男爵の華麗なる大逆転人生 | DANの阪神などのブログ

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ブログを始めてもすぐ飽きてしまうので奥さんに譲渡したものの、奥さんも飽きてしまい数年放置していましたが、もっかい始めてみようと思います。阪神の話題が中心になる予定。

私は阪神タイガースと同じくらいスターウォーズが好きでして、多分この2つは死ぬまで好きなんでしょうね。

エピソード9については、まさかのハン・ソロ登場で涙腺崩壊とか、豪華絢爛な歴代ジェダイによる元気玉とか見所満載でしたが、何よりEP4とEP6以来、すっきりと大団円で終わるスターウォーズというのを久々に観れたのがよかったですね(EP1はパレードの列にパルパティーンがいる時点で大団円ではないし、EP7はハンの死が衝撃過ぎてそれどころではなかった)。

そんなEP9において、私が更にハートを鷲掴みにされたのが、我らが男爵ことランド・カルリジアンでして、唐突ながら今回は彼についてたっぷり語りたいです。



①胡散臭い初登場

今を去ること40年前に公開されたEP5「帝国の逆襲」で初登場を飾った訳ですが、
・乗っけから胡散臭い
・案の定裏切る
・ハン・ソロ凍結を招く
・チューイに首を絞められる
・何故か最後にしれっと仲間になる
というイカサマ野郎の彼に、当時小学3年生だった私はおよそ親しみは感じませんでした。それは恐らく、世界中の多くのファンが感じたことなんじゃないかな?


大体、名前に男爵なんて付く奴は、キバ男爵とか、あしゅら男爵とか、男爵ディーノとか、ワンランク下のちょっと小物感漂う悪党しか知らない訳で、正直なんで仲間になったんだろう?と思いましたね。

それ以前に、本当に男爵だったのかも、作中では一切呼ばれないから今もって分からないんですが。


②散々だった対ジャバ戦

それから3年後のEP6「ジェダイの帰還(当時の邦題はジェダイの復讐)」では仲間として登場する訳ですが、その初陣となったジャバ・ザ・ハットとの戦いでは散々でした。折角、メンバー中唯一完璧な潜入に成功していたにもかかわらず、それを全く活かす事なく戦い序盤でカークーンの大穴に落ちそうになります。
そんな初陣シーンがこちら。

この失態により、貴重な戦力のハンとチューイが救出に割かれることになり、結果ルークが孤軍奮闘せざるを得なくなったわけで、なんかもう少しやりようあっただろと。
というわけで、残念ながらこの戦いではクソの役にも立たなかった我らが男爵。この時点ではファンの評価は微妙なままだったことでしょう。


③美味しいところを総ざらい

第2デススターの攻撃隊長にこれまたしれっと収まった男爵ですが、ここでは一味も二味も違う姿を見せました。機転が利き、判断力に優れ、男気溢れるその姿は、これまでの扱いがウソのようなカッコ良さでした。
そんな男前なシーンがこちら。

実のところ帝国の逆襲でも、そのような人物像の片鱗は随所に見せていたのですが、最後にそれを存分に発揮し一番美味しいところを攫っていく姿は華麗そのもの。ファンの評価爆上がりの大逆転劇でした。
尚、聞くところによると、デススター破壊時に戦死する案も検討されていたとのこと。実現しなくて本当に良かったと思います。


④真の英雄へ

36年の時を経てEP9に登場すると聞いた時、正直心配な気持ちが先に来ました。今度こそ死にゃしないかと。
結構スターウォーズはそういうところがあって、EP8でも結構な人気キャラだったアクバー提督をあっさり死なせたりもしていたので。

しかしその心配は杞憂に終わり、本作での扱いはまさに英雄そのもの。ポー・ダメロンらがあまりの劣勢に絶望する中、大量の援軍を引き連れて颯爽と登場するシーンはシリーズ屈指の胸熱シーンと言ってよいでしょう。


それにしても、ルーク、ハン、レイアが命を落とす中、ランドだけが生き残って真の英雄になるという未来は、かつてチューイに首を絞められるところを観ていた頃には全く想像つかなかったでしょうね。

今回も最後の最後に一番美味しいところを攫って行った我らが男爵が、なんかもう愛おしくてねぇ。そういう意味でも、EP9には満足しています。

今月末にはブルーレイが届くから、野球のない現在それを楽しみにして行きたいかなと思います。



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