こんにちは。精神科ナースここあんです
今日も訪問ありがとうございます。
前に私ここあんがうつになった時の話をしましたが、
今回は第2弾です。
母がうつになった時に、何の根拠もないのに「自分はならないだろうな亅と漠然と考えてました。
しかし、うつはやって来ました。
それも2回も。
スーパーで上司からパワハラを受け、うつになった後、転職して病院内のお店に勤めていました。
勤めて7年間は高圧的な上司もいないし、お客さんはたくさん来てくれるし、楽しく仕事をしていました。
きっと定年まで勤めるんだろうなと思ってたんですが…
そのお店はもう1人の販売員さんと午前、午後と交代制なので普段は1人で働いていました。
その頃といえば子供たちは成長し母である私の手から離れ始め、
今までのように「お母さん、お母さん亅と頼られることも少なくなりました💧
何か心にぽっかり穴が空いた感じ。
これが空の巣症候群ってやつです
寂しい…1人でやる仕事も寂しい…
お客さんがいる時は出来るだけ、おしゃべりして穴を埋めようとしましたが、
いなくなるとまた寂しさが押し寄せて来るのです。
今まで寂しいと思うことは余りなかったのですが、本当に無性に寂しいのです。
その上、当時はリーマンショックのせいで
仕事を失ってしまう人もたくさんいました。
うちの旦那も影響を受けて仕事がない日が増え、職場は倒産寸前で、お給料も半分以下になり…
まだ手が離れたと言っても子供たちは学生です。
家のローンもあります。
どうしたらいいの？
私のお給料なんて、微々たるもの。
これで生活など出来るわけがない。
この先のことを考えると不安は募り、だんだん気分が落ち込んでいきました。
食欲もなくなり、お笑い番組を見ても笑えません。
笑ってる子供たち…何で笑えるの？
あなた達の未来はこれからどうなるのかわからないのよ。
と思っても言えませんでした。
子供たちを不安にさせてはいけない。
家計を預かっている私が何とかしなくてはならない。
世間は職場の閉鎖、倒産、リストラとそれに伴い、
同じく鬱になった方も沢山いたでしょう。
未来を悲観し、自ら命を絶ってしまう人も…
この先もういいことは無い。
せっかく買った家も手放さなくてはならないのか…
辛く苦しい暗いトンネルの中を彷徨うような気持ちでした
怖い、逃げたい、死んでしまいたいと毎日思っていました。
収入が減ってしまうことでこんなに不安になるとは…
もっとちゃんと貯金しておけば良かったと
後悔、後悔and後悔…
今、新型コロナのせいで仕事がなくなり、不安な気持ちに陥っている人も沢山いると思います。
在宅で仕事ができる方はいいですよね。
あの時、
私はうつ症状が顕著でかなり痩せてしまいました。
しかし、
それに気がついてくれた病院の職員さんがいたのです。
「ここあんさん、だいぶ痩せちゃったね。そんなに不安ならこっち（病院）に来なよ亅と言ってくれたのでした。
そして経営者さんに「病院の職員にしてください亅と頼むと、
「じゃ、看護師になりなさいよ。看護師が必要だから。応援するよ。亅と言われました。
「え、私が看護師ですか？無理ですよ。亅と私。
でも、ここで自分が変わらなければ、今の状況を変えることは出来ない。
「無理亅とか言っている場合ではない。
やるしかない。
そう決意し、看護学校を受験。
リーマンショックで倍率の高い年でしたが、
有難くも合格し、この日から気持ちを切り替えることに。
看護師になって、今の状況を変える！
その気持ちにもう揺るぎはありませんでした。
気持ちを切り替えたことでうつのトンネルから抜け出せたのです。
学校に行くようになり、勉強に集中することで空の巣症候群もなくなりました。
今、コロナのせいで、あのリーマンショックの時のような不況と似ています。
あの時は政府からの救済措置はなかったと思います。
現金なんかもらえなかった…官邸でそんな会談もなかったでしょう。
現金支給とかの政策は長い目で見れば、それこそ一時的なもの。
こんな時こそ、
資格を取ったり、何か他のことにチャレンジしたり、ピンチをチャンスに変える勢いも必要かなと思います。
ここあんの場合は出会いが人生を変えてくれました。
もちろん資格取得まで大変な道のりではありましたが…
あなたにもいつか人生が変わる時が来るかもしれませんね
追記:
何においても貯蓄は大事。よく「貯金なんかしなくてもいい亅「宵越しの金は持つな亅みたいなこと言ってる人いますが、こんな不況の時、誰が保証してくれるんですか？
職が無くなっても2年間は暮らせるくらいは必要かなと思いました。もっとあればもっと気持ち的に余裕が出来ますよね。
リーマンショックうつで学んだことです
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