*予めご理解ください*
以下は、一般的な内容となっており、全ての方に当てはまらない可能性があります。以下の内容が今のご自身にとって役に立つと思えばご活用ください。そうでない場合には、一つの知識としてお取り扱いください。病状には個人差があるので、現在メンタルのお薬を服用中の方は、ご自身の治療については、以下の情報だけで判断せず、必ず主治医にご相談ください。皆様のお役に立ちますと幸いです。
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皆様、こんにちは。
これまでのお話は、以下をご参照ください。
「メンタルのご病気からの根本的な回復についての私見1」
「メンタルのご病気からの根本的な回復についての私見2」
「メンタルのご病気からの根本的な回復についての私見3」
「メンタルのご病気からの根本的な回復についての私見4」
治療者の多くが、世の中のために役に立ちたい、世の中の病気の苦しみを減らしたい、病気を治したい、患者さんの助けになりたい、と思って仕事をしています。でも、根本的に治すカギの一つは、患者さんが治したいと決めること。その思いには治療者は介入できない、ということを知ることは、時に目の前でその方の苦しみを見ているしかない状況も生じうるので切ないこともあるのですが、知っておかざるを得ないと考えます。
一般的に―治療者としてできることをやり尽くしている時には特に―、たとえどんなに治療者が頑張って最善を尽くしても、きっかけは作れても、たとえ患者さんから、「何とかしてほしい」と言われても、患者さん自ら、「もう絶対に治したい。」と思わないことには、治療が一進一退である状況が続くことがあります。一時期良くなった、と喜んでも、またリバウンドしてしまう。その様子はまるで、スピリチュアル・ガイドが患者さんを、忍耐強く見守りながら、「自分の課題を越えられるまで繰り返し見つめましょう」と伝えているかのようです。
中には、治療に関することなのだから、治療者が自分の病状の全部の責任を負うはずだ、と思う方もあるかもしれません。ですが、患者さんが、医療提供者のアドバイスを参考にしながら、ご自身の人生に責任を持って、自分にできることを積み重ねていくことは、実は患者さんの責任なのです。
ですから、治療者が手を尽くし切ったケースになると、それ以上治療を進めるために、患者さんご自身で、変わりたい、と思って自ら状況を変えるために行動するか、または、患者さんご自身が、自分の信じる治療を探すために転院するという形で行動するか、以外に手立てがないことが多いです。(ここでは、家族や介護福祉等の支援まで含めて最善を尽くした結果のことを想定しています。)
とはいえ、日々、病気を治したい、と研鑽し続けている治療者が、同じく病気を治したい、と思っている患者さんに出会えないと、自分の能力や経験を十分に発揮できないので、治療者の気力や充実感が尽きてしまいます。ですから、治療者自身が、「自分はどのようなケースでより自分らしく力を発揮できるか」また、「自分はどのような能力や経験の使い方をすれば、より満足のいく治療者としての人生を送れるのか」という問いに、自らの答えを見つけることは、今世の使命を全うするためにも、大切なことだと思います。
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註1:今回の内容は、欧米でも大切なテーマです。そのため、”Liberated: How Past-Life Therapy and Spiritual Guidance-Based Treatment Can Set You Free.” でも、内容を深めて書いています。日本語版も楽しみにしていてくださいね。
註2:よろしければ、「江東区医師会 区民公開講座 うつ・不安障害を なるべくお薬を減らしながら治療するためのケア」(その 1、その 2)もご参照ください。
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