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発見!『きりせんしょ』の木型

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引き寄せてくれたのか?

 『えっ⁉何でこんなところに‼』見つけた瞬間『ビビ~~ン!』と体に電気が走りました。

『僕はココにいるよ!』と教えてくれたのかも…?

 少し前に七福やさまの『きりせんしょ』をご紹介したあと、自宅のどこかにあった筈と思い木型を探してみました。古いものを保管している場所を中心に徹底的に1日かけて探しましたが見つからず『捨てたのかなぁ~』と諦めました。何日かして隣の部屋の高いところにある戸棚が目に入り、何気なく開けたところお目当ての木型入っていたのです。写真にある黒ずんでいるのが昔から家にあるもの、50年くらい前幼稚園の頃は時々これできりせんしょを作って食べさせてもらいました。他のものは30年くらい前に父親が盛岡の道具やさんで買いそろえたもので未使用です。それにしても『何故こんな所から…』という場所に保管されていました。大切にされた道具には魂がこもると言います。七福やさんのきりせんしょを切っ掛けに1日探し続けた僕を『木型』が気づき居場所を発信してくれたのかもしれません。木型を戸棚から取り出し、写真を何枚か撮ったあとまた同じ場所に戻しました。次に木型を発見した人はどう思うのでしょうか?感動するのか?『なんだこれ?』と思うのか…。何十年先かわかりませんが見つける人の為に保管場所は告げずにおいて置きます。

 

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☝真ん中の使い込まれた木型が家に代々伝わるものです。

 いつの頃のものなのだろうか?

 5歳の頃の記憶の中にこの木型を使ってきりせんしょを作っている光景があります。その後何回かは使っていると思うのですが、両親が餅菓子の商売を本格的にはじめ、機械にてきりせんしょを作り始めたので木型は使わなくなりました。

 前回のブログで100年くらいの桜の木を使って作られると書きました。木を伐採してからの歳月を考えると最低200年くらいの歴史があると思います。母親に聞いたところ、65年くらい前に嫁に来た頃は既に同じように黒ずんでいたらしいです。代々伝わる木型と、30年前に買った木型、大きさは違いますが木の質が違うのか、持ってみると古い木型は見た目以上の重量感があり、新しいものは軽い感じがしました。おそらく左に写っている未使用の木型を同じように使うと何年かで壊れてしまうような感じがします。

 同じ戸棚には升も入っていました。この升でや粉を量っていた記憶がぼんやりあります。升も木型と同じように戸棚へしまいました。

 

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☝これも随分古いものです。曾祖父の代からか…?

 

古い道具だからこそ残る魅力

 和菓子のアンの中に落雁の木型の話が出てきます。ある一章を構成する大切なキーワードとして出てきました。その中で木型職人が希少な存在であることが書かれています。良い道具はそれだけ長持ちします。何十年…下手をすれば百年単位で大切に使われます。それだけ道具の回転がわるいという事だと思います。テレビで宮大工の道具も同じような事を言っていました。『このカンナ(特別に作られた物)が無くなったら同じ仕事はできない…』って。

 ネットで調べたところ、現在日本には6~7人の木型職人さんがいるようです。四国の市原吉博さんという木型職人さんがホームページとブログをやっています。なかなか面白い興味ある内容ですのでご覧ください。

 別なホームページでは3DCADで作っているという物もありました。樹脂製のものもあります。どれも正解だと思います。何れにせよ、木型を作り続けられるよう和菓子の伝統が永遠に続けばよいと心から願っているところです。それにしても、残っている黒ずんだ木型、これ以外にも幾つか使い込んだ木型はありましたが、ほかの物は傷んで使い物にならなくなったものがあったとか、良い木材を使って作られているものだけが残っています。

 

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