初級者向け!海外の病院で使う医療英語をシーンごとに紹介!

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コロナの影響により、海外に行けない日々が続いていますが、私たちが海外に出た時に如何に医療英語が必要か改めて感じさせられました。

海外旅行や留学中に病気にかかったり、事故に遭った利、トラブルに巻き込まれることもあるので、簡単な医療英語ぐらいは知っておいた方が身の為になります。

この記事は海外在住で実際に何回も病院に行ったり、現地学生をサポートしてきたASHが海外の病院事情から受付、診察、薬局など各ステップごとに病院での対応を含めて初級者の為にわかりやすい医療英語を紹介しています。

今覚えなくても、いざと言う時の為にブックマークしておくことも可能なので、落ち着いたら海外に行く予定がある方はご一読ください。

ステップ1 ~病院選び~

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旅行者や留学生は日本の保険会社発行の海外旅行保険に加入する義務があります。

保険に加入している人は、保険会社のしおりやホームページでキャッシュレスサービスを受けれる近くの病院を探しましょう。

海外の医療は非常に高額なので、自己負担額をなるべく減らすことが大切です。
またキャッシュレスサービス対応の病院には手続きをサポートしてくれる日本人スタッフも在住している場合が多いので、医療英語が苦手な方には安心です。

  1. 保険会社のホームページやしおりでキャッシュレスサービス対応の病院を探す
  2. 近くに対応の病院があれば、予約可能であればを予約する
  3. 近くに対応の病院がなければ、日本語や英語で安心できる病院を探す
  4. 保険証券と身分証明書を必ず持参する
  5. 国によりクレジットカード決済に対応していない病院も多いので、現金も持参する
  6. 病院までの道のりを調べて、予約時間に間に合うように行く
  7. 英語が不安な人は予め症状のメモを取っておく

ステップ2 ~病院の受付~

海外の病院に行くときは、必ず海外旅行保険証とパスポートなどの身分証明書を持参してください。

書類がない場合は保険が適応されない場合があったり、適切な処置が受けられないことがあります。

◾️病院の受付などで必要な英単語

受付 – reception
受付のスタッフ – receptionist
会計係 – cashier
診察室 – consultation room
検査室 – laboratory
病棟 – hospital ward
救急 – emergency room (ER)
レントゲン室 – X-ray room
手術室 – operating room
待合室 – waiting room (area)
海外旅行保険 – travel insurance
保険証券 – insurance policy
推薦状 – reference

ASH
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受付での会話例を紹介するよ!
外国人は必ず保険の有無と身分証明書があるか聞かれるので、予め準備しておこう!

受付:May I help you? (ご用でしょうか?)
患者:Hi, I feel uncomfortable. I’d like to see a doctor, please. (気分が悪いので診察をお願いします)
受付:What happened to you? (どうされましたか?)
患者:I perhaps have fever and headache. (熱と頭痛があるみたいです)
受付:Do you have your health insurance? (健康保険はお持ちですか/加入していますか?)
患者:Yes, this is my travel insurance policy. (はい、こちらが私の海外旅行保険です)
患者:Do you have non-cash payment service with my insurance? (キャッシュレスサービスは可能ですか?)
受付:Yes, please fill out the registration form. (大丈夫です、問診票のご記入をお願いします)
患者:Here you are. (はい、できました)
受付:Thank you. Please stay in the waiting room. (ありがとうございます。待合室でお待ちください)

  1. 受付で保険の有無を伝える
  2. 身分証を見せる
  3. 軽く症状を伝える
  4. 問診票を記入する
  5. 診察の案内があるまで待合室で待機する
  6. 呼ばれたら診察室へ入る

ステップ3 ~ドクターの診察~

ドクターの診察時は症状を詳しく説明しましょう。
日本語サポートが無い場合は予め症状を記入したメモを見せると効果的です。

海外の病院では日本のように個々の症状に対する薬を処方せず、総合風邪薬だけ渡されたり、痛み止めや解熱剤のみ処方されることも多いので、どんな薬が欲しいか伝えることも大切になってきます。

保険に加入している人は遠慮なく自分の要望を伝えましょう。

◾️症状に関連する英単語

症状 – symptoms
腹痛 – stomachache
頭痛 – headache
咳 – cough
目眩 – dizziness
*熱 – fever
寒気 – chill
吐き気 – nauseous
出血 – bleeding
嘔吐 – vomiting
斑点 (肌にできる赤みや腫れ) – rashes
下痢 – diarrhea
喉の痛み – sore throat
脱水症状 – dehydration
感染症 – contagious/infection disease
喘息 – asthma
食中毒 – food poisoning

*海外では発熱に対する概念が日本と異なる場合が多いです。37.0度で微熱とされる日本とは違い、37.5度までは熱じゃないと判断されることもしばしばあります。辛い時は「辛い」とアピールしましょう。

◾️感覚に関する英単語

痛い – painful
痒い – itchy
不快 – uncomfortable
発汗 – sweaty
息がしづらい – difficulty in breathing
フラフラする – dizzy

ASH
ASH

ドクターとの会話は緊張するけど、せめて症状名を言えるようにしておこう!
ドクターの言っていることがわからない場合は、「Could you speak more slowly?」「I don’t understand」など簡単な言葉で良いので伝えてみてください。
人にもよるけど、わかりやすく説明してくれるドクターもいます。

医者:What can I do for you today? (症状を教えてください)
患者:I have fever and headache. (熱と頭痛があります)
患者:I also have sore throat. It’s really painful. (喉の痛みもあります、凄く痛いです)
医者:When did the symptoms start? (その症状はいつからですか?)
患者:Since 3 days ago. (3日前からずっとです)
医者:Do you take any medicines/medications? (何か薬は飲んでいますか?)
患者:No, I don’t. (飲んでいません)
医者:Do you have any allergies? (何かアレルギーはありますか?)
患者:I can’t take aspirin. (アスピリンです)
医者:Okay, can I see your throat? (喉を見せてくれますか?)
医者:Now I’ll listen to your chest. (胸を聴診します)
医者:Inhale and exhale… (吸って、吐いて)
医者:Here is your prescription. (こちらが処方箋です)
医者:Please go to the pharmacy section next to the reception. (受付の横の薬局に行ってください)

患者:Can I get my medical certificate?

  1. 症状を伝える
  2. アレルギーが無いか必ず伝える
  3. 薬の希望があれば相談する
  4. 入院が必要な場合は入院日数の目安を聞く
  5. 理解出来ないことは再度確認する
  6. 処方箋を確かめて、必要であれば追加の薬も書いてもらう
  7. キャッシュレスでない場合は、診断書を必ず貰いましょう。

検査をする場合

症状によっては、血液検査やレントゲンを求められることもあります。
どれぐらいの時間が必要なのか、今日中に結果が貰えるのかなど聞いておきましょう。

KIKI
KIKI

海外の病院に行った時、結果は明日になりますって言われたこともあるよ。
病院は午後よりも午前中または開院時に行った方が良いかも。

医者:You need to do some blood tests and a chest x-ray. (血液検査とレントゲンが必要です)
医者:Please go to the laboratory C room. My assistant will be waiting for you. (検査室Cへ向かってください。アシスタントが対応します)
患者:How long would it take? (どれぐらい時間がかかりますか?)
スタッフ:I guess the tests results will be released in 30mins. (30分ぐらいだと思います)
スタッフ:Please stay in the waiting area. (待合室でお待ちください)

入院する場合

症状がひどい場合は入院になることもあります。
特に高熱、吐き気、脱水症状の場合は自己管理が難しいので入院を勧められます。
保険でカバーできるのであれば、入院も視野にいれて荷物を予め持っていきましょう。

◾️入院に関する英単語

入院する – be admitted
退院する – discharge
お見舞い – visit/visitors
1人部屋 – single room
*保証金 – deposit

*保険がない場合は先に保証金をいくらか納めておく必要があります。最後の精算で過不足を調整することになりますが、カード決済が出来ない場合もあるので確認しておきましょう。

YANAさん
YANAさん

海外の病院食はまずいで〜。
国よっても違うけど、揚げ物が出たり味の無いおかずが出たり、健康に良い食事が出る保証は無いから気をつけや!

医者:You need to be admitted for a few days. (2〜3日入院する必要があるね)
医者:Please submit this form to the admin office. (入院受付にこの書類を提出してください)
医者:They will give you further information. (詳細はそこで聞いてください)

受付:Please deposit 50USD. (50ドルの保証金をお願いします。)
受付:You will make a full payment when you discharge from hospital. (退院時に最後の精算をお願いします)
患者:Do you accept visitors? Is there any policy about it? (お見舞いは可能ですか?何か規則はありますか?)
受付:Visitors are allowed to stay in your room from 8 in the morning to 9 in the evening. (訪問者は午前8時から午後9時まで病室に入ることが出来ます)

ステップ4 ~薬の購入と精算~

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処方箋を貰ったら近くの薬局まで買いにいきましょう。
整腸薬など既に持っていて不要な薬は「I don’t need this medicine.」と処方箋の指をさして伝えましょう。

保険はある場合は、サポートスタッフが予め薬まで用意してくれている場合があります。
診察のみキャッシュレスや、薬まで全てキャッシュレスなど保険会社や契約により内容が異なる場合があるので必ずご自身で確認してください。

◾️薬局での英単語

処方箋 – prescriptions
*解熱剤 – fever reducer
痛みどめ – pain reliever
抗生物質 – antibiotics
目薬 – eye drops
ビタミン剤 – vitamin pills/supplements

*海外では「Paracetamol:パラセタモール」という解熱鎮痛剤が主流です。こちらは商品名なのですが、fever reducerと言う代わりに一般的な解熱剤として使われることも多々あります。

ASH
ASH

フィリピンでは薬局に薬の在庫がないことも多く、別の薬局まで行かないといけないこともあるよ!

患者:Hi, here is my prescription. (処方箋です)
薬剤師:Okay, please wait for a while. (少しお待ちください)
患者:I already have this medicine and don’t need it. (この薬は既にあるので要りません)

薬剤師:Please take this pill 3 times a day after meal. (このピルは1日3回食後に服用してください)
薬剤師:Please take the paracetamol once every 4 hour only when you have fever. (パラセタモールは熱がある場合のみ、4時間おきに服用してください)
薬剤師:We’re sorry that we don’t have the stock of this medicine. (申し訳ありませんが、この薬の在庫がありません)

  1. 処方箋を見せる
  2. 必要のない薬は要らないことを伝える
  3. カード払いができるか尋ねる
  4. 薬の摂取方法を確認する
  5. 薬の在庫がない場合は別の薬局へ行く
  6. キャッシュレスでない場合は、保険申請の為に各種レシートを必ず保管しておきましょう。

海外旅行保険の大切さ

海外旅行保険は高い、無駄と考えている旅行者も多いですがそれは間違いです。
病気にかかったり、事故に遭わないことが1番ですが、万が一トラブルに巻き込まれた時に保険があるのとないので状況が異なってきます。

保険が無いと高額な治療費を払えない、手持ちのお金がなくなる、入院の場合は病院でも1番安いに入り、クーラーも無い部屋で見知らず現地の人と同居になったり、他の人にサポートを求めたりなど迷惑もかかります。

留学生や旅行者はちゃんと保険に加入して、自分の為にも責任ある行動をとりましょう。

90日間以内の旅行・留学であればクレジットカード付帯の保険も利用可能です。
クレジットカードを持参するだけの自動付帯保険と、該当のクレジットカードで渡航の際の航空券を予約した場合に使える保険など2種類に分かれています。

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医療英語まとめ

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普段使わない分、医療英語ってなかなか覚えづらいことも多いですが、いざという時の為に知っておくことで安心感が違います。

この記事では、病院を探す〜お会計まで予想されるステップを順番ごとにまとめているので、ブックマークをしていざと言う時に見返してもらうことが可能です。

2020年に入り流行しているコロナウイルスにも不安があると思うので、追加編として下記もご参考ください。

◾️コロナウイルスに関する英単語

コロナウイルス – corona virus
コロナ正式名 – covid-19
新規感染事例 – new cases
患者 – patient
コロナ検査 – PCR test
マスク – medical mask
消毒液 – sanitizer/alcohol
隔離する – quarantine
自主隔離 – self-quarantine
都市封鎖 – lock-down
陽性/陰性 – positive/negative
外出禁止 – grounded

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