今日は週末ということもあり、昨日までの買い優勢の雰囲気は少し落ち着きました。しかし週末にもかかわらず、少ししか落ち着いていない、という印象も受けます。最後はまさかの日経プラス引け…。それだけ上昇圧力が今は強いのです。

これは昨日も貼りましたが、日経とマザーズのチャートとRSIです。マザーズがこんなに元気なのはやはり個人投資家が買っているから、と考えるべきです。マザーズはご存知の通り、成長株（グロース株）が多い市場です。ただし、成長株という名の腐れ株も多数ありますので、ハイリスクではあります。

これも先日書きましたが、3月の反転以降、先に反応したのは小型～中型株だったのです。つまりここまでの勢いが発生したのは、マザーズの貢献度が高かったわけです。その後で大型株（バリュー株）に買いが入り始め、株価は修正されました。その最後の仕上げが昨日と一昨日の三菱UFJ銀行です。これで相場は一段上にステージを上げた、というのが昨日の話でしたね。

本来であれば、大型銘柄の方が先に上がり、それが利確されると小型や中型に資金が回ってきます。何事も大きいものから小さいものへと波及します。東京より先に地方が活発になることがないのもそのためです。

しかし今回は逆だったのです。では根本的に、大型銘柄を買うのは誰でしょうか。大型を買うのは主に機関、つまり大口さんたちですね。何が言いたいかというと、3月以降の個人投資家は、大口さんたちよりパフォーマンスが良かった、ということです。もちろんマザーズを組み入れてる大口もいますけどね。個人投資家の口座開設が爆発的に増え、個人の金が市場に投入され…彼らは儲けたのです。

しかし逆にいえば、大口連中はまだ買いの仕込みが終わっていない可能性もあるのです。大口連中はここに至るまで日本株を売り越してきたわけです。5/20だったかな、裁定売り残高の資料を貼ったのを覚えていますか？

見事に売り越しています。大口は判断を誤ったために、必死に買い戻しを入れているところでしょう。だからこれ程に株価が強いのです。

買い戻しがある程度進んだあとは、更にもう一段ステージを上げる時期にいずれ差し掛かるはずです。ふたたび買いと売りの綱引きが始まるのです。もちろん米中の経済戦争をネタに売られることもあるし、大統領選挙がネタになることもあるでしょう。ステージが上がれば上がるほど、売りの圧力は強くなりますから、今回のように素直にステージを上げてくれるかどうかはなんとも言えません。だから少し時間がかかる可能性もあります。秋口くらいに上げてくれればいいな、と思っています。

もちろん、今のような予想外のスピードでこのままいく可能性もありますが、マザーズでは個人の利確売りが始まりましたので、その売りの勢いに乗じて一旦相場を冷ますんじゃないかと思います。冷めた時に大口連中ももっと仕込みたいでしょうからね。我々もそれに便乗しましょう。ここから下げた場面は買いを積極的に行う。それで秋～年末にかけて利益は乗るでしょう。頭の中ではそんなシナリオを描いています。ただ、天気予報と同じで、長期予報になるほど的中率は下がります。何かが起こればシナリオの修正が必要ですからね。

三菱UFJ銀行も今日はお休みですね。昨日の午後から下げが来ましたので、潮時と思い最近買った最後の信用買い玊を処分しました。午後は忙しく手が空かなかったので、まぁ450でもいいかと諦めました。

昨日はてっぺんの467円でも売っているので、今朝の寄りでも指値買いしています。448円でふたたび買い下がりスタートですので、19円下げたところから、ということですね。今度はピラミッド型に…です。もし420～430円台があれば、ひたすら買いましょう。

まぁ金融や不動産株はまた少し時間がかかるかもしれませんけど、3月当初から読んでくれている人たちは、こうやって時間をかけていけばかなり高い確率で利益が出るとわかったでしょう。絶対ではありませんけどね。

日本人は情報に疎いと言われます。すぐ騙され影響され、極端な二極論に走ります。株の情報にしても、上がる株の情報「だけ」を求める人間が嫌になるほど多いです。上がるか下がるかという答えだけを教わるために情報をアテにするのは馬鹿の極みなんですよ。私がお世話になっている諸先輩方もそんな人たちには苦労しています。そうではなく、賢い人は自分の思考を補強するために情報を買います。それはつまり連想ゲームのための買い物であり、買った値段以上の得をすることになります。得られるヒントが多いからです。

そういう賢さを身につけないと相場では長生きできないし、一時でも儲けられないものです。来週を楽しみに待ちましょう。

他の記事はこちらから探すと便利です。
https://note.com/n_kabu/n/n94f0f50bf81c

にほんブログ村【株日記】

人気ブログランキング【株式初心者】

株式投資ランキング