こんにちは、ヒロです。
前回の記事で『とりあえず食べ』について書きましたが
今回は『無意識食べ』について説明をします。
NG
迷うことなく最初に好物に手を出す：無意識食べ
ランチを食べ損ねて空腹感マックスの状態でカレー屋に突入。
頭の中はカレー、一色。
テーブルに置かれた瞬間、脇目も振らずにスプーンを動かし
あっという間に平らげてご満悦。
ふとテーブルの脇に目をやるとセットのサラダが丸々残っていた。
食べたいもので頭がいっぱいになり
一心不乱に好物に飛びついてしまう。
これが食事で体脂肪を落とせないタイプの『無意識食べ』。
イタリアンに行ったら迷わずピザ。
焼肉屋に行ったらカルビにごはんと言うタイプがまさにそれ。
そんなに食べていないのになぜか太ってしまう場合
この無意識食べに陥っている可能性が高いです。
空腹感に振り回されず、食べる順番を冷静に考えることが
課題となります。
基本
まずは野菜、好物は後のお楽しみに。
決して大食漢ではないのに体脂肪が落ちない理由は血糖値にあります。
食事で血糖値が上がるのはまっとうな生理現象。
血糖値の上昇を察知して膵臓（すいぞう）からインスリンが出て
血糖値を下降させる。
これもまっとうな生理現象です。
ただし一気に血糖値が上がるインスリンも一気にドバっと分泌されて
行き場のない糖が脂肪に変換されます。
血糖値が急上昇するケースは2つあります。
空腹時に甘いものを口にするか、喉越しのいい糖質食品を早食いするか。
無意識食べの人がついやってしまうのが後者。
ラーメンやカレー、つゆだくの牛丼に卵かけご飯。
いずれもスープやルー、つゆに卵が炭水化物にまみれて非常に
喉越しがよく早食いを招きやすい。
この血糖値の急上昇を防ぐキーワードが食べる順番となります。
最初に野菜を食べておけば食物繊維が糖の吸収を抑えて血糖値の
上昇カーブも緩やかになる。
いきなりカレーに手を出さず、まずはサラダを完食しましょう。
野菜サラダ→ご飯の食べ順効果。
白米のご飯を先に食べた場合は食後すぎに血糖値が急上昇します。
サラダを先に食べた場合は血糖値の上昇は非常に緩やか。
ベジファーストの効果は侮れないです。
NG
ろくに噛まずにガツガツ食べてしまう：無意識食べ
お皿の上に美味しそうな肉まんがあります。
手に取りがぶりと3口くらいでぺろりと完食。
今そこにあった肉まんがあっという間に身体の中に
テレポーテーション。
マジックでも何でもない。
それは単なる早食いという「無意識食べ」です。
食べ物を口の中に入れ、それを飲み込んだら
目の前から消える。
同時にものを食べているという感覚も失われる。
それで人は身体作りの材料を補給した気になる。
よく噛まなきゃ意味がないのです。
基本
消化吸収の第一歩は咀嚼（そしゃく）すること。
消化と吸収にはさまざまなプロセスがあります。
咀嚼する→飲み込む→食堂を通る→胃で撹拌（かくはん）される→十二指腸から
小腸に運ばれる→腸壁から吸収される。
バラバラにされ吸収された栄養素はそこから門脈という血管を通って
肝臓に運ばれ身体作りの材料としてさまざまな場所へと送られます。
こうした食物の消化吸収は身体が勝手にやってくれると思いがち。
でも消化器官の中で唯一自分の意思で動かせる部位があります。
それが、口です。
口の中で食物を咀嚼することが、実は消化吸収の第一歩。
咀嚼時に唾液が出ると胃液の一部が分泌される。
咀嚼で表面積が増えた食べ物がそこにまみれるとスムーズに
消化され、さまざまな消化活動の連鎖に繋がっていきます。
これから最低でもひと口につき15回、咀嚼を試みてください。
咀嚼をよく行うことで満腹感が得られ、食べ過ぎによる
肥満防止にもなります。
※消化に関わる臓器の働き。
口→食堂→胃→小腸と食べ物が送られていく間、膵臓や肝臓、胆嚢（たんのう）などの
臓器が消化酵素を分泌。
咀嚼を十分行うことで、これらの消化管の働きは連動します。
ろくに噛まずに飲み込むと消化吸収は停滞します。
たくさん咀嚼して飲み込むことで栄養素の吸収率が高まり
腸のぜん動運動を促すことになります。
腸のぜん動運動を活発にする→排泄物を
溜め込まない身体になる→便秘解消。
善玉菌が活動しやすい腸内環境を作る→痩せやすい体質になる。
腸が正常な働きをし、消化吸収がスムーズに行われると効率良く
エネルギーになって代謝され不要なもの(脂肪や便などの排泄物)が
蓄積されにくくなり全身の活動が活性化されて痩せやすい体質になっていきます。
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