裁判の前に、
私が見たものと同じ調書や
主人の陳述書など、
裁判で裁判官へ証拠として提出される書類を
被告人も確認することができる。

そして、被告人はその書類で
証拠として出されたくない物を
消すことができる。

「この証拠は不同意だ」として、
黒塗りにされた状態で提出され、
裁判官が見れない状態となる。


そして、
私の供出調書と主人の陳述書の
ほとんどを不同意とされ、
かなり多くの部分が消された。


主人の陳述書は、半分以上が消されていた。

●生活面を教えられていたのか
疑問に思う程できていなかった事

●蘭の父親になると宣言した事

●幼い頃から暴力があった事

●蘭が事の重大さを捉えきれてない事

●蘭が恐怖に怯えている事

●蘭は一生この被害に悩み続ける事

●実母に反省が見られない事

●養父の実子や、それ以外でも
これ以上被害者を増やさないでと
願っている事



しかし、これらに嘘などはないため、
「これらを不同意として提出するのなら、
証人として、裁判に出廷し、
裁判のその場で全てをお話します」
と、返答しました。


証人尋問で主人が話すと、
陳述書に書いて提出するよりも
加害者側の印象は悪くなる。

裁判に出廷すると言うと、
突然相手側の弁護士が焦りだし、
「養父と話し合う時間が欲しい」と
言い出した。


私たちは、そんな中途半端な気持ちで
動いていない。

不同意にされたから仕方ないと
諦めるような、
そんな気持ちでここまで
やってきたわけじゃない。

本気で蘭のこれからを考え、
蘭が将来悩んだ時に
少しでも生きやすい環境でいて欲しいために
ケジメとして、戦っていた。


相手側がどう思っているのかは
分からないが、
私たちは、お金のためや
恨みだけでここまでやってきたわけではない。


自分のした罪を理解せず、
反省もしていないのに、
刑を軽くすることしか考えていない犯罪者に
ひるむつもりはない。


そしてその後、
養父は、主人の不同意部分を
全て取り消した。



そして、私の供述調書の不同意部分は

●育児放棄があった事

●母親は自分の幸せを優先していた事

●蘭に「人一人殺した責任を
背負って生きていけ」と言った事

●蘭に「一緒に遠くへ逃げてくれないなら
お前を殺してしまうかもしれない」
と言った事

●性行為を拒否しようとすると
拳を振り上げる素振りをした事

●「助けを呼んだらぶっ殺すからな」
と言った事

●心理的虐待の全て

が消されていた。



この事実を消されて、
裁判官に提出するなんて考えられなかった。

弁護士さんの提案で、
私の調書の内容は、ほぼ蘭の言葉を
そのままお話しているため、
裁判で証人として証人尋問を受けるより、
蘭の陳述書に入れた方が
説得力があるだろう、ということで
蘭の陳述書を訂正して
提出することにした。







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