勝手に評価 – オープンレジデンシア西方 78.5点
項目 | 10段階評価 | 加重 | 評価(100点満点) |
立地 | 7 | 30% | 21 |
生活利便性 | 8 | 30% | 24 |
築年数 | 10 | 15% | 15 |
建物の特性 | 7 | 15% | 10.5 |
独断による調整 | 8 | 10% | 8 |
評価 | 78.5 |
「素晴らしすぎない立地」 を獲得する実力
「オープンレジデンシア」はオープンハウス・ディベロップメントのマンションブランドなのですが、同社が語っている「都心の好立地に建つマンションを、適正価格でご提供する工夫を追求。不要な部分はカットし、安全面に関わる構造部分はもちろん、外観や素材の細部にまでこだわった洗練されたデザインの住空間を。」 というコンセプトに忠実に従いながら、かなり多くのマンションを23区内で供給しております。
私が思うオープンハウス·ディベロップメントの最大の特徴は、「素晴らしすぎない立地」
を非常にうまく仕入れているという点です。
オープンレジデンシアが作られる立地は確かに駅から近く便利なのですが、墓地の隣、急な坂の上、ちょっとゴチャゴチャした場所、敷地が狭い土地など、野村・ 三井・三菱住友・東急・東京建物といった、大手だとブライドが邪魔をして食指を伸ばしにくい立地が多いのです。
そのような立地でもうまく活用できる自信があるので、躊躇なく取得できるのがオープンハウス・ディベロップメントなのです。
ピカピカの立地ではないので、その分だけ土地の仕入れコストが抑えられるので、結果として、販売価格も他のブランドよりも抑えることができます。そして、販売価格が抑えられる
ということは、お客様にとって購入しやすくなるというわけです。
この戦略がはまって、 オープンハウス・ディベロップメントは野村・三菱・ 三井・ 住友と比
べても群を抜いて東京23区に多くの物件を供給することができているのです。
無駄を省くという意識は徹底されています。
基本的に物件ごとのモデルルームは作らず、1つのエリアに共通のモデルルームを準備しています。これを可能としているのが、各マンションの「仕様が共通」という事実です。 その意味では「スペシャル」 なマンションを希望する方にはそもそもコンセプトが合わないと言えるかもしれません。
このサイトでも既に書いたことなのですが(参照:マンションのモデルルームは何をするところなのかを考えてみよう。)、モデルルームとは華美なオプションを入れて生活感を排除することで、お客様に 「こんな素敵な生活ができちゃうかも」と夢を見させる場所なのですが、オープンレジデンシアのモデルルームは夢を見させる場所というよりも、自社が準備をするオプションメニューを選ぶ場所というイメージが強く、ある意味誠実な運営と言えるかもしれません。 (但し、 モデルルーム好きの私としては、このアプローチに理屈では納得しながらも、 なんとなく物足りなく感じてしまいます。)
また、物件自体もラウンジやゲストルームといった「おまけ」 は一切つけないことで、建築コストとランニングコストを抑えるように工夫がされております。非常に 「質実剛健」なイメージですね。
そんなコンセプトながら、この物件の立地はなかなか良いと思う。
ここまで、オープンレジデンシアの一般的な特徴を書きましたが、オープンレジデンシア西
方の立地は、同社の他の物件に比べてなかなか良い条件だと思います。
最寄り駅である、東京メトロ南北線「東大前」駅まで 徒歩8分、都営三田線「春日」駅まで徒歩9分と距離はあるものの、物件までの道のり比較的きれいに整備されており、物件周辺などは閑静な住宅地となります。
春日駅周辺にはクイーンズ伊勢丹、オリンピック、まいばすけっと、ダイエーといったスー
パーがたくさんあり、買い物には全く困りません。
学区となる誠之小学校は公立ながらレベルが高いことで知られますが、このエリアには東京大学の本郷キャンパスをはじめ、筑波大学附属、お茶の水女子附属、東京学芸大学附属、都立小石川、桜陰、順天堂、日本医科といった名門校も徒歩圏内にありますので、教育熱心なご家庭のニーズも満たすことができるものと思います。
既に書いたとおり、物件的には「スペシャル」ではありませんが、住まいよりも優先するものがたくさんある方や「経済合理性」を優先する方にはフィットする物件だと思いますので、コンセプトに共感できる方は是非見学に行ってみてほしいと思います。
付録 (5月28日の株式損益)
銘柄 | 取得価格 | 株数 | 終値 | 損益 |
日本航空 (9201) | 1,900 | 100 | 2,212 | 31,200 |
前回よりも少し利益が増えましたね。よしよし。
今のところ日本航空株しか所有していないので、そろそろ次に何の株を買うかを考えようと思います。値動きの大きい小型株・中型株を買って、テンバーガーを狙うというのもありかなと思っています。
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