私と統合失調症との出会い(その4)
実家へ帰った後
私はふさぎこみ
部屋に引きこもり
ベッドから動かず
半寝たきり状態
になりました
もちろんご飯ものどを通りません
聞こえてくる声に涙しながら、外を歩くことも無くなってしまったのです
家族に強く当たることもよくありました
もちろん病院にも行けません
実家へ帰って4か月、
これではいけないと思ったのか、
親だけで精神科へ相談に行ったそうです
もちろん、私も一緒に行こうと声をかけられましたが拒否しました
なぜなら、行っても何も変わらないと思ったからです
親だけ通院すること3か月
その際処方された薬を私に渡してきましたが飲むのを拒否していました
精神科の薬で薬漬けにしようとしている・・・と思っていたんです
長期間の親からの説得の後、私は薬を飲むようになりました
親は相当大変だったと思います
その後、自宅療養ですこし状態が緩和されたのか、助けてほしいという感情が芽生え、薬を飲むようになり、私も病院に通院するようになりました
これが、私の統合失調症の始まりのエピソードです
暴れたりはしませんでしたが、自殺未遂はありました
今はとても反省しています
しかし、当事者はやってはいけないことの区別がつかないのです
区別がつかないというより、そうするしか方法がないのです
死ねば楽になる、私はこんな考えをしていました
家族の皆さんはとても大変だと思います
当事者はなにをするかわかりません
本人も何をしたかわかっていません
ですが、お薬をきちんと飲んで、規則正しい生活を送っていれば
正常な判断ができるようになってくると思います
また、精神科へは家族だけでも相談しに行くことができるのでなるべく早めに相談しに行ってあげてください
私と統合失調症との出会い(その3)
初めての心療内科
初診では
まず家族構成や過去のこと、今の状態を親身になって聞いてくれます
その後、お医者さんとご対面→診察の開始です
この病院ではPTSD(複雑性)と診断されました
そして、カウンセリング療法のみでお薬は無し
とのことでした
先生の見解は過去のいじめや職場でのストレスなどから今の病状があるのではないかと
その時はそうなんだ!仕事もやめたし、カウンセリング受けていれば治るんだ!
そう思って治療していました
が、
もちろん治るわけがありません
カウンセリングには行っていましたが、
それでも声は聞こえる、外も歩けない、一人暮らしの部屋でも罵声が聞こえる
笑われている
結果、居場所が無くなりました
ある日突然衝動にかられました
逃げないと、ここから逃げないと、消えたい、消えてなくなりたい、もう嫌だ
死んでしまいたい
そう思って夜中、一人で部屋を飛び出しました
詳しくは書けませんが、自殺未遂をしてしまいました
この当時のことはいろいろと記憶があやふやで、
自殺未遂をした後、親のいる実家へ帰ったことくらいしか覚えていません
そして、実家での療養生活が始まりました
私と統合失調症との出会い(その2)
就職して数年後、異変があらわれます
職場の人たちから笑われているのです
また、馬鹿にされ悪口、陰口のオンパレード
聞こえ始めて半年、耐えられませんでした
私は仕事を辞めました
しかし、よくよく考えてみると通りすがりの人にも笑われているのです
誰もいないはずの部屋でも笑い声、罵声が聞こえてきました
新しい職場へ行っても笑われている気がして馴染めずすぐ辞めました
聞こえ始めて数か月、耐えられなくなった私は
被害妄想もあったので、うつ病かもしれないと考え
心療内科を受診することに決めました
しかし、いざとなると勇気が出なかったり、初診は3か月待ちだと言われたり、受診するまで2か月くらいくすぶっていたと思います
(3か月待ちと言われても、いろいろな病院に電話すれば運よくすぐ診てもらえたりするのでくじけず病院探しを行ってみてください)
私は一件だけ、すぐに診てもらえる病院を見つけたので藁にも縋る気持ちで受診しました
私と統合失調症との出会い(その1)
過去を遡ります
まず、私はいじめられっ子でした
保育園からいじめられていました
幼ながらに、いじめられてもヘラヘラ笑って過ごしていたと思います
小学校では担任の先生から名指しで怒られていました
同じ班の子がした悪戯を、私が代わりに怒られるという、小学生中学年では理解できない怒られ方をされました
この時父と母はうまくいっておらず家族の誰にも相談できませんでした
中学校、うまくいくはずがありません
もちろんいじめられました
いい思い出がないまま卒業
高校生の時、初めて友達ができました
ですが、家庭では父の会社が倒産→離婚、私は母子家庭となりました
専門学校時代
一番楽しい思い出、お金はなかったですが、幸せでした
薬の副作用
統合失調症に限らず、
抗精神薬には副作用がつきものです
エビリファイやレキサルティなどは比較的副作用が少ないと聞いたことがあります(あやふやですが)
私は薬に弱く、幾度となく副作用に悩まされました、、、
まず、エビリファイ18mg
目が開かず、まっすぐ歩けなくなりました
動悸、手の振戦がありました
かなり太りました
2週間で○kg、すぐ中止しました
ゼプリオン注射
アカカシジアという顎がガクガク動いたり、じっとしていられないという症状に悩まされました
とても体が重たく、しんどかったです
あと、テクテクひたすら歩いていました
これが9年間の薬の遍歴です
薬を変えて欲しいと医師に訴えたことがありますが、なかなか変えてもらえず、長期間辛い思いをしたこともあります
今、病院は5つ目です
主治医は7人目、やっと寄り添ってくれる医師に出会えた気がします
皆様もセカンドオピニオンを大事に
また、主治医としっかりコミュニケーションをとるようにしてみてください