小学生の不登校 〜共働きから専業主婦へ〜

学校、勉強嫌いな娘と世間からズレつつも調和を試みる母の記録。

〜不登校〜 原因探しは、もういいんだ

今までの子育て、何が間違っていたんだろう。
どうしてこの子は、みんなと同じようにできないんだろう。
ここでどうにかしないと、このまま社会に属せなくなるのか。
不安と焦りに押し潰されそうだった日々。

何で学校に行けないの?

学校、教育現場の問題?

本当に必要な学びとは何か?時代に合った教育が現場に届いているのか?
様々な問題が語られ、敏感なうちの娘にとって学校が馴染みにくい場所である事は、間違いないだろう。
でも、それが本当に原因かな?

 

発達の問題?

娘の不登校が始まり、ADHDについて調べ始めた。
どうも当てはまる気がして仕方がなかった。でも同時に私自身もそんな気がした。

小さい頃はよくチラシを小さくちぎっていた。中学生で不登校を経験し、高校は通信制に通った。思春期には気分障害になった。姉も同様に。母は子育て期から患った。母も姉も、今でも若干くすぶっている。

夫は考え過ぎだと言った。自分も就職した当初、同じ事を思った事があると。でも意外と皆、一部そんな所はあるものだと。

担任にも個性の範囲内だと思うと言われた。自分も子どもの頃、食事中落ち着きなくウロウロしていたと、母に聞いた事があると教えてくれた。

 

親の問題?

過保護、 過干渉、放任、抑圧、依存?
毒親チェックをすると、当てはまる物ばかり。
私のせいだーー!と落ち込みもしたけど。
でもこれって、どこの親も当てはまるのでは?
逸脱して強調された時に毒親と呼ばれるのでは?

 

原因なんて、全部や、全部。

もーーー、しゃーない。
私の考えられる事の枠を越えている。なんだか急に、そう諦められた頃から、落ち着いて自分の育児を振り返る、冷静にこれからの関わりを考える余裕ができた。

 

要因と原因

今の彼女の状態は、気質があるのは勿論だけど、私が育児として何かしらのエッセンスを足してきたのも事実。とりあえず自分を責めてきた。 でも、自分を責め続ける私に余裕なんてない。毎日頭痛がして仕方がない。 そんな私に、現状を冷静に見つめられるはずがない。

これからの関わりを知るために、要因を探ることは有用だと思う。だけど同時に原因や責任を探ってしまわないよう気をつけないと、折角の考えにも捻れが生じる気がする。

 

親の役目

ありのままのこの子を見つめ、受け入れること。何が苦手で、何が得意で、どんな事がパワーの源になり、どんな事なら取り組めるのかを知ること。そしてそれを支援すること。

過度にならず、投げやりにならず。
押してみて押してダメなら引いてみて。

決して押しつけず、彼女が彼女の生き方で社会に混じっていけるように。

これだけは学んで欲しい事

学校へ行くことでも、いい仕事に就く事でも、お金持ちになる事でも無い。
自分を大切にすること。
今の生活に幸せを見つけ、それを感じること。
そしてそのことに、感謝すること。

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あの子は、私の教えをきちんと守っているかも知れない。
私が、きちんとありのままの私を受け入れてあげないと。

最後までお読み頂きありがとうございます。

 

 

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