数日様子を見ることした。

情報を得れるだけ得て、
証拠らしいものを用意したかった。



ある日、蘭をよく泊めているという
蘭の母親の友達の家へ行った。

そこには、蘭と年齢の近い姉妹がいる。
みんなで楽しそうに遊んでいた。




最近の蘭の母親の行動を聞くと、
やはり周りが心配するような
言動が多いようだった。


蘭を親戚や友達に預けて、帰宅は深夜。
翌朝になることもあるという。

また、家は掃除などしている様子もなく、
ペットの世話もしていない。

もちろん臭いも気になる。
蘭からも独特の臭いがしていた。



まだ幼いため、
友達関係には響いていないようだが、
これから成長すると
女の子として心配だと
周りの大人は思っていた。



最近の話だけを軽く聞いて、
その日はうちに泊まる予定だったため
主人が蘭に声をかけた。

主人「そろそろ帰るよー!!」

蘭「いやだあああああ〜!!」


突然蘭が大声で泣き出した。


蘭「帰りたくない!まだ帰らない!」


普段から蘭は
泣きじゃくるような子じゃない。

わがままを言ったとしても
泣いて叫ぶような子じゃない。


よく話を聞くと、
自分の家へ帰ると思ったらしい。

蘭「家へ帰っても一人だし、
ママもママの彼氏も違う部屋へ行って
遊んでくれない。

楽しくない。寂しい。」


と泣きながら言っていた。


とにかくその場は、
主人「今日はパパの家に帰るんだよ。
今日はお泊まりだからね」
と、説明すると
すぐに納得して我が家へ帰ってきた。



我が子のそんな様子を見た主人は
やっとただ事ではないと確信した。

家に帰りたくないと泣き叫ぶ
その姿が蘭の隠れたストレスを表していた。







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