クライストチャーチからの日帰りツアーとして人気のアカロアがあるバンクス半島。ほとんどの観光客は、クライストチャーチからの国道を単純往復して、アカロア湾のクルーズと街散策を楽しむのが定番ですが、実は隠れた魅力がたくさん詰まったエリアなんです。
バンクス半島は、クライストチャーチ付近の南島東海岸から、コブのように飛び出た丸い半島。実は600万年前は巨大な火山だったところで、それが噴火を繰り返し、今のような形になったそうです。地図をご覧いただいてもお分かりの通り、丸い海岸線は入江が多く、これはカルデラ地形で海水が入り込んだ姿のようです。
一般的なアカロアの日帰りツアーでは、アカロア湾の全景を見下ろせる場所は、峠の1ヵ所のみなのですが、海辺の国道ではなく、サミットロードと呼ばれる尾根筋の景勝ルート（最下部地図の赤ライン）からは、様々な角度から終始アカロア湾の眺望を楽しむことができます。
時間に余裕があれば、アカロアへの往復のどちらかでこのサミットロードを通るのがおすすめです。
サミットロードからは、アカロア湾とは反対側の海岸線に降りる道があります。（最下部地図青ライン）なかなか一般の海外からの観光客の方が訪れることがないエリアですが、観光地を求めない静かで何もないリアルなニュージーランドの風景を探したい方におすすめの隠れスポットです。
バンクス半島は至る所にファームが広がり、海に違いところでは、断崖絶壁の真上まで牧草地がつづいています。緑の牧草地と青く大きな南太平洋、そして空とのコントラストが美しい牧歌的な風景が印象的な場所です。
狭い道で、ところによっては未舗装路もありますが、ゆっくり周って自分だけのお気に入りの場所探しや、誰も知らない絶景を見つけるのが楽しくなります。
この日は、知られざる入江に打ち寄せる波を眺めながら本を読んだり、超ローカルな海辺の寒村の姿をスナップ撮影するなどして、贅沢な時間を楽しみました。
地図を見ても分かる通り、サミットロードのアカロアへの後半は、西側の眼下に南北に長いアカロア湾を望む位置ですので、夕焼けタイムの素晴らしく美しい。
この日はお天気にも恵まれ、西の空がアカロア湾越しに茜色に染まっていくのが感動的でした。
サミットロード周辺の小高い山々も夕陽に赤く染まって美しい姿を見せてくれました。
日が沈んが後の数分間のマジックアワーもしっかり味わいました。その後に見えたか細い三日月が美しく沈んでいき、この日の幕を閉じていきました。
これからは、もっとバンクス半島の素晴らしさを皆様に知っていただきたいなと思っています。アカロアとクルーズ（下部地図の緑ライン）だけでは勿体ない！新しいツアーを作ってサミットロードや誰も訪れないようなローカルで静かな場所へご案内しようかなと計画中です。
弊社の「クライストチャーチからの日帰りチャーターツアー」のアカロアツアーでは、他社のツアーとは違い、クライストチャーチへの帰りにポートヒルズのサミットロード（上部地図オレンジのライン）を通ります。ここからのカンタベリー大平野の絶景や、時期によっては夕焼け空の美しさもご覧いただいています。
また、バンクス半島をじっくり回りたい方（青のライン）は「クライストチャーチ発ガイドにおまかせチャーターツアー」でもご参加可能です！
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