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源九郎稲荷神社(げんくろういなりじんじゃ)は、奈良県大和郡山市に鎮座する、源九郎狐や綿帽子を買った狐の伝説で有名な神社です。
童謡『やまとの源九郎さん』に歌われている場所であり、地元では「源九郎さん」の呼び名で親しまれています。
北向きの本殿に『白狐源九郎』が祀られています。
『源九郎稲荷神社』名前の由来
歌舞伎の「義経千本桜」に出てくる源九郎狐さん。
源義経が兄頼朝の討手を逃れて、吉野山に落ちのびたとき、白狐が佐藤忠信に化けて、側室静御前を送り届け、義経と静を守り通す。
義経に狐であることを見破られるが、この狐は静が持つ初音の鼓が両親でできていたことから、それを慕って佐藤忠信に化けていたことを話します。
すると、義経は親を慕う狐に同情し、また自分たちを狐の神通力で守り通してくれたことに感謝し、自分の名である「源九郎」をこの狐に与えたのです。
それがここの社名の由来になったと伝えられています。
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