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酒宴でも我慢

退院して肉体的に辛かったのが体中の痛みと体力減退、筋肉の衰えでした。
50肩で腕が上がらず、同じ体制を取っていると節々が痛み、
体力自慢だった肉体は疲れやすく、長時間立っていることさえ辛い。
灯油の入ったポリタンクを持ち上げられないほど減退していました。
車の乗り降りも「ヨイショッ!」と声が出るようになりました。
外仕事やウォーキングの後は、疲れてすぐに仮眠を取ってしまいました。
帰宅後に食事を取って処方された薬を飲むと、すぐに寝てしまいました。
1日に数回仮眠を取るので、夜眠れない時も有りました。
そんな日は眠剤を飲んで無理矢理睡眠をとるようにしていました。
健康で持続力のあった身体が懐かしかったです。

アルコール依存症になる前から、「そんなに飲んでない」とか
「いつでもやめられるよ」とか、
「俺の肝臓は強いんだ」とか「俺は大丈夫」とか
「病気になったら辞めればいいんだ」とか
言っていた過去の否定的な発言を悔やみました。

今後も寄合いや新年会、忘年会、総会、旅行など誘惑は少なからずあると思います。
どうしても出席しなければならないものを除き、欠席していく方向で考えています。
今は自宅で言わば無菌状態でいられて、酒を飲まない自信がありますが、
外に出て周りが酒を飲んでいるのを見ると、心が揺らぐこともあるでしょう。
周りが揚げ物や塩分の多いものを食べていると、
つい箸が出てしまいそうになってしまうこともあるでしょう。
でも私は病人です。一生病人です。決して治ることの無い病気の病人です。
それを忘れること無く、もし酒の席に出ても飲食には注意をして乗り切ります。

周りの人も私がアルコール依存症で肝硬変だと言うことを知っている人が多いです。
ですから、無理に飲食させられることは無いと思いますが、
酒が入ってくると、過去の私を知っている人は、
「一杯くらいいいだろ?」と言ってくる人もいると思います。
ですが私は飲みません。
酒は勿論のこと、オードブルには揚げ物が多くて肝硬変の私には食べられません。
おしんこも塩分が多くて食べられません。
醤油をつけずに食べる刺身は美味しく有りません。
時間つぶしに酒を注いで回ると 注ぎ返されるので回りません。
お酌に来られてもウーロン茶を注いでもらいます。
そして私の胃はウーロン茶で満腹になります。
ウーロン茶と甘いお茶菓子を食べて2時間が終了します。
酒宴の2時間が過ぎ、手締めが終わっても好きな人はまだ帰りません。
そういう時は妻に迎えに来てもらって車で帰ります。
私は酒を飲んでいたころから、つまみにはあまり手を出さないほうでしたが、
なぜあんなに脂っこいもの、塩辛いものが酒には合うとされているのでしょう。
酒自体高カロリーですが、あれでは他の臓器にも血圧にも良くはありません。
宴席自体を欠席したいのですが、役員をやっている以上そういうわけにはいきません。

今後も、いろんな局面でそんなことにぶち当たることもあるでしょう。
これからもこの病気が悪化しないよう「生涯断酒」で頑張ります。
それは断酒会の言葉にもあるように、
家族はもとより迷惑をかけた人たちへの償いだと考えるからです。


つづく。








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