ここ2〜3回の投稿では現在のお話をしていましたが、
話はまた次男くんの生まれてすぐの闘病録に戻ります。
腸閉塞の手術を終えて、経過を観察中の次男を病院に残し、母は4/2に退院しました。
しかし、車で迎えに来てもらったその足で、別の病院へ。
実は長男の出産の時にも原因不明のひどい痔になったのですが、次男の時にもなりました。これ本当に酷くて。
帝王切開の手術を受ける前まではなんの前兆もないんです。
手術が終わって徐々に麻酔が切れてきて、下半身の感覚が戻ってくるとなぜか腰のあたりにすっごい違和感。手術後で屈んだり、身体を捻ったりなどとてもできないので、実際目視できないんですが、麻酔が完全に抜ける頃には苺くらい(看護師さん談)の痔ができてるっていう...。
自然分娩でいきむ時に痔になるというのはよく聞く話ですが、局部麻酔の副作用としてこういうこともあることをお伝えしておきます........。
次男の闘病に付き添うため、病院通いしなくてはなりませんし、長男の幼稚園の入園式ももうすぐでした。どちらもシャンと立っていたい!体を万全にしたく、私は退院後、事前に調べていた自宅近くの肛門外科に病院から直行しました。帝王切開などに比べれば簡単な手術ですが、それでも手術を受けたばかりの身体にもう一度麻酔を使って切除手術は禁忌だそうです。しかし、こちらのお医者さん、事情が事情ですし、やりましょう!と初診の翌日4/3には手術の予約を入れてくれました。
執刀してくれた医師に、手術のビフォーアフターの数時間でいきなり痔になったりするんですか?と素朴な疑問をぶつけました。私の場合外痔で、外痔は全くなんの兆候がなくても、血豆みたいなもので、手術の間のほんの数時間の血液循環の不順でも数センチまで一気に膨れ上がったりするそうです。
予防法はない...だそうです....。
こちらの先生は大学病院の消化器外科を務めたのち、個人クリニックの肛門外科を開院されたそうで、次男の腸閉塞についても色々と聞いてくださいました。4/3に日帰り手術をして、数日はベット上安静を言い渡され、言われなくてもベッドから動かんぞ、と思っていた4/4の午前中、Sセンターからの着信がありました。Sセンターを初めて受診した時から2年経った今でも、携帯の着信画面にSセンターと出るのはドキッとします。
「もしもし」
「こちらSセンターNICUのSと申します。弐くんのお母さまの携帯でしょうか?」
「はい、そうです。母です。何かありましたか??」
「どうも、弐くんの担当医のSです。突然のお電話すみません、びっくりされましたよね。実は弐くんなんですが、術後毎日レントゲン検査をやっているのですが、今日の朝のレントゲンで縫い合わせた小腸が破裂している所見がありました。外科とも相談してこれから緊急手術を行いたいと思うのですが、お母さんこれからすぐにこちらに来ることはできますか?」
「1時間以内にそちらに着きます!」
「助かります。ではこちらはすぐに手術の準備に入りたいと思います。」
相変わらず、私に術後安静の機会はないようです。
私が4/3に手術をすると決めていたので、翌日は動けないだろうと思い、母にもまだ帰らず家にいてもらっており、夫にも仕事を休んでもらっていました。長男は母にたのみ、とりあえず身の回りのものと円座クッションをひっつかんで夫とタクシーに飛び乗りました。
次男は、生きると決めて生まれてきた。
二度と生きることを変更などさせない。
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