真説・弥勒浄土      

道すなわち真理の奇蹟

Rayの呟き:新コロナウイルスと末日の劫難(4)

2020-04-10 12:50:17 | 道を求める聖なる物語(人・日本・世・宇宙)

Ray:今の世は高齢化も進み、戦争経験のある人がすくなっているので、少し前の悲惨な時代がそのまま続いていると考えている人はもうほとんどいません。

(三)白陽時代
十九世紀頃から白陽時代が始まり、将来一万八百年にして止まります。
一万八百年の間は、道法をもって行われる時代で、この平和に入る前に過去にない大災難が起こります。これが末劫であります。青陽・紅陽の災難は歴史が証明していますから理解できますが、白陽の末劫は多分に未来のことに話が及びますので、少々天機に触れますが、これは種々の神示や易理、経典、聖書ならびに時勢観察に基づいての理論であります。
白陽の災難は早くから始まっていますが、大清算は人心極悪の絶頂期に及んでまいります。
この浩きな災難は午未の交替期に起こります。午未の交替期はすなわち陰陽の交わる陽の極であり、陽が尽きて陰が生ずる初期であります。この時代に小混沌が生じます。
一年に譬えると秋の気候であり、一日で言うと午後一時から三時の間にあたります。
この時期に入る時の人心は過去、青陽・紅陽に比べてずっと狡猾で、世道の退廃は極点に至っているため、九×九=八十一の浩難によってすっかり淘汰されてしまいます。
これを名づけて「延康風劫(えんこうふうきょう)」と言い、地球上に八十一の大戦争・大災難などが起こります。


1904年、5年の日露戦争、1911年の辛亥革命、1914年の第一世界大戦を手始めに満州事変、上海事変、第二次世界大戦の動機となった日華戦争、独露戦争、太平洋・大西洋戦争、朝鮮動乱、中近東・東南アジア一連の動乱などはその範疇に入ります。
実に人心の貪欲・憎悪・怨恨は恐ろしい結果を招くものです。
良心・道徳・慈愛を失った人々は侵害と報復の繰り返しに明け暮れ、害毒を撒布し、蹂躙・破壊・争奪を欲しいままにし出しました。
反省・慙愧・後悔を忘れた人々の行為は無軌道極まっています。
それが、時勢の推移に伴って、ますます激しさを増したことは悲しい限りであります。
災難は故なくして起こりません。第三期の末劫が起こるべき原因や条件はすべて揃い、緊迫を孕んだ空気は一触即発の状態であります。
天運から言っても低迷な衰運期であり、危険な前兆であります。
時運の遷りを、子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の十二会に分けて判断したいと思います。亥子丑の三会を太古となし、申酉戌の三会を下古となします。
子から巳までの六会を陽となし、天地万物は発生進化するときであります。
子の会の中頃が陰の極であり陽が生じ始めます。洪濛段々(こうもうだんだん)と開いて陽が進み万類の最盛期となります。これを称して科学文明の世と言います。午から亥までの六会を陰となし、天地万物が死滅退化します。午の会の中頃が陽の極みであり陰が生じ始めます。
万物の収蔵閉塞となり、段々と毀滅して混沌状態になります。
今はすなわち陰が進んで陽が減退していく時期であります。紅陽から白陽への脱皮は旧きものの改革です。白陽の道は庶民にあります。
それに連れ立ってすべての主権も一部の特権者から大多数の人が平等に有されるようになりました。
と言って昔の在り方を非難しているのではありません。その時代の現状としてはそうあらねばなかったし、人々はそれを正しいと信じていたから、そのような機構の存在が必要だったのです。蝉はある時期に殻を必要としなくなります。蛇もまた同じです。
ただ、真理だけは古今を一貫して変わることはありません。
現代に合致した在り方として改革されていくのは已むを得ません。
「革命」とは命を革(か)える、命を改めると解されます。全地域・全人類に亘って生命が刷新されるのも、これは天意であって、人力のなせる業ではありません。
日本の江戸幕府から明治維新への脱皮は丁度百八十度の回転であり、中国では清朝の没落、辛亥革命から三転四転して今日に至っています。
各国の奴隷解放は人類を平等に取り扱う天の声であり、帝政ロシアの崩壊による共産政権の建立は人類に一大波紋を投げかけました。
ドイツの帝政崩壊はナチスを生み、史上最も凄惨な結果となりました。
弱小民族の激しい独立運動は強大国の植民地失陥となり、絶え間なく争い、血を流して今日もなお緊迫した空気を孕ませています。
一つの戦乱が終われば違った形態の時代が出現してきます。この風潮は凡ゆる国・地域・場所・階級を吹き揺さぶりました。水と火の災難に比べて風の災難は遥かに巨大であり、冷酷であり急速に蔓延します。
天理に従わず良風を壊し、人道を逸脱した人間は致命傷の打撃を受けなければなりません。
1914年より1918年に発生した第一次世界大戦は、歴史上はじめて顕現した大戦争であり、この戦争は地球上隅々まで行われ、30余か国が戦禍に巻き込まれました。
まさに、聖書に言う、「諸国民怒りを懐けり(黙示録12章18節)」のとおりであります。
悲哀と惨状は戦争だけではなく、終戦後続いてヨーロッパ各地に飢饉が起こり、悪疫が流行しました。「スペイン風邪」だけで数カ月に約2000万人が死亡しました。
この病気で死亡した人の数は、四か年に亘る戦争で死亡した人の数よりも多く、生命の損害は甚大でありました。

三重県のペスト発生の行列
また、歴史上に現出したことのない地震も凄まじく、例えば1923年(大正12年)、日本に発生した関東大震災は約10万人の死者を出し、生命と財産に大損害を与えました。
第二次世界大戦による人類の被害は、幾層倍かの悲惨であったことは論ずるまでもなく周知のとおりであります。その傷痕は戦後今日までも生々しく人々の心に甦らされ、刻まれて戦慄さえ覚えるほどであります。


このような大小の災難を八十一回繰り返して最後に末劫が来ます。
この時に法を得た人は生き残り、法を得ていない人は淘汰され、選り秀れた36・48の賢人が尊崇を受けられます。
これが終わってこそ白陽泰平の理想境・道徳の世界・地上の極楽が具現されるのであります。
続く

 

 

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