めくるもの
生み出されていくものだ
ここにある何か
感じるもの
目を潰せばいい
手の中で球体になるものは波を
額に風を
首筋に陽のひかりを
無くしてしまわないよう磨いてゆく
それは生まれるものだ
科学も物理学も進化とともに行きついていく
根元のような何かを
量子コンピューターも遺伝子も時間も重力も古代も難しいことはわからな進化を否定はしない
ニコラテスラのようなフラワーオブライフのようなカタカムナのような曼荼羅のようなそれは立体のエネルギー、渦か
それは感覚、持っているはずのもの
必ず、必ず、そこに
いつだってたどり着いてる
何かに
生死はもっと原始であって美化されず魂が叫び穏やかで潔く残酷であればよい
草木と獣の中にいればよい
巡りのなか
めくる
めくる
時間が崩れる感覚があったんだ
ずっと
でも、そう、
時間は過ぎるほど満ちてゆく
ねじれのような
球体
巡る砂時計のオルガスム
その器が放射線に伸びてゆく
誰かは時間は存在しないと言ったけれど
過ぎるほどに満ちていく
疾走してゆく道と逆方向に宙が激走してゆく
何も過ぎ去りはしない
満ちてゆくのだ、そしてそれはゼロへ
この巡りのなかで
誰もが生まれ続け満ちてゆく