営業自粛中に修理しようと思っていた、丸椅子が店内に放置したままになっていました。
昨日、板金専門・工場に持ち込んで、溶接補強・修理をしてきました。丸椅子を2セットです。
【中華街の細道の中を入っていったところにある板金専門の小さな工場】
中華街近くのソイを奥深く入ったところにある、板金専門店へ修理が必要な椅子を運び込み、溶接補強してもらいました。
こちらの板金屋さんは、椅子専門の板金ではなく、ベスパ専門の板金屋さんです。工場先には、板金途中のベスパのフレームが転がっています。
よく見ると、PX風のフレームをSprint風に板金仕上げしているようです。PX用のウィンカー部分を板金で覆った跡が見られます。
ベスパの特徴は、フレームが鉄製でできています。
長く乗っていると、錆びたり、曲がったりしてくるわけですが、板金塗装してから補修しなおすことで、新品同様のきれいな状況に復活します。
錆びてボロボロになった部分などは、丸々鉄プレートで差し替え溶接して、さらにはハンマーなどでたたき出しで形を整えます。
負荷がかかりやすく、錆びやすい部分などを何度も何度も板金再生することで、1960年~1980年台のベスパが、今も現役でバンコクでは活躍しています。
そして、フルレストアによって、色々と手が加えられているので、オリジナルの状態から、少しずつ離れていってしまいます。
バンコクには、中華街を中心に、運搬・運送手段として、ベスパが現役で走り回っているのをよく見かけます。
そういったベスパを陰で支えるのが、中華街の路地裏奥深くで、営業している板金屋さんですね。
ベスパのボディーを板金したものを、さらには、塗装屋さんへ運び込んで、ベスパ・ボディーのレストアが行われています。
今回は、こちらのベスパ専門の板金屋さんへ椅子の簡単な溶接依頼をしました。飛び込みで、まったく面識のない状態ですが、対応してくれました。
【椅子を修理・再利用】
今回修理に持ってきた丸椅子は、一層のこと捨ててしまおうかとも考えました.
しかし、ごみを増やしてしまうことも忍びないのと、新品を購入することで、さらなる出費をすることを抑えたかったため、修理して使い続けることにします。
今回修理に持ってきた丸椅子は、350バーツ程度(約1000円)で新品を購入したと記憶しています。
今回の修理代金は、50バーツ(約170円)に収まりました。
修理の手配、椅子の持ち運びは、自分で行いました。出費は、50バーツ・プラス各種手間暇といったところですね。
テレビが壊れたり、バイクがボロボロになったり、ジーパンが破れたりしても、なんとか修理してみて、再利用するようにしています。
使えるものをごみとして廃棄せずに有効利用するように心がけています。
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