ステップファザーにできること

発達障害の娘とやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

お風呂上がりの娘が、一人で服をすべて着るようになった話

介入大好きとんぼである、ごきげんよう。

 

妻が仕事で忙しい時期のため、毎日娘とお風呂に入っている。

 

色々試してて、バチクソ叩かれた記事を二つも書いている。

www.rabbitonbo.com

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それらが1週間そこらで終わってしまった話である。

娘の反抗っぷりを語る

過去に何度も書いた通り、娘は一人で着替えができる女だ。

 

自宅では甘やかして親がサポートしてるだけで、特別支援学校では1年生の時から自分で着替えるように教えられてきている。

 

初期の頃は、絶対に自分で着替えないと暴れまわってたことも多かった。しかし先生たちの努力によって、今の娘は着替えのスキルを手に入れている。

 

座ることなく、立ったまま、壁に寄りかかってズボンをはける。ほぼ毎朝、自分で着替えているそうだ。

 

学校でできるんだから、自宅でできないわけはない。

 

それなのに、自宅では娘に自分で着替えさせることを徹底してこなかった。様々な事情があったとはいえ、親が娘の成長を止めていたのは事実である。

 

今回はいいタイミングなので、私が先陣を切って娘に一人で着替えるように促し始めた。そしたら叩かれまくったってのが、上で紹介した二つの奴。

 

自宅では親がサポートして着替えさせるのが当たり前。

 

これが娘の脳に刻まれており、物凄い抵抗にあった。

 

数日続いたかなぁ。

 

服を脱ぐように声かけたら叩かれて、服を着るように声かけたら叩かれて。服を投げられ、引っ掛かれ。

 

怒りで腕をギューとつかまれた傷が、今も残っている。

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最初はミミズ腫れしてたけど、よくなりつつある。

 

傷がつくほどの力で爪を食い込ませたと考えると……よく考えたらレアな体験だよね。嬉しい。

 

このように傷つけられることもあれど、娘が着替えを習慣化するためには避けては通れない道である。

 

どんな攻撃されても泣き喚かれても徹底無視。暴力には屈さない。何がなんでも自分で着替えるまで攻撃を無視しつつ、たまに何気ない感じで声かけする。

 

それを続けてみました。

意外に順応が早い

1日目、2日目、3日目と少しずつ娘の着替えに対する反発は弱くなっていった。

 

4日目になると、「おてつだいやってー」と声をかけてはくるものの、自分でやるように促しても反発はない。

 

壁に背を向けながらパンパースをはき、のそのそと着替えていく。ズボンもシャツも何も言わずにチャレンジしていく。

 

あらら?最初の抵抗は半端なかったくせに、意外と素直だなぁと思いつつ、風呂上り以外の着替えもすべて自分でさせてみることに。

 

風呂上りにパンパースにうんちをした後、全裸になってお尻を洗うのが娘の日課。その後の着替えも促したら自分でやりよる。

 

寝る前に長袖に着替えるのも、促したら自分でやってくれる。

 

やるじゃん。というか、できるじゃねーか。正直言って、こんなにスムーズに着替えられることに驚いている。

 

土日を挟んだらまた反発がくるかも……と警戒したが、今週も声をかけたら何も文句も言わずに自分で着替えていく。

 

昨日は、私が娘のドライヤーをしている間に、ひょいとパンパースをひろって着替え始め、なんと、ドライヤーが終わる前に娘が着替え終わってしまった。自力で。

 

反発も抵抗も何もない。ただ黙々と着替えるのみ。

 

もともと、それだけの能力があったってことさね。成長阻害してすみませんでした。

娘の力をみくびっている

娘は重度の発達障がいで、知的の遅れもある。言語の遅れもある。直近の発達検査では、2歳半との結果も出ている。

 

一緒にこれまでやってきた慣れもあって、娘には難しいだろうな……と感じることを未然に親が処理してきた。

 

例えば最近も、娘が着替えが私のシャツの下に隠れて見えない時。

 

「娘はきっと、下に隠れているズボンを見つけられないだろうな」

 

と無意識に考えている自分に気づく。

 

娘が洋服を前後逆に着ようとしてる時、

 

「娘はきっと、洋服が反対なことに気づかないだろうな」

 

と無意識に考えている自分がいる。

 

いやね、確かに娘には難しいことなんだけど、それを親の私がちゃちゃっと解決してしまってたんだよねぇ。しんどいから。

 

ヒントあげてみるとか、教えてみるとか。なんかこう、次に繋がるような形で対応していけたらと思う。

 

昨日は裏表になったシャツの直し方を教えたら、難し過ぎたようでバチクソ叩かれたわ。そういうこともある。

 

道は険しいね。でも一つずつ、自立を教えていきたい。

 

ここまで読んでいただき感謝。

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