『三國志14』武将能力:韓当の評価はいかに?【三国志武将評価シリーズ・その62】|三国志14

2020年6月4日三国志武将能力評価三国志, 三國志, 三國志14武将評価シリーズ

kantou

『三國志14』三国志武将評価シリーズの第62回目は、孫堅の代から呉に仕えた武将・韓当(かんとう)についてお届けします。前回の曹仁は以下のリンクから。

人物について

韓当は赤壁の戦いで、便所に放置されて死にかけていた黄蓋を助けた人ニャ。

活躍したのはそれだけではありませんけどね。黄蓋はずっとそれをいわれつづける感じなんでしょうかね。

韓当、字は義公(ぎこう)。遼西郡・令支県の人です。

弓術や馬術に優れていたことから孫堅に見いだされ、ともに戦場を駆けめぐることとなります。

孫堅の代から仕えていたのニャ。

孫策の代では劉勲の討伐にも参戦し、黄祖の軍を討ち破りました。さらに軍を返して鄱陽郡を討伐し、楽安県長となりました。山越は韓当の威をおそれ、従順になったといいます。

孫権の代になると、周瑜とともに「赤壁の戦い」で曹操軍を食い止めます。

そして黄蓋を便所から救ったニャ。

そのあたりは黄蓋の回を参照してください。

赤壁の戦いの後には、呂蒙とともに南郡を奪取します。また「夷陵の戦い」では、陸遜とともに劉備軍の攻撃を防ぎ、敗走させました。

韓当は地方に出て軍の指揮にあたると、将兵たちを励まして守りを固めました。中央からの指示には従い、法令をしっかり守ったといいます。孫権はそんな韓当の仕事っぷりに満足していました。

やがて韓当は、病によって亡くなりました。

呉を支えていたのはたしかだけど、あまりめだったエピソードがないニャ。黄蓋を便所から救ったぐらいニャ。「真・三國無双」シリーズだと、めだたないことを気にしてたニャ。

まあ、たしかに印象に残るようなエピソードはあまりありませんね。

ただ、韓当の子の韓綜(かんそう)はかなり問題児でした。

父の死後、喪に服していたので、孫権は気をつかって武昌にとどまらせていました。

しかし韓綜は喪に服していると見せかけて淫乱にふけり、無法を働いていました

父親と全然違うニャ。

孫権はこのことを知っても、韓当の功績を思ってとがめませんでした。

ところが韓綜は、いずれ逮捕されるのではないかと恐れ、魏への亡命を計画しました。

父親は呉に尽くしたのに、とんでもない息子だニャ。

韓綜は側近の者たちがついてこないと思い、私兵たちに強盗をさせ、「強盗がばれたので部将や軍吏以下、全員逮捕されるぞ」とのデマを流します。

これを知った側近たちは、「魏へ逃げるしかありません」といい、韓綜とともに脱出計画を練りました。

韓綜は「父の葬儀をおこなう」という名目で親戚たちを呼び集めます。そして父親の棺を車に載せ、私兵や家族・親戚たち数千人とともに、魏へと逃げ込んだのです。

ある意味、エピソード的には父親よりめだってるニャ。

韓綜は魏で将軍となり、しばしば呉の辺境を侵して住民を殺しました。孫権はそれを知り、歯ぎしりをしてくやしがりました。

大目に見てやった結果がこれなのニャ。

孫権が亡くなったのち、韓綜は、諸葛瑾の息子・諸葛恪とのいくさで戦死しました。

諸葛恪は韓綜の首を斬り、孫権の廟に供えたといいます。

孫権にとっての心残りだったのニャ。しかし韓当も、まさか息子の亡命に自分の葬式が利用されるとは思わなかったニャ。

今回はそんな韓当の能力を見ていきましょう。

 

基本ステータスについて

統率:76
武力:85
知力:59
政治:51
魅力:68
主義:割拠
政策:錐行強化(Lv4)(錐行陣形の効果が上昇)
親愛武将:黄蓋、祖茂、孫堅、程普

中のちょっと上ぐらいかニャ。

戦闘ユニットとしてはそれぐらいですね。武力は85と、まあまあ高めです。

ちなみに1のころの武力は54でした。『三國志2』で58、『三國志3』で60と、じわじわと上がっていく形でしたね。

あまり評価が高くなかったのニャ。

『三國志7』でも武力68でしたからね。『三國志8』以降から一気に80台まで上がりました。それまでは「その他大勢」の武将あつかいだったのでしょう。

めだたなかったということなのニャ。

 

個性について

水戦:大河で自ユニットの全能力が上昇。

慰撫:所属都市に所在していると賊が出現しなくなる。

頑健:傷病になりにくい。

消火:自ユニットの移動先の土地の火を消す。

猪突:命令設定で、敵接近時「無視」、自主退却「許可」が選択不可。

新規個性の「消火」があるニャ。

アップデート1.0.4で追加されたものですね。移動先の土地の火を消すことができます。これまでのシリーズでは、消火コマンドはそれだけで1ターン必要だったりとか使い勝手がよいものではなかったので、移動だけで消せるのはいいですね。

賊の出現を防ぐ「慰撫」も便利なので、賊が現れそうなところに配置するのもいいかと思います。

 

陣形と戦法

陣形

鋒矢、錐行

少ないニャ。

機動重視の陣形ですね。「錐行」は戦法が利用できなくなってしまうので、戦闘は「鋒矢」のほうがいいかと思います。

戦法

突撃:ダメージ+敵の士気ダウン。

鯨波:味方の破城+敵の攻軍ダウン。対拠点可。

駆逐:ダメージ。

強襲:ダメージ+「混乱」付与。

ダメージ系の汎用戦法が多いニャ。

駆逐」「強襲」は水軍向けなので、「水戦」と合わせて水上戦に参加させていくといいかと思います。

 

総評

韓当は、戦闘ユニットとしては中のちょっと上といったところです。

「水戦」駆逐」「強襲」があるので、水上戦で役立てていくのがいいでしょう。

また「慰撫」があるので、賊の出現をおさえるために都市に配置するのもいいかと。

とりたててめだつ能力はないのですが、戦場ではそれなりに戦ってくれるとは思います。

やっぱりあまりめだたないのニャ。

次回は程普を予定しています。

↓次回出来ました。