が大事と気付いてからのいい会社づくり
これ以上余裕がないと思われる状況の中でも、人の心に投資することの大切さ
この事を納得せざるを得ない一冊ですね。
それにしても、ここまで戦った方が言う「感謝」「人が全て」って
きっとこれがベースにあれば大抵のことが乗り越えられるって信じちゃいますね。
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