カキラン 葦毛湿原の花
カキラン
ラン科 多年生草本
湿地に生える30~70㎝のランと図鑑でみた。
でも、この湿原では20~40㎝くらいのものが多い。
つぼみの形を鈴に見立ててスズランの別名があるという。
けど、つぼみの形が鈴に似た花、他にもありそう・・・
そもそもカキランの名前も、花色が柿ににているから。
って、ちょっと安直にすぎないかとおもう。
でも、この渋い色、なかなか他にないのである。
せいぜい1.5㎝くらいの小さな花だが、とてもきれい。
花期は6月中旬から6月下旬。
梅雨の真っただ中で、他の草木に隠れるように咲いている。
湿原の中に多く咲くラン科の花なのに、写真がとても少ない。
その理由を考えると思い当たることが二つある。
一つは花の咲く時期がわるいことにある。
雨が降らない休みの日でないと、花に逢いに行けないこと。
そしてもう一つの理由がとても大きい。
花が短命で2~3日で終わる上に、咲いてる期間がとても短い。
つまり私的には、花に出逢えるチャンスは1~2日なのである。
きれいに咲いていたので、次週に期待して行ってみる。
ほとんどの花が終わっている。がっかり。
こんなことが当たり前の短期集中型のカキラン。
8枚目の写真は、季節外れの一輪をみつけたもの。
こんなことが、なんだかうれしい。