保険の選び方

医療保険に入るか否か、どの医療保険が良いかは重要な問題です

保険金額の決め方

2023-09-24 15:44:38 | 保険全般
2023/9/24

保険に加入する際、毎月、いくらの保険料の支払いをすることによって、いくらの保険金額、いわゆる保障金額が得られるのかという点が気になります。

この保険金額ですが、多くの方々にお尋ねすると「うちの主人、1億円保障に入っているから」と満足げな表情の方々がいます。まるで、主人にはそれだけの価値があるとばかりに自慢げの方もいます。日常、目にしたことも、手にしたこともない1億円という金額に心理的に酔いしれてしまうのです。

しかし、その1億円の保険金額で果たして十分なのか、保険会社の外務員さんは何を基準に保険金額を提案されているのか、ということを考えると、保険金額が正当に評価されているのか、はたまた、過不足はどれほどあるのかわかりません。

まず、一般的な保険会社の外務員の方が提示される保険金額は、パッケージ商品でしかありません。

一応の、これほどの毎月の保険料であれば、このご家庭は支払いが可能なのでは?という保険料設定から逆算されています。そこから、ABCの3段階の提案書を用意して、それに適合する内容のものを加入見込み者に選択させているというのが現実です。

外務員の方々も歩合制ですから、それも、保険金額によって歩合が決められますので、より高い保険金額を提示することになります。そこで、保険金額の設定は、「今、ご主人が亡くなられても、生涯、あなた自身、子供さんも含めて安泰ですよ」というプレゼンテーションになります。

まったくの、一介の主婦であっても、保険金によって路頭に迷うことはありませんよ、という安心感を抱かせるのです。

毎月の生活資金、子供さんの学資など、すべてが保険金が賄われますよ、という提案がなされるのです。スカトロサイトおすすめ

そして、手にしたこともない、目にもしてこともない保険金によって、将来が安全安心というシミレーションに満足してしまいます。

しかし、現実問題として、不幸にもご主人が亡くなられ、保険金を手にし、幸せな生活を送っておられるという方々を目にしたことはありません。聞いたこともありません。

この現実とのギャップはどこから生じるかというと、大きな保険金額を手にしたという「大金を手にしたことのない貧乏人が手にすると、ろくなことが無い」という言葉通りの現実が待っているのです。

提案される保険金額は、今、現実問題としておきたことに対して、収入がまったくのゼロを想定しています。

そこには、家庭の主婦も成長した子供も働かなくとも生きていけるということが前提になっています。

しかし、現実、高学歴社会、夫婦共働き社会において、こういう非現実的な生活はありえません。

少なくとも、5年、多くても10年もあれば、残された専業主婦といえども何らかの収入を得られる道を選択することは可能です。

ライフプランに添って保険金額を決定しましょう。

そのようにパンフレットには記されていますが、現実と乖離した形になっています。

保険金額とは、生活保障の補完であって、生涯を保障するということで決定すると人生を踏み外します。

当座の10年間、残された親子がまったくの無収入でも生きていけるということを前提に保険金額は設定すべきと思います。


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