カテゴリ:何げない日常
11月22日は良い夫婦の日でしたね。
私の夫は10年前に亡くなって、未亡人の私には 関係ない日なのですが。 夫が近所の病院で食道がんと診断され、紹介された大学病院 で診察を受けた時には手遅れの状態でした。 食道がんでは著名の先生に見てもらえる事になって「良かっ たね」とホッとしていたのに… ひっそりと私だけ主治医に呼ばれて「進行がんで手術も出来 ない状態です」と告げられました。 しかも余命は「今日、何かあってもおかしくない状態です」 と。 思わず「今日でも?」と聞き返してしまったわ。 63歳でしたが、定年後は子会社に勤務して毎週ゴルフに行っ てるような健康な人でした。 「ゴルフは80歳までプレーしたい」と言って身体作りにも励 んでいたのに… 4か月ほどたった…12月には食道と気管の壁が溶けてしまい 食事も水も摂取出来なくて、正月もやってる近くの病院で点 滴の栄養で生命を維持してました。 それでも、病院の帰りに私にアイスクリームやケーキを買っ てきてくれたり、優しさは変わりませんでしたよ。 夫の最後の言葉は1月5日に…正月明けで銀行が開く日に… ✿「今日は病院の帰りに預金をお前の通帳に全部移す から通帳を出してくれ」でした。 12月に「暗証番号を教えてよ!」と聞いたら 「まだ、まだ~」って笑っていたのよ。 夫は私の通帳を受け取る事はなく、医者の言った通り「大量 出血」で苦しむ事もなく自宅で亡くなりました。 タクシーの中や銀行の中でなくて自宅で良かった~ 夫が亡くなって10年。 淋しかった時期 自由になっておひとり様を楽しんだり時期(今) 何か、あるたびに思い出したり… すっかり忘れてしまったり… 日々、いろいろな思いにとらわれますが… 自分の身体が思うように動かなくなった今 私には貴方が必要なのよ。 旅行中も足の弱った老妻に肩を貸してる夫さん 足のおぼつかない夫を何気なく支える妻 いろいろな御夫婦を見て来て (19人中7組がご夫婦) 年配の仲良し夫婦って羨ましいとつくづく思います。 果たして、私達が仲良し夫婦で居られたかは疑問ですが… ポチっと押して頂けると とても喜びます♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年11月23日 00時00分08秒
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