「どうもはじめまして、私はレゴシティ機動警察の
指揮担当、ナカガワ巡査です!こちらは…」
「うおおがんばれドンケツシンボリー!!
ワシがついてる、ああダメだっ!!」
「なに競馬中継聞いてるんですか先輩!?
失礼しました、彼こそレゴシティポリスロボのパイロット担当の
オオタ・カンキチ巡査長、通称「始末書のオオさん」です」
「よろしくな!
ところでナカガワ、オマエ後ろから見ると
全裸の変態に見えると評判だぞ!!」
「黄色フィグの宿命ですねそれは。
ともかく今回は我らレゴシティ機動警察の仕事ぶりを
市民の皆様にご紹介しようかと!」
「おう、手柄を放送できたら金一封ものだな!!
はりきっていくぜぇ!!
レゴロボの普及でレゴロボ犯罪も急増、それに対応する為に
組織されたのがワシらレゴシティ機動警察だ!!
これがワシの愛機、レゴシティ機動警察のレゴロボ
パトカーロボMk-Ⅱだ!!」
「見る者への心理的影響を考慮するほどの
予算は出ませんでした!!
ちなみに旧式パトカーロボはこちらです」
「弱そうだなオイ!!というか
普通に警官が銃で武装してるのはいいのか今のご時世」
「この頃はまだ銃器で武装していましたが
その後「レゴシティの住人が銃くらいで〇ぬわけねぇ」と判明したので
現在は公式レゴシティセット含めて銃は装備していないようですね」
「コンプラとかじゃなくてそういう理由だったのかよ!?」
「旧式パトカーロボはまだ性能不足で
不要論が出るなど散々でしたが」
今のご時世いよいよ笑えないネタだな」
「気を取り直してパトカーロボMk-Ⅱの紹介です!
見る人が見ればすぐわかるでしょうが
基幹部分は既製品スパイダーマンロボをベースとしております」
「貧乏くせぇな!税金で作られてるからしょうがねぇか」
「武装は電磁警棒と拳銃!!
銃は実弾ではなくトリモチランチャーを採用しております」
「さっそくレゴシティ名物、犯罪者集団を発見だ!!
往生せいやぁーーーー!!
ナカガワ、発砲許可をよこせ!」
「今のご時世出るわけないでしょ!
とにかく威嚇に留めてですね」
「ほげええええええ!?
なんか出た!?」
「やべ、フェザータッチでビンカンにしてあんの忘れてた!!」
「とにかく犯罪者集団は確保だ!!
しかし捕縛用のトリモチランチャーだけじゃ
武装としては力不足だよな?
そこでこのパトカーロボMk-Ⅱには秘密兵器も仕込んである!!
見よ、今必殺の!!
血税ボンバー!!」
(ネーミングセンス最悪か)
「何故ワシが撃たれたのか、これがわからない」
「いかにも悪そうだったからな!!
先制攻撃がレゴシティ警察の基本だ!!」
「いやホント今の時代シャレになりませんよ!!」
「まったく始末書が怖くて警官がやってられるかっての。
しっかしこ〇亀とパト〇イバーのパロディだってのに
なんでこうも女っ気がねぇんだ」
「先輩、レゴロボが暴れているとの通報が!!」
「なにぃ早速出動だ!!金一封はワシのもんだ!!
いざ現場に向かうぞ!!
徒歩で!!!!」
(中略)
「ワシこそがレゴシティの暗黒メガコーポ社長
バロン社の社長、ハゲヒゲ男爵こと本名「ビル・ヘイツ」である!!
クルマ回以来の登場じゃあ!!」
「ま~たいかにもな金持ち系ネタキャラか!」
「どうしたんですかこれは!」
「うむ、ワシの会社のレゴロボ開発部門を任せていた
ブレインスタイン博士が賃上げを要求して暴れていてな。
なんとかするのがキミたちの仕事ではないかな?」
「いや賃上げをしてやるのがオマエの仕事だろ…
というかあのマッドサイエンティストさっきも見たような…」
「久々だな諸君!!ブレインスタインじゃ!!
ワシを知らん輩はまぁ過去のワシ回でも読むがいい!!
今回はワシの最新作、サイボーグドクターMK-Ⅲ
別名「ブレインスタイング」をご覧に入れよう!!」
「ワシのロマン追求のレゴロボ制作予算が
あんな悪趣味サイボーグロボに使われておったとは!?」
「以前暴れたサイボーグドクターよりさらに武装面が強化されています!!
ビジュアル的にも使い道のない紺パーツが大量にブッ込まれているようです」
「オトナの事情というヤツじゃな!!
全身オメガ粒子砲を装備した超戦闘用サイボーグじゃあ!!
あと戯れに逆関節にして海外メカ感を出してみたがどうかな諸君!!」
「やかましい!!
とにかくヤツを倒せば金一封だな!?
しかし初戦はもっと普通の作業用ロボとかと戦うべきじゃないのか!?」
「過去のレゴロボ紹介回の作業用ロボなどは既にバラされ
宇宙シリーズロボなどに生まれ変わっている関係で
この世界観で戦えるレゴロボが彼くらいしかいません!」
「ま~たそこもオトナの事情か」
「ヤツはレゴシティポリスの旧式パトカーロボ部隊
12機を三分で全滅させた強敵です!」
「それはヤツが強いというより
旧式パトカーロボが弱すぎるんじゃねぇかな」
「あと整備班が諸事情により集団食中毒で全滅しているので
できるだけ損害を受けずに倒してください!」
「んな無茶な!!
こらタコ社長!!ヤツの弱点を教えろ!!」
「弱点というと…ブレインスタイン袋にスペシ〇ム光線ぶちこむとか?」
「もうええわ!!戦闘開始ィ!!
…なんだと!?血税ボンバーが利かん!?」
「当然じゃ、ワシは税金払っとらんからな!!」
「そういう問題!?
とにかく重武装ロボ相手には懐に飛び込んで後は流れだ!!」
「なんの!!一般車バリアー!!」
「えぇ…」
「次はこっちの番だな!!
行くぜ、スローイング一般市民!!」
「いよいよどっちが悪かわからんなオイ!!」
「そして怯んだ隙に超必殺技!!
一般高級車スマッシュ!!」
「高級車メーカーの社長とオーナーが見たら泣きますよ!!」
「被害甚大なれど目標撃破だ!!
金一封はいただきだぁ~~!!!」
「まーたワシがやられてしまったのか」
「先輩の出した被害の方が遥かにデカいじゃないですか!?
何も守れてないじゃないですか!」
「心配するなナカガワ、こんなコラテラルダメージなんぞ
全額ハゲヒゲ社長に請求すればOK!!」
「」
「さぁこのワシの仕事ぶりが放送されれば
レゴシティ機動警察課の評判もうなぎ上りってなもんよ!!」
今ここに…デモス瑠偉ユニバースオリキャラでも
最凶にして最狂のキャラクターが誕生した…!?
翌日
「オオタの大バカ者はどこだぁ!?」
「レゴロボ操縦技術を磨くと言って
レゴニンジャゴー世界に旅立ちました!!」
おわり